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ゴールデンウィーク6

ゴールデンウィーク終わりです。

「怖かった」

とほぼ空気しか出ていない声で出口から出てきた。

「琴怖がりすぎ」

「悠宇は意外と平気そうだな」

と先に出ていた二人に言われた。

「だって怖かったんだもん」

と反論するがもう次へ足が向いていた。


それから私に気を使ってか絶叫系には行かず比較的のんびりとした時間が過ぎていって、

「あれ?もう5時過ぎてるじゃん」

「ほんとだどうする?」

「じゃあ次ので最後にしよっか」

「ならジェットコースター行ってきなよ私待ってるからち」

「それだったら澄が最後じゃないじゃん」

「私はいいよ、ちょっと疲れちゃったし行ってきなって」

「そうじゃあ行ってくるね。おい矢上行くぞ」

「はいはい、悠宇も待っててくれ」

と琴はジェットコースターの列まで行った。

ちなみに「おい矢上行くぞ」のくだりは今日ずっとやっていた。

私たちもジェットコースターの近くのベンチまで行ってそこに座わることにした。


「琴、私と違って絶叫とか好きだからずっとソワソワしてたし」

と独り言のようにつぶやくと

「俊もああ見えてとても楽しそうにしてる」

とお化け屋敷の時と同じ優しく心地よい声が聞こえた。突然聞き取れていることに驚いたが平常心のつもりで

「それならよかった、琴振り回してばっかりだからちょっと心配してたんだよ」

と返すと今度は後東君が目を丸くしている。

「声聞こえるの?」

「うん、なんかね聞こえる」

「なんだか嬉しい」

と言って私が入学式の日に落とされた笑顔を向けてきた。

「意外と面倒なんだよねメモで伝えるの」

「そうなんだ、なんだかごめんね」

「いいよ話したい人にしかそれしないし」

え?それはどういう意味ですか?勘違いしちゃっていいんですか?

とその時琴たちが戻ってきた。

「ふえー楽しかった」

「よかったね今度は私以外の人と来た方がいいね」

と言うと

「それは絶対ないわ」

と一蹴された。なぜ?絶叫マシンが好きな人と来た方が良くない?と思ったが間髪入れずに

「じゃあ帰ろっか」

と言われたので言えなかった。

そして、その琴の声で帰りのバス停に向かった。


帰りのバスの中は静かだった。解散の駅がバス停の終点でよかったと思ったほどに。私を含め四人ともバスの運転手に起こされるまで目が覚めなかった。

恥ずかしすぎて顔が真っ赤になり最後の最後まで思い出に残るゴールデンウィークとなった。


ゴールデンウィーク最終日、琴と宿題勉強会もとい私の宿題を琴が写す会が行われたのは今回とはまた別の機会に。

妄想を垂れ流すだけは思ったより多くなっちゃう笑

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