夏休み1
夏休みの宿題はやらずに有耶無耶にして出さないタイプでした
「お邪魔します」
「どうぞあたししか居ないからそんなに畏まらなくていいよ上がって」
私は琴の家に来ていた。その訳は今日があの勉強会が行われる日なのである。
「ちなみに宿題やってる?」
「やってるよたまに」
やってないなと思いつつ今日の琴の時間割を考えた。
私はというと毎年七月までには終わらすのでもうほとんど終わっている。
「後東君と矢上君はいつ来るの?」
「知らない一応駅から家までの地図送って近く来たら連絡するように言ってあるから」
「そっか」
と言った矢先、琴のスマホが鳴った。
「おっそこのコンビニまで来たって迎えに行こっか」
「わかった」
「迎えに行くから待っててって送るね」
と言って迎えに行った。
「お邪魔します」
と後東君と矢上君が琴の家にやってきた。
「まずはどこまで終わったか見せ合いっこだね」
「おっいいぜ」
「じゃあいくよせーの」
と見せあった結果、
私は前述の通り8~9割終わっている
その次に終わっていたのが後東君で半分ほど
そして運動部に所属している二人は1割終わっていないほどだった
「お前ら」
「澄が怒っている」
「福永が怖い」
「当たり前でしょ矢上君は今までを知らないからアレだけど琴はいつも最後までやらなくて私に泣きついてきたでしょ」
と早口で捲し立ててしまった。
後東君もウンウンと頷いている。矢上君あなたもか。
「まあいいややりましょうやらないと終わらないし」
「澄が怒っている」
「もういいからまずは比較的得意な科目から片付けよ」
「分かった頑張る」
「答えは見せてあげれないけど分からなかったら教えてあげるから」
「それって答え見せてくr」
「なに?」
「なんでもないです」
と私も心を鬼にして琴に宿題をやらせた。
数時間が経って。
流石運動部の集中力と言うべきなのか、集中しだしたら凄いもので琴はあっという間に半分の科目を終わらせてしまった。残りは半分と言いたいところだが、その中に数学が入っているので時間的には半分よりも多く残っているだろう。
「はあ疲れたこんなに勉強で集中できたの初めてだよ」「俺もテスト前より勉強した気がする」
後東君も残っていたものを全て終わらせたようだ。
「ほんとに凄い集中力だったよこの調子で毎日すればあっという間だね」
「「うん」」
自身のなさそうな金輪際しなさそうな返事だったので
「あっという間だね」
と念を押した。
すると琴が
「そ、そうだまた勉強会しようよじゃあ絶対に終わらせられるし」
「そ、そうだなそれがいい」
「私たちもうやる宿題ないんだけど?」
と意地悪を言ってみた。
「そこをなんとか琴様」
「冗談わかったよいつなら大丈夫?」
「やったー」
「ありがとう福永様」
「もういいから」
と一度でも嬉しかった夏休みに後東君と会える日がまた増えたのだった。
毎日無理そうとか言ったけど出来そうとか言うと無理になる現象




