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究極のおうち=ダンジョン  作者: テラ
イントロ
3/10

キューブ:着地

振動を感じて目が覚めた。


「ここはどこ?私はだれ?」


”ここ”については 膨大な情報が流れ込んできた。


”私”については「我思う ゆえに我あり。好きに定義して♡だって」

面白い!

 早い話が、”私”は ”ここ”で好きなように家を作って好きなように暮らせばいいらしい。 そのために作られ送り出された存在。


そして そんな”私”を作った人たちのデータが これまた多いわ。

多すぎるので途中で読むのをやめた。


というわけで とりあえず 家づくりにかかろう。


最初はカタログにあるものを端から順番に作ろうかなぁ って思った。

でも 穴居人の生活? これ 山とか川とか作るのめんどうじゃない?


じゃあ 真ん中から作ろう。


「ローマの歴史」面白そうじゃん。

その1ページ目の生活を再現しまーす!



まず土を盛って、 前に川を作って 土盛りのどてっぱらに穴をあけて、洞窟住居を作る。

洞窟住居の前に、道をつくり、道を挟んで向かい側に土壁の家を建てる。

川の対岸にも 同じように一列に住居を作る。


 はいこれで ローマ遺跡風住居できあがり~。


住民は・・オオカミと人間ね。

 とりあえず オオカミさんは洞窟に

 人間さんは 住居に住むでいいかな。


 あ、 オオカミが住む洞窟の穴は天然っぽい感じにして

オオカミの洞窟がある丘と 人間の住む丘とは別々にしたほうがいいのね。


 では 川も支流に分けましょう。



なになに食料が必要ですって。

 えーと オオカミの獲物は草食動物ね

  馬と牛 羊・ヤギ・ウサギ・犬と猫でいいかな?


 カタログを見ると犬にはいろんな種類があるなぁ

  とりあえず マメシバとコリー、ゴールデンレトリバーにしておこう


 猫は 黒猫 三毛猫 真っ白くて毛がフワフワのやつでいいや


 猫のえさにネズミが必要?

  だったら白鼠と あとはハムスターにしておこう

  色も毛並みのいろいろでかわいいもん


犬は肉食だって。

 めんどいなぁ。

 熊・キツネ、その他もろもろの動物を出現させよう

 そのための草原と森と林もでてこ~い!


・・

ここまで来て 考えることに疲れた。

データを擦りあわせて配置するのが面倒になった。


だから、植物は データの一部をそのままコピーして生やした。


惑星丸ごと改造して生物を進化させるのは面倒だなぁ。


ちょっと気晴らしに ご先祖様?の歴史の最後のページを見た。

ふむふむダンジョン! これいいねぇ。


「そうだ 惑星改造はダンジョン形式にしよう!」


というわけで 最初にデザインした古代ローマ遺跡風の惑星は 一つの次元として独立させて、それとそっくりさんの惑星を お隣の次元にもう一つ作った。

この新たな次元が ダンジョンワールドである。

元次元の惑星は 成り行きに任せることにした。


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