表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人間→吸血鬼  作者: 布渋
4/5

種族、性別判明

 ジョンが机から1つの四角い箱を持ってくる。

「これか、これは……種族診断BOXだ、名前の通り

種族がわかる」

 そう話し箱に手をかざすと箱に文字が現れる。

[人間 男

健康状態 肥満

 食べる量を減らし運動をすると良いでしょう]

「あ、下の方は見ないでくれ、いや~あはは……」

「う……うん、今僕は何も見ていない」

 少し気まずくなるが、次にジンが箱に手を

かざす。

[吸血鬼 女

健康状態 飢餓

 栄養をとって体を休めると良いでしょう]

「へ……へー、つまり痩せてると……いや羨ましく

思ってないよ……いやマジで」

「はいはい……てか女か……まぁしゃあなしか」

「なぁ、どんな食生活をすれば痩せられるんだ? 頼むから教えてくれよ~」

 先程の机から取ってきたであろう干し肉を

食べながら尋ねてくる。

「うん……ならさ、まず食う量を減らせ、後は痣や

傷の処置とかはしなくて良いのか?」

「うぉ、そうだった、近くに食い物があるとつい

そっちに気が逸れちゃうんだよ」

 怪我の事を聞くと、すぐ机にある医療キッドを

開いて治療を始める。

「痛、あだ、やっぱ消毒は痛いな~、後机の上に

ある物なら何でも食ってくれ、まぁ旨いもんは

少ないけどな」

「ありがと」

 机の上にある干し肉を食べようとするが、服からヒュドラが出てきて干し肉を食べる。

「おいジン!! 噛まれてないのか? 大丈夫か」

「あぁ、こいつは味方だよ、何言ってるか

わかんないけど」

シャー

「そ……そうか、よろしくな……ブラザー?」

 少し困り顔をしているジョンを片目にヒュドラは食糧を食べまくる。

「ごめんねジョン、こいつは食べまくるタイプかも」

「そうだな、ジン、半分食いな」

 机の上にヒュドラを置くと、ジョンが自分の干し肉を半分渡してくれる。

「良いのか?」

「俺はダイエット期間中なんだ、そこまで多く

食えないからよ」

「すまないな、半分貰っちまって」

「それに机の上にあった奴はクソマズレーションだ、在庫処理してくれてありがたいよ」 

「お前……本当に優しいんだな」

 2人で話しているとヒュドラがジンの頭の上に乗る。

「だが……何か足りないんだよな~」

 少し考え込むと、机から肩掛けバッグを持って

くる。

「頭の上にバカみたいに頭が多い蛇……移動しづらいだろうしショルダーバッグでもどうだ? 俺じゃ付けられないからさ」

「ありがとう、でも何でこれを僕に?」

 肩掛けバッグをかけるとヒュドラがその中に入る。

「いや……あれだ、このバッグの持ち主からの預かりものなんだ」

「じゃあ返した方が――」

「いや、そいつらは逃げてね、返し手が

いないんだ」


 あぁ……つまりあれか。

 こいつらのいたチームはジョンを残して全滅、

そしてそん中の1人のものだったんだろうな~。


 少し辛そうな表情を見て考えを巡らせていると

外から爆破音と共に振動が伝わる。

「奴ら……何をしやがった」

「奴らって?」

「ここいらを洞窟にしている軍隊崩れ……いやまだ軍隊か、まぁ地底にこもっている軍隊が何かを始めたんだ」

「情報は?」

「う~む……規模は1000人程度で……奴らは痛みや死を全く恐れない、俺も銃弾を一撃ぶちこんだが……ぶちこんだ事にすら気づかなかったよ」

 絶望顔で話すと、マシンガンを構える。

「ねぇ、ここにある木箱って武器だよね」

「あぁそうだが」

「ならさ、それ使えば」

「ミニガンにRPG、グレネードランチャーにC4爆弾が6個、そして地雷が5個、これでどう勝つ」

「いや……ここは洞窟だぜ、そこでミニガンぶっぱなせば案外いけるんじゃない? 射程距離圏外や隠れやすそうな場所には地雷、そして天井にはC4を

仕掛けたりすれば良いんじゃない?」

「落盤させるのか、案外ありかも知れねぇ、隙を

作って逃げんだろ」

「出口までは?」

「えっと…普通に行って30分位だ」

「なら頑張って時間稼ぎしないとな」

 話がまとまるとジョンは地雷とミニガンを、ジンはRPGとグレネードランチャー、C4を持って隠れる場所が少ない場所へ向かう。

「僕はC4を天井に仕掛ける、ジョンは物陰に地雷を頼む」

「OK、仕掛け終わったらちょっかいかけてや……」

「いや、僕が行くよ、天井を歩けるんだ、奴らも苦労するぜ~」

「確かにな」

 和気あいあいと爆破物を仕掛けていると、何人かの足音が聞こえてくる。

「どうやら待っていれば来るらしいな」

「あぁ」


 さて……ゴーグル越しにしか見えないジョンは普通より見える範囲が狭い。

 そして吸血鬼は多少感知能力があるらしい。

 前からも来ているが後ろからも来てやがる。


 C4を4つ設置し終えるとグレネードランチャーを構える。


 さて……敵部隊よ、天井から来る爆発物にどう対応するかな……おっとにやけちまった。


ダダダダダダダダダ

 少しの間待っていると後ろからミニガンの発砲音が聞こえる。


 お、始まったか。

 なら僕の前にいるえっと……6人組にも撃つか。


ポン ドガーン 

 爆風で1人、爆破で2人を仕留めるが、残りの3人はこちらの位置を確認して隠れる。


 へ-……奴ら暗闇でも物がよく見えるのか、なら。


 そう考えるとC4を3人に向けて投げつける。


 反応はするよね、でも空中で爆破するならどう?


 C4をグレネードランチャーで撃つと、奴らが

隠れていた物陰ごと木っ端微塵になる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ