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木に服を着せる冬

作者: 蓮薔薇 揺麗

冬なのに雪も降らずつまらない


ただ凍えるだけの毎日を過ごしていると


四季のひとつが奪われた気分になる


それこそが日本の誇る自然なのに


枝は丸裸になり景色も物悲しげだ


雪のカーペットやスカーフが似合うように


紅葉は脱ぎ捨てたのにも関わらず


寒々しい冬に着せる服がない


これほどつまらないものはない


だから私は服を着せてあげた


雪ほどに似合うわけではない


それでも丸裸の枝よりはマシか


太陽で赤と緑に煌めく服を着た木々が


街並みを更に着込んで溶け込む

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