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にゃーとなけば猫  作者: 和寂
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タイトル未定2025/12/30 17:44

『こちら第5車両ミリア軍曹、恐らく敵の新型偽装効果幕です。先日の東部第二方面での作戦で同様のものと遭遇しました』

「三神了解。何か特徴等はあるか」

『レーダー、量子反応共に特徴がないのが特徴と言いますか、とにかく不自然に自然な反応が返ってきます。強いて言うなら光学迷彩としては完璧ではない程度です』

「了解。……第三車両ハリス准尉、精神干渉系が得意だな?」

『こちらハリス准尉。ええ、一通りは』

「よし。私とハリス准尉で制圧を試みる。その間第六車両は我々のカバーに回れ」

『『了解』』


 車両から出て車列の前方に移動する。

 ハリス准尉が隣の空中に立つ。と、チシャ猫のような笑みを浮かべ少しだけ頬を赤らめる。しかしこれは演技だ。

「任務とは言え三神さんの隣に居られるとは光栄です。あとで玲奈さんが怖いですね?」

「洒落にならない冗談はよせ。そちらの投射強度をこちらがサポートする形で行く。いいな?」

「はい喜んで。ではいきます」


 ハリス准尉が差し伸べるような形で左手を挙げ、領域指定の補助として固定した。

「領域固定、量子干渉情報構築:精神干渉TypeS9、お手を」

 ハリス准尉の右手に左手を重ね、構築された量子情報の周りに投射の工程を巻きつけるように構築する。

「固有周波数2.4、投射強度16. 8。リリースt(マイナス)8」

『山の裾野付近より量子反応! 対処しますか?』

「不要だ。干渉情報構築完了。投射」

「投射!」


 一瞬だけ隣から猛烈な殺意が膨らみ、精神干渉構造を持った量子の波とも言うべきものが飛んでいく。

 山向こうで構築中だった量子構造体が、術者の意識が刈り取られたことにより弾け飛ぶ。


『効果観測、追加反撃なし。無力化に成功したと思われます』

「この強度の投射で意識を残せるとは考えにくいが、伏兵への警戒怠るな』

『了解!』


 さて、当初の作戦ではもう少し先のポイントで攻勢に移る予定だったが、見つかってしまったならしょうがない。

 それにしても、あの偽装幕使えるかもな。


『第三車両で先行して調査します。よろしいですか?』

「許可する。伏兵にはくれぐれも気をつけろよ」

『了解』


 ジョンストンが運転する車両が、先行して山腹へ向かう。至近距離で停止し、素早く展開し、近づいていく。

 先頭の一人が偽装幕の端に着き、無線を飛ばしてくる。


『こちらヨハン、中隊規模の術師を確認。完全に意識を失っているようです。……見慣れぬ装備をしているようです』

『ジョンストンより、第四小隊、第五小隊も応援を頼む。警戒を厳にしつつ偽装幕の回収を開始する』

『『『『了解』』』』


 中隊規模か……。こんなトンチキ発明品が出てくるのは第五研か第八研だ。ただ、どちらも二個小隊程度の部隊しか持っていない筈。いや待てよ。

「第五車両ミリア軍曹、東部第二戦線で偽装幕を見たと言ったな」

「はい。ただ、その時は個人単位で被るように装備していた為、透過率は微妙なところでした」

「ふむ。感謝する。全体に通達、偽装幕の回収完了次第、作戦を続行する。各員周囲警戒厳に」

『了解』



こちらも年単位の更新となってますね。

面白い作品があるとついそっちを読んでしまうのでしょうがないですね。

また気が向いたら更新します。

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