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秋の学校行事1

アニメ見たいな屋台出てる文化祭あるん?

この学校では体育祭は秋に行われる。その影響もあり、九月の二週目の日曜日に体育祭、四週目の土曜日曜に文化祭これが終わるとテスト一週間前そして定期テストと九月から十月にかけては猛スピードで過ぎていく。

だから体育祭、文化祭でカップル成立という流れは日本の学生では共通だろうと思うが、直ぐにテスト期間となり倦怠期に陥るというこの学校のOBOG曰く悪しき伝統らしい。


夏休みが終わると直ぐに体育祭の準備が始まる。

各委員会や運動部が生徒観客席や保護者、来賓者席の設営、得点板の掲示等々あてられた仕事に励んでいる。

私はというと委員会には入っておらず、美術部は力仕事には参加できないので教室の窓から働いている学生たちを眺めていた。

「アリとキリギリスみたいだね」

と私の彼氏後東君もとい悠宇君が呟いた。

ちなみに呼び方は琴に

「付き合ってんのに苗字はないでしょ」

と言われ、悠宇君、澄ちゃんに落ち着いた。まだ少し照れるが。

声も慣れなのかずっと話しているとだいぶ聞こえるようになってきた。がまだ聞き返すことが多い。

「キリギリスはどちらかって言うと先生じゃない生徒に丸投げしてさ。私たちは巣の中にいる働きアリだよ」

「働きアリも何割かはサボっているっていうのを聞いたことがあるよ」

もう放課後なので帰ってもいいのだが、みんな働いているのに帰っていいのかというズレた良心が私たちを教室に留まらせている。


「おーい澄ー居るんなら手伝ってよー」

と下から琴の声が聞こえてきた。

「なにをー」

「これー」

と重たそうなダンボールを持ち上げた。

「私絶対無理じゃん」

「確かに、じゃああと何箱かで終わりだから一緒に帰ろ」

「おっけー」

と言って琴はダンボールを持って行った。

その話を聞いて

「じゃ俺先帰るね」

と言って悠宇君はカバンを持った。

「うんじゃあねまた明日」

「また明日」

颯爽と帰って行ったが数十秒後すぐに戻ってきて机の横に掛けてある体操服を取って恥ずかしそうな照れ笑いをし

「今度こそバイバイ」

「バイバイ」

と帰って行った。あの人可愛すぎません?実は私の彼氏なんですよ。ドジっ子な部分を見せられ私は萌えていた。


それから二十分程してから琴が教室にやって来た。

「帰るんだから下で待っててもいいじゃん」

「ごめん今から行くとか言ってくれればよかったのに」

「そっか」

こっちもドジっ子だ。

「体育祭楽しみだね」

「琴は走るの早いからいいけどさ私遅いもん」

「クラス全員リレーあるもんねでも大丈夫!あたしが何とかしてあげる」

「ソレハタノモシイナー」

「なんで棒読みなの」

他愛のない話をしながら、家へ帰っていった。

クラス全員リレーで半分くらい(40人中20番目くらい)で周回遅れにしたことならあります。

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