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冬休み7 初詣

そろそろストックが……

「寒いから厚着していきなさい。あんまり遅くなっちゃダメよ」

お母さんが言ってくる。

「わかってるよ。できるだけ早く帰れるようにするから」

素直に答えておく。

「いってきます」

少し鬱陶しかったので、予定より早く出ていった。


「はあやっぱり早く着きすぎたな」

こういう時お母さんのお節介は仇になる。

しばらくの間スマホでSNSやゲームをしていた。

「澄じゃん早いね」

琴がやってきた。

「お母さんのお節介から逃げてきたら早くなっちゃった」

「小さい子が夜に出歩くんだもんね」

「小さい子言うな。琴も充分小さい子だよ」

「違うよあたし150センチあるもん」

小学生のような口喧嘩をしていると

「俺からしたら両方チビだけどな」

「矢上許すまじ」

悠宇君と矢上君も到着した。それにしても来るのが分かっていたような琴の反応だった。

「これだけ無駄にデカいボディガードが居れば大丈夫だね」

「どこが無駄なんだよ」

「無駄じゃんデカすぎて邪魔なくらい」

「もう揃ったし行こうよ」

琴と矢上君の漫才は見てて面白いがたまに終わらなくなり私に火種が飛んでくることがあるので早めに切り上げさせた。

「そうだねレッツゴー」


「すごい人」

到着したはいいものの人集りでほとんど身動きが取れない。

「阪元はぐれないように俺のどっか掴んどけ」

「ありがとう」

「つまむな!痛いだろ」

こんな時でも琴は矢上君いじりをしている。

「澄ちゃん」

悠宇君は手を出し私はそれに従い掴まる。

「しっかり掴んでてね。はぐれたら危ないから」

「うんありがとう」

握る手に力を入れる。


「やっと着いた」

ようやく賽銭箱近くまで来れた。

「二礼二拍手一礼だよね」

「そうだよあってるあってる」

「よかった」

順番が来た。

二礼二拍手、今年はありがとうございました来年もどうかよろしくお願い致します、一礼。

参拝が終わった。

「まだ時間あるけどどうしようか」

「甘酒あるぞ」

「よし行こう」

琴がまさにピューという擬音で走っていった。

「早いね」

「さすが陸上部ってところだな」

「お待たせ温かいよ」

「ありがとう」

「そこのベンチで座ろうか」

ベンチに座り何分か喋っていると周りから

「あけましておめでとう」

と声が聞こえてきた。

「うわ出遅れた」

「ほんとだ」

「じゃあせーの」


「あけましておめでとうございます」

「今年もよろしくお願いします」

あけおめ

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