第一学期末テストが終わって
一学期最終日
七月某日正午過ぎ
「テスト終わったね」
「うん…終わった…」
琴のテンションが高校に入って一番低くなっている。
その訳はもちろんテストの結果である。今日がテストの答案返却日だけなのでもう放課後なのだ。
なのにこのテンション、もしかしたらこの前の中間より悪かったのかもしれない。
「そんなに悪かったの?」
と聞いてみると
「全体は前よりは悪く無かった」
「じゃあどうして」
「数学が…」
察した。
「大丈夫だよ次また一緒に頑張ろうよ」
「ありがとう持つべきものは澄だね」
とその時矢上君と後東君が食堂から昼ごはんを持って教室にやってきた。先程も言ったが放課後なので別に帰ってもいいのである。
「阪元落ち込んでんなポテト食べるか?」
と矢上君が買ってきたポテトを差し出した。
「食べる」
とだけ言って一つ取り食べた。
矢上君も私と同じく
「そんなに悪かったのか?」
と言いながら琴の成績表を勝手に取り上げ見た。
「おっギリギリじゃん」
ギリギリだったのかと私は思った。琴には悪いが赤点かと思っていた。
「そうギリギリなの」
「だったら補習ないからいいじゃん」
とフォローしたが
「だってあんなに頑張ったのにだよ40点だよ」
この高校では40点未満が赤点となり各長期休みに補習が行われる。
採点方法は中間期末のテストの平均点×0.8とその他提出物や授業態度の点で100点満点となる。
つまりテストの点数以外の残りの20点はその教科の先生の裁量なのである。
「じゃあ次見返してやろうよ」
「そうだよねまだ次あるもんね」
「そのためには夏休みの宿題は自分でやりなよ」
「ぐぬぬ」
「当たり前じゃんそんなことばっかりやってたら次こそ赤点だよ」
「わかったでも分からないところあったら教えてよね」
「出来る限りね」
「じゃあ勉強会の日にち決めなきゃ矢上と後東君、いつ空いてる」
「俺たちもなのか」
「お前たちもなのだよ」
と勉強会もとい宿題会の日が決まった。
よく考えてなかったが、夏休みも後東君会えるということだ。それに気づいたその日の夜に母親に大声を出すなと言われたのは言うまでもない。
夏休みどこに行ってもらおうか




