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修学旅行1

お待たせしております。不意の長期休みで進めれるかなと思ったのに普通に忙しい。私に休みなどなかった

四月、ゴールデンウィークが終わった五月、この学校の二年生の最大の行事が待っている。それは皆さん察しが着いているであろう修学旅行だ。

行先はここ十数年は二泊三日で京都となっており、私たちも例に変わらず京都へ行くことになっている。京都で何を修学するのかという疑問はあるが、それは歴史的文化や遺産なのだろう。それ以外あるのか?いやない。とはいっても昨今の修学旅行は修学一割旅行九割な様相が多いのであまり気にする必要もない。


さて、私たちの修学旅行の予定は二日目が自由行動となっている。京都ならばどこに行ってもいいそうだ。自由過ぎやしないかとも思うが先生たちがそれでいいならいいのだろう。しかしその自由にも少しばかりの制限がある。それは班だ。五から七人の班を作りそのメンバーで行き先を決め予定を立てて行動する。


そしてちょうど今その班決めを行っているが、私は友達もとい冗談を言って談笑できる相手が琴しかいない。なのでとりあえず琴と二人組を作ったがそこから地獄、誰も来ない。来ないと言ってしまったが来られたら来られたで私が困ってしまうのだが。

「ねえ琴どうする」

「どうしよっかってもほぼ班出来ちゃってるよね」

「そうだね私たち二人じゃダメかな」

「うーんダメじゃないかもだけどもう一人連れて来ていい」

「え?ちょっと」

「大丈夫大丈夫」

琴は言い残して教室内の人混みから一人連れて来た。

そして来たのは眠たそうな目を擦り前髪の長いマスクを付けた私の彼氏だった。

「大丈夫でしょ?」

「大丈夫なんだけど悠宇君はよかったの?」

「うーん今何してるの?」

これはダメだ。しかし彼には申し訳ないがこのクラス内で私たち以外と話しているところを見たことがない。というか完全に寝てたな。

兎にも角にも班のメンバーが三人になった。しかしその後が続かないがその時に班が決まってないのが私たちだけになっていた。気づいていない間に大人数班や少数班が多数できていたみたいだ。そんなこんなで私はあまり話したことの無い人と班にならなくて済んだ。


修学旅行当日の朝

「いってきます」

「いってらっしゃい。今日は早いのね大荷物だし。家出でもするの?」

私の母親は私に興味が無い訳では無いのだが、周りの変化に対して気づきが遅い。

昨日までタオルや旅行用の歯ブラシなどの準備も手伝ってもらってたのにも関わらず先のセリフが飛び出てくるのだから。

「修学旅行だよ。三日間帰ってこないからビックリして電話してこないでね」

何故こんなことを母に注意しないといけないのだ。

「そうだったわねいってらっしゃい」

「はーい」


学校に行く途中で琴と出会った。

「おはよう澄。キャリーバッグなんだね」

「おはよう。琴はボストンか」

「それにしても早くない?まだ朝じゃないじゃん暁じゃん」

「そうだねこの時間に起きたら二度寝するよ。とは言っても大会とかになったらこんな時間なんじゃないの?」

「まあねその度に言ってる気がする」


学校に着くと観光バスがクラス分止まっていた。

自分のクラスのバスの下の荷台にキャリーバッグを入れバスに乗り込む。

「結構早いほうだったね」

バスの中には数える程しかまだ居なかった。

「来てるけどバスに乗ってない人もいたしちょうどいいくらいなんじゃない」

「あたしたちも出てる?」

「ううん座っておくよ」

と事前に決めていた座席を見つけ座る。私の席の隣は言うまでもなく琴だ。そして後ろが悠宇君の席で彼はもう既に着席して、眠っている。

「寝てるね」

「うん、寝てる。朝弱いって言ってたし頑張ったほうなんじゃないかな」

「そうかもね」

カシャっとシャッター音がした。

「修学旅行1枚目は後東君の寝顔」

「もう何してるのよ」

と言ったものの私もスマホを取りだし写真を撮らせていただいた。


「では出発しますけど全員いますか?周りに空席があれば教えてください……無さそうですね」

先生の点呼が終わりついにバスが出発した。悠宇君はまだ起きてない。

次回も気長に待ってね

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