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二年生始業式

お久しぶりです。またよろしくお願いします。

「おはよう澄ー」

登校途中で琴と出会(でくわ)した。

「おはよう。なんか珍しいね学校の中以外の琴の制服姿って」

「確かにあたし部活あるから行き帰りは別々になるもんね」

「一応私も部活入ってるけどね。じゃあその部活は今日はないの?」

「放課後はあるよ朝練は休み。始業式だから先生も準備とかあって見てらんないって」

「そっかーまあそうだよね」


「ところで琴は選択科目に数学入れたの?」

少し意地悪な質問を投げ掛ける。

「なんで?入れるわけないじゃん?意味わかんない」

これ以上ない真顔で答えられた。

「まあそうだよね。じゃあクラス別々になっちゃうかも知れないね」

「そっかその可能性を忘れてた。澄大丈夫?あたし居なくても友達できる?」

「大丈夫に決まってるでしょ。私をなんだと思ってるのよ馬鹿にしてるの?」

「ごめんごめん澄小さいからさ」

「小さいのは関係ない」

「でももしクラスが別々でもあたしのこと忘れないでね」

「忘れたいな〜」

数々のいじりの仕返しに上の空で答える。

「もう澄ちゃんのいじわるぅ」


とほぼ会話が途切れること無く学校に着いた。

下駄箱は三年間同じ場所のようで、この前卒業した三年生のところには真新しい生徒の番号が書かれたステッカーが貼られてある。

靴から学校指定の上履きに履き替え二年生のフロアへ向かう。

「二年生か〜」

「そうだよ二年生だよ。一階少なくなって楽になったね」

この学校の校舎は四階建てで四階から下の階に向かって一年生、二年生、三年生のフロアとなっている。一階は主に職員室と芸術系の専用教室がある。

「そこはどうでもいいんだけど」

どうでもいいのか。

「勉強も難しくなるだろうし、部活でも後輩入ってくるだろうし忙しくなるなって」

「琴がなんだか大人に見えるよ」

冗談めかして言ったが、私は置いて行かれている気分になった。

「お子ちゃまの澄ちゃんには分からないのだよ」

と言いながら指定された教室―一年の時のクラス、一年一組だった人は二年一組の教室―に入る。やはりクラスはまだ発表されていない。


「おはよう悠宇君。来てたんだね」

悠宇君はいつも私よりも後に学校に来る。

「今日はたまたま早く出ることになったからね」

「咲ちゃんの送り?」

これもたまに早く来る時の理由だ。

「そんなとこ。それも今年で最後だけどね」

「来年から小学生だったね。日向ちゃんも来年高校生だよね」

「合格すればね」

「不吉なこと言うねお兄ちゃんなのに。志望校はどこなの?」

「勉強してる素振りないからね。志望校はここだって、だから余計不安なんだよ」

日向ちゃんの成績については聞いたことがないが、話をしている限りはそこまでお馬鹿という感じはない。

「日向ちゃんなら大丈夫だよ。でも体調には気をつけてあげてね」

「経験者は語るだね」


というところでチャイムが鳴り先生が教室に入ってきて

「体育館に移動しますよ廊下に並んでください」

と号令をかけたので話は中断された。

体育館には一年生が先に整列していてとても初々しくかわいかった。

始業式など特筆することはなく、教室に戻りクラス発表が行われた。

その結果なんと悠宇君、琴と同じクラスになり、矢上君とは別々のクラスになってしまった。

「矢上だけ別だねドンマイ。寂しくなったら琴ちゃんの所に来ていいんだよ」

と爆笑しながら琴が矢上君をいじっていたことは言うまでもない。


次回新キャラ登場!?(予定)(あくまでも予定)

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