彼の意思を継ぐ者。
私は、誰?
私は影。
時に、生き物の真似をするだけの存在。
時に、物体のそばで、動かぬ存在。
私が自由に動く事は、許されない。
ーーーそんな事、誰が決めた?ーーー
世界だ。
ーーー世界って、誰?ーーー
分からない。
ワカラナイ。ワカラナイ。ワカラナイ。
そんな時、彼が現れた。
私が守ると誓った、1人目の人。
彼は、動かぬ人形に、私を入れてくれた。
私は、初めて自分で動けた。
私は世界に存在している事がわかった。
彼は、その直後に、殺された。
彼は全てを私に託した。
私は彼。
そう思った時、私の中に、もう一つの意思が芽生えた。
彼の記憶全てを持った、彼事を、俺と言った者。
私は、辛くなって、私の意思を封印した。
いつか、彼がいなくても平気になったら、意思を戻そう。
そして、俺 が、別の体で、目覚めてから、しばらく経ったある日。
俺 は違和感を覚えた。
俺の体は、こんな影みたいな、色だったか?
種族も、影ではなく、人間だったはずだ。
俺の名前は?シェイト。
でも、ステータスと、俺の意思ではない何かが、
俺の名前はシャドーだと言う。
もし、俺が、シャドーならば、シェイトは誰だ?
そうか、彼は死んだ。
私は、彼のコピー。
私は、シャドーだ。
しかし、シェイトである、俺がいる。
俺には、シェイトであると言う、記憶はある。でも、意思が無い。
私には、シェイトの記憶は無い。でも彼の意思をついでる。
私の中の人間の定義は、意思と記憶両方ある者。
俺の中の魔物の定義は、意思か記憶しか無い者。
私は、意思はあるが、記憶のない魔物。でも、彼の意思がある。
俺は、記憶はあるが、意思の無い魔物。でも、彼の記憶がある。
私達は、1個体に彼の意思と記憶がある。
ならば、私は私と言うオリジナルであり、彼と言うオリジナルでもある。
私は彼。でも彼は私では無い。私は、彼の記憶と意思があるだけで、彼の体はないのだから。
私は、復讐を決意する。
彼を殺した、あの国に。
彼の生まれたあの国に。
彼のいないあの国に、もう用は無い。
私は、国を1つ、滅ぼした。
私は、影の世界に、逃げた。
私の愛する、彼の遺体とともに。
ーーーそれから、全ての時間を捧げ、彼を蘇らせようとした。ーーー
彼の影から生まれた、私なら、できるはず。
しかし、影彼は目覚めなかった。
私は悲しんだ。
でない涙を流しながら。
私は、修行をすることに、した。
彼の目指した、影魔術を究極にするために。
彼の行いは、間違って無かったと言えるように。
それからは、毎日を魔術に費やした。
もう、守る者は何もない。でも、彼の意思を継ぐと決めたのだから。




