No.5:あいつと最終目的地へ
長い間投稿出来なくてすみません(;つД`)
ようやく8週間にわたる実習が終了しました♪ヽ(´▽`)/
まだあと1週間実習あるし、就活もまだなんだけどね…( ノД`)
週1ぐらいで投稿したいと思っているので、よければ読んでやってください(>_<)
浴衣に着替えてからはあっちへフラフラこっちへフラフラ…。今はお土産屋を物色中。
あいつは店内の試食を食べつくし中。店員さんも買ってもらおうとアピールしてるけど、多分買わんだろうなぁ。なんでわかるかって?長年の付き合いだよ。……と言っても3年ほどだが。
「あっ、後少しか…」
突然思い出したかのようにポツリと言うあいつ。
「何が??」
「ん?こっちの話♪(*´ω`*)」
……何か企んでるな。この顔…何かムカつく。
「じゃあそろそろ行こうか。」
今まで摘まんでいた八ツ橋の試食品の最後の一つを口にして店の出口に向かうあいつ。あんだけ摘まんでおいて買わんのかい!
「え!?待ってよー!」
急いで私も出口へ向かう。あー、この下駄走りにくくて嫌だなぁ…
「……うわっ!」
段差でつまずいて…こける!!だから嫌なんだ下駄なんて!!
「……大丈夫か?そんな急がんでも、出口で待ってるっちゅーに。」
どうにかあいつが間一髪のところで支えてくれたらしい。待っててくれるならそう言って欲しい。バカヤロー。
「ありがとう…」
「どういたしまして。王子様みたいだったろ?」
どや顔で言うな。王子様のイメージ崩れるわ。私の想像する(妄想とも言う)王子様はお前の顔より100倍イケメンだわ。…まぁ、そんなこと言ったら、また捨てられた仔犬の目をされるから言わないけど。
「ハイハイ。」
「そんだけ?冷たいなぁ(´;ω;`)」
…ヤバい。きゅんとしてしまった。その目は卑怯だわ。
「……行くんじゃなかったの?」
「そうだった!!行くぞ!!」
「いや、だから……」
……どこいくの?って言おうと思ったけど辞めた。どうせ答えてくれないし。
店を出て10分程歩いた私達は某神社の前へやってきた。明かりほとんど無いじゃんか…。暗くて怖い……。
「……どうした?怖いのか?」
気付けば奴の袖を握っていたらしい。恥ずかしい…!!
「……何でもないよ!こんな暗いところに何かあるの?」
「あと5分か……。ちょっと奥まで行くぞ。」
おいおい、私の言葉は無視かい!!
「え?ちょっ……待ってよー!」
神社の裏手の森の中にどんどん入っていくあいつ。河が近いのか河の流れる音がして、少し涼しい。
「とーちゃーく!!」
ちょっと……慣れない下駄でよくそんだけスタスタ森の中歩けるな。お前は野生児か。……ん?到着?
いつの間にか森は開け、私達は崖の上に来ていた。