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第二学期始業式2

始業式編を二回に分けるとは笑

私は中庭のベンチに座っていた。そこに琴が全力疾走で駆けてきた。

「メッセの内容なに!?」

余程急いできたのか息を切らしまるで怒っているかのように聞いてきた。

「そのまんまの意味だよ」

少し冷静にはなったがまだ上の空、本当にあの時間は現実だったのか分からないほどに。

「で応えは?もちろんOKしたよね」

「それが返事は後でいいって言われて立ち去っちゃった。私も呆然としてたし」

「今も呆然って感じだけど。まあいいや矢上に連絡だ」

と琴はスマホとにらめっこしメッセージの通知音がする度に表情を一喜一憂させていた。

「後東君、今矢上のとこに居るみたいだけど誰にも相談せずにやったんだって、ってことで現実なんだって」

それを聞いて顔が熱くなる。お湯が沸かせそうだ。

「澄顔真っ赤じゃ写真撮っていい」

「ダメ」

カシャッとシャッター音が鳴る。

「撮ったじゃん」

「ごめんごめんこれは永久保存版だな」

にっこりと琴が笑う。

「でもあんなことやこんなことしといて付き合ってないのはあたしも不健全だなって思ってたんだ」

「あんなことって?」

「手を繋いだり、腕抱きしめたり、目の前で泣いたり、二人っきりで花火見たり暗がりに入ったり」

半分以上琴の過失じゃないかとツッコミを入れたくなったがそのおかげという点も見逃せないので許してあげることにした。

「でも返事は待たせ過ぎるのは良くないよ応えは決まってるんだから」

「そうだよね落ち着いたら返事するよ」

「それいつ落ち着くの」

ぐうの音も出ない返しはやめて欲しい。

「今週中ね今日月曜日なんだから時間あるでしょ矢上にもそれで後東君に伝えてもらうからいいね」

「わかった」

「はい送ったもう、でもとかやっぱりはできないよ」

さっき琴が言った通り応えは決まっているのだ後は返事するだけ、よし頑張ろう。


その日の晩、私はスマホの画面を凝視していた。

メッセージで返事は応えようとしているのだ。しかし、内容は決まっていても言葉が上手く見つからない。先程、琴に相談してみたら『知らね』と一蹴された。くそ!あいつ今ゲームしてるか漫画読んでるな。その時にたまに帰ってくる返事だ。


そして考え抜いて送ったメッセージは


『お昼はありがとう嬉しかった

実は私、後東君に一目惚れしてたんだよねその人と両思いだって分かって嬉しかったと同時に現実か分からなくなっちゃっただからあの時ぼーっとしてたんだ

だからね私も言わせて私と付き合ってください

これからもよろしくお願いします』


変で長い文章なのはわかっているでも、反省も後悔もしていない。

よかったね澄ちゃん

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