秋の学校行事3 文化祭
文化祭デートはしたことないなもう出来ないな
体育祭が終わったのもつかの間、二週間後には文化祭が控えている。
今は月曜日の放課前、終礼の時間を使い文化祭で何をするのかを決めていた。文化祭といえば主に劇か飲食といったところだが時間や管理の都合上、劇は12クラス飲食は8クラスまでと制限がある。そして上級生が優先となってしまうので必然的に一年生は他のことをしなれけばならない。
そしてその他のこととして今黒板に書かれているのは
・お化け屋敷
・催し物
・展示
の三点だ。
私としては展示がいいのだが人気がないと思うので多数決になった場合、催し物の方に手を挙げることにしている。
お化け屋敷は暗幕を貼ったりコースを作るのが面倒だし。決して暗いのが怖いとかでは無い決して。
案の定多数決となり、担任の先生も含めた過半数以上を獲得したお化け屋敷となった。私は途方に暮れた。
私は美術部ということもあり―ほとんど行ってないけど―看板のデザインを任された。当日も琴の尽力もありキャストではなく受付ということになった。
看板のデザインは簡単にお化け達の百鬼夜行のようなものにし、ひとまず紙に書いたものを文化委員の人に見せると
「福永さんらしいね」
と言われ見たほかの人たちも揃って「らしいね」と言われた。私はお化けっぽいということか?
琴に聞いてみると
「そうじゃなくてお化けはお化けでもめっちゃ可愛いじゃん幼児向けじゃん」
「私みんなから幼児だと思われてるの?」
「じゃなくて描く絵がってことだよ」
そうか私の絵はかわいいのか。しかしリテイクはなくOKが出たのでそのまま看板に使うベニヤ板に鉛筆で下書きから色塗りまで一週間以内で完成させた。完成したのは文化祭五日前のことである。ここから特に事件など起こらず当日を迎えた。
文化祭当日
開会式も終わり自分たちの出し物のあるクラスへそれぞれが散らばって行った。
私たちのクラスのお化け屋敷は最初こそ人が少なかったが一時間を過ぎた辺りから急激に列が増え始め受付が慌ただしくなっていた。
私と一緒に受付していた中学から同じの香坂翠ちゃんが
「すごい増えてきたねわたしも昨日リハーサルで入ったけど凄かったよ」
「凄かったって?」
「クオリティ高い」
「へえ」
「あんまり興味無い?」
「興味無いことは無いんだけどね」
「お化け屋敷苦手タイプか」
「まあね」
「だってあの看板だもんね」
と言って目を向けた先に私が描いた看板が飾られていた。
「そんなに変?アレ」
「変じゃないよ上手だし流石美術部って感じなんだけど」
「まあ出てきた人との雰囲気とは合ってないね」
「しかしまあ列すごいね」
話を逸らされたが私もこれ以上膨らませることは出来なさそうだったので助かった。
「澄、翠お疲れ交代の時間だよ」
と琴がやってきた。
「じゃあ河村君、谷丘君よろしくね」
と言って私の文化祭の仕事が全て終了した。二日目に仕事は当たっていない。
その後一日目は琴と周り、二日目は琴の計らいで悠宇君と文化祭デートができた。ありがとう琴。
次回時が戻ります




