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9話

まじかよ。チューレ村までいちいち徒歩で行かなきゃならんのか…他に速くいける手段はないのだろうか


それならあそこの店に貸し出しの三輪車があるよ〜あれがあればチューレ村までひとっ飛びだね!


エリサスとてつもなく冴えてるわね。これに乗ってレッツゴーね!って、そんなわけあるかーーーい!!!貴方達は真性のアホなのかしら?


普通は、三輪車より歩いた方が断然速いもんね〜ということで三輪車はやめてあそこの貸し出し馬車で行こうよ〜代金の支払いはこのユリカさんにおまかせあれ!


おぉ〜流石ユリカ!よっお金持ちっ!美人!天然バカ女!女神!


こいつさりげなくユリカのことディスってるわね。こんなこと聞いたらユリカは許さないと思うんだけど


ゆ・う・い・ち???ゴゴゴゴゴゴゴゴ


ひぇぇぇぇぇぇっっ!!!どうかお許しを〜!ほんとはめっちゃスタイルが良くて胸がおっきいって言おうと思ってましたぁ!


それってただの逆効果じゃないかな…僕もそんなセクハラまがいのこと言われたら引くよ。


やだ♡祐一ったら、変態さんなんだから〜


ユリカちょろすぎるわ…一瞬にして機嫌を直すとは。流石変態ナンパ師なだけあるわね。貴方


不名誉すぎるその呼び方!?まったく嬉しくないんだが!だったらもっとイケメン優し男って言ってくれよキリッ


はいはい。キモヲタの祐一はほっといて馬車を貸し出ししてる店主に話しかけるよ〜


いらっしゃいガキンチョ達。今ならこの馬車を1000ベラの所を500ベラにしとくよ。


なんでそんなに安くしてくれるのかい?なにか裏があるのかと疑ってしまうよ。


実は町全体にお前らの情報が流れてるんだよ。なぜここにいるのかレレト城をおさめている王女、ヒカリお嬢様に会いに来たのかを全部知ってるんだよ。それでこんなにいいやつらを支援しない訳にはいかないからこんなに安いのさ


俺達はまだレレト城に来て浅いのに、どうして俺らの情報が漏れているんだ?なにか事情があるのか?


ここは情報統制と漏れが激しくてな。ここからは憶測になるんだが、ヒカリお嬢様がわざと流していい情報と流してはいけない情報で分けているらしいんだ。だから町中にヒカリお嬢様の手下がそこそこいるんだ。流していい情報は手下が周りにばら撒くようにってな…


でもどうしてそんなことをするのかしらね?わざわざそんなことをするぐらいなら徹底的に情報を漏らさないようにするか、だだ漏れにするかはっきりしたらいいんだわ


そこらへんまでは俺にはさっぱりわからない。だが一つだけ約束をしてほしい。ヒカリお嬢様は簡単に信用しないほうがいい。絶対に裏があって怪しい人間だ…謎が多すぎる


ジジジッ…


この音はまずい…!お前らさっさとこの馬を買ってチューレ村までいってこい!手下がもうじきここにくる!


わかったよー皆!さっさと馬に乗って城外にいくよ!


ヒヒーンペシン

タカラッタカラッ


移動中…


なんだかレレト城は不気味な所だったな…いったいヒカリお嬢様は何者なんだろうな?


そんなこと知らないわよ。でもそれは遅かれ早かれわかることになるわね。


そんなことを話してる間にチューレ村に着いたようだね。昼だというのに辺りがどんよりとしてるね…まるでここで何千人が死んで廃墟になってしまったかのような気さえしてくるよ。


あぁ、やっとタスケガキタ…タスケガキタ…


ねぇ、あそこに負傷してる村人がいるよ!今すぐ治療しないとやばいかもしれない!まっててね今消毒液と包帯だすからね。


その負傷している村人は、全身に歯のような形のあざや無数の傷があり、明らかに誰かがやったものだとわかるような感じであった。


グ、ウゥゥゥゥゥゥゥゥ…ガァァァァァァァァァ!!!


ユリカそいつ様子が可笑しいぞ…!今すぐ離れるんだ!


狂乱化した村人がユリカに襲おうとしていたその時だった…



ブシャッッッッッッ!!


突然何者かにより一瞬にして村人が切り刻みになり、やがて全身が粉になって消し飛んだ


どうやら間に合ったようだね。大丈夫かい?そこのお嬢さん


はい…助けていただいてありがとう御座います。さっきの村人はなんであんなに可笑しくなったんですかね?


人間というものは受けられる身体的ダメージと精神的ダメージは決まってるものなんだ。そのキャパシティを超えてしまうと人は闇化して、理性が消し飛んで辺りの人達を無差別に攻撃するようになるんだ。


あぁなってしまったら殺すしか救済はなくなるのかい?薬を投与して治す的なやつとか


あぁなってしまったらまた元に戻すなんてことは不可能に近い。殺される前に殺すしかないさ。


って事はさっきの村人は魔王の手下である忌々しいのに精神と身体を犯されてしまったって感じか…


ところで貴方の名前はなんて言うのかしら?私はネルトと言うわ


名前を言い忘れていたね。僕の名前はムラウラと言うんだ。チューレ村に偶然通りかかった勇者さ。


そう言う彼は身長は180cmぐらいで、体型はやや小太りな感じだ。片手に剣、片手に盾をつけている。全身は鎧で覆われており素顔をみることができない


ムラウラ敵が何体いるかわかるか!?一刻も速く敵の侵攻を防がなくちゃならないんだ!


あんまり覚えてないんだけど、僕が通りかかった時は5体しかいなかったな。だがその者からの邪悪なオーラは半端なかったよ。


事情はわかったよ。とりあえずみんなで魔王の手下を追い払う事が優先ね!いきましょう!


チューレ村から真っ直ぐに10分ぐらい走っていると邪悪なオーラを放った2体を発見した


クククッ…我らが占領した村に貴様ら人間風情がくるとは実に運がついてないな?ここで八つ裂きにしてくれるわ!


ヒヒヒッ。お前らの首を持って部長にほめてもらうんだヒヒヒ…だからここで殺さないと仕方がないんだ


ふん、かかってくるがいいさ。変身!ペガサスモード!

ヒヒーン!(魂の叫びをくらいなさい!ウィンドブレーカー!)


ぐがぁッッッ!俺様に傷をつけるとは…ふざけた真似をするじゃねぇか!闇に落ちよ…呪いの誘い…ハァァァァァァ!!


なんだこれ!俺に変なオーラが纏い始めたぞ!


それは呪い効果って言って、つけられた者はある一定の時間が経つと倒れてしまうんだ…速く呪いをつけたものを倒さないと!時間がないよ!












































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