ソラとクロ
ソラの、楽しい楽しい人生の始まりです
俺は中学2年…友達はあまりいない。 かといって、友達がいないわけでもない。
ー8月5日 金曜日ー
『キーンコーンカーンコーン』
今は二時間目が終わった休み時間なのだが、他の奴みたいにしゃべ ってる暇などなく、テスト勉強に没頭している。 (あまりしたくないんだけど……)
「ねぇ、ソラ!!」 「何?俺今忙しいんだけど…」
今話しかけてきたのは、カイリといって、俺の数少ない女友達だ。 いつもやたらとテンションが高い。
「そんなに怒んなくたっていいじゃん!!」 「別に怒ってないよ…で、どしたの?」 「…あのさ、今度の日曜日暇?」 「暇だけど暇じゃない!」 「は?なにそれ?どゆ意味?」 「予定的には暇だけど、テスト勉強もしないといけないってこと。 」 「なら、映画いくから、12時ちょうどに、サクラ駅集合ね!ごは んは、あっちで食べるから!」 「OK、わかった……て、待て!なに勝手に決めてんだよ!」 「え?だって、暇なんでしよ?」 「だから、暇だけど暇じゃないんだってば!」 「も~いいじゃんか~。堅いこと言わずに、行こうよ~。隣のクラ スのリクちゃんも来るんだからさ~。あと、ソラとなかいいクロも 来るから!」 「ん?クロは知ってるけどリクって誰?」 「は~?なんで知らないの!?」 「いや、知らんもんは知らんだろ!」 「なんでよ~、ソラとダンス一緒でしょ!?」 「そだっけ?まぁ、見たらわかるでしょ。ハハハ」
あ、いい忘れてたけど、俺はダンスをやっています。((照))
「てことで、よろしく!」 「ハァー。しょうがないな~。」
と、いってる間にチャイムがなりそうだったので、カイリは慌てて 席についた。
ー8月7日 日曜日ー
俺は、言われたとおりサクラ駅にきたのだが、少し早かったようで 今はまだ、11時45分だ。
今の俺の服装はあまり女の子の出掛ける時のような、いけてるとは 言えないかっこだった。 上はTシャツ(黒)【↑It is wanted!】と書かれている。 矢印が顔にあうように設計してある。
下は普通のジーパン、鞄は肩にかけるタイプだ。
少し暇だったので、ケータイをいじっていると、後ろから
「おはよう」 と、美しく通った声が聞こえてきた。
後ろを振り替えると、髪は黒くストレート、スタイルはモデルみた いで、服装は、青のTシャツに、下はスカートで、眼鏡をかけている 。
「え!?あ、おはよう、…リクちゃんだよね?」 「え!?う、うん。そう、だ、けど…」 彼女は、俺が知っていると思っていたみたいで、すごく驚いている 。(それも当然だけど…)
「ソラー!リクー!」
声のするほうを振り替えるとそこには、カイリがたっていた
「今いくー!」 といったと思いきや、もうスピードで走ってきた。
「ハァー、ハァー、お待たせー、っハァー、ハァー。」 「いや、なぜ全速力!?」 「おーい、ソラー、みんなー」
と、また声のするほうに振り替えると、クロがいた
「おぅ、クロー、早くこいよー。」 「おぅ!」
というと、まもあうスピードで走ってきた。
「ハァー、ハァー、ヴェー、モーン」 「なぜお前まで全速力!?しかも、まだヴェーは、よしとしてもモ ーンって、なんだよ!うしかお前は!てか、バカかお前ら!
と、突っ込んでいると、リクが、 「……フッ!」 「え!?なんで鼻で笑うの?『クスッ』とかならわかるけど。」 「じゃ、みんな行こっか!」 「オオー!」 「無視すんじゃねーよ!」
と、俺たちはホームへと、入っていった
始まりと内容は変わりません