修学旅行3
お久しぶりです。前よりは短い期間で投稿できたのではないでしょうか。
いつもと違う目覚ましの音で目が覚めた。
「おはよう琴起きた?」
「まだ寝てるよー」
寝起きじゃない声で帰ってきた。
「早いね」
「まあね、いつもは朝練で起きてる時間だから目が覚めちった」
「私はいつもの目覚まし時計じゃないから、起きれるか心配だったよ」
「そりゃ起きれてよかったね」
カシャっとカメラの音。
「なんで今写真撮った?」
「なんでって言われましてもね」
「消しなさい」
「やだ」
「もう他の人に見せないでね」
朝からやり合いたくはなかったから私が折れた。
準備のために洗面所に向かい、鏡を見た。その瞬間、琴へ猛ダッシュだ。
「お願い!さっきの消して!お願い!!」
「え?嫌だけど?」
さも当たり前のように言ってくれる。
「こんなにおも…かわいい澄が撮れたんだから消したくないよ〜」
「面白いって言いかけた!あとかわいいじゃなくて、かわいい(笑)でしょ」
「そんなことより早くしないと遅れちゃうよ」
「ほんとだ」
お茶を濁されてしまったが、その通りなのでまたもや写真を消させることに失敗した。
二日目の自由行動では、いろいろな観光名所の寺社を回るつもりだったが、伏見稲荷大社だけでギブアップした。
「思ったより場所がバラけてるね」
「まあ事前に地図見よろって話だけどね」
「大丈夫だってあたしに任せろって言ったのはどこの陸上部員よ」
「あはは!そんなのあたししか居ないじゃん」
こいつ開き直りやがった。
「悠宇君は大丈夫?」
「うん大丈夫だよ楽しい」
先程から写真を撮りまくっていて、なんとなくウキウキという擬音が似合いそうな雰囲気なので社交辞令では無いと思うが。
そんなこんなで九割食べ歩きとなった二日目の京都観光が終わった。
「次は修学旅行じゃなく来ようね」
突然、悠宇君に言われた。
「うん。えへへ」
驚きと照れたせいで、ちゃんと返事はできなかった。琴と矢上君と四人で歩いているところを容易に想像できた。
三日目(と言っても帰るだけなのだか)
「皆さんバスに乗りましたか?隣の席の人が居なければ教えてください。…居ませんね。それでは出発します。」
「さよならあたしの京都」
「何それどういうこと?」
「別に意味は無いかな。今度四人でどっか行きたいね」
「そうだね。今度はしっかり計画立てて行こうね」
三日間の修学旅行は無事、事故なく事件なく家まで帰ることができた。ちなみに悠宇君は学校に着くまで寝続けていた。
気付いたら師走ですね。今年の抱負は忘れましたが




