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関係

さあ、今日はリオにクリスマスプレゼントを渡す日。


「りょちゃー!」

「おっすー」

「急に呼び出されたけど…なんかあった?」

「サプラーイズ!」


そういって俺はリオに準備していたプレゼントを渡した。


「えぇー?!ありがとう!」

「メリークリスマス!」


よし、サプライズは成功だ。

俺は成功したことに安堵していると


「りょちゃ、はいこれ」


なんとリオも()()()が入った紙袋を渡してきた。


「え?リオも準備してたの?」

「うん!メリークリスマス!」

「ありがとう、中見ていい?」

「いいよ~」



俺は中身が気になりすぎた。

なにせ俺が渡した袋の数倍は重たかったからだ。

中を見てみると、コップやタオルが入っていた。そしてリオも手作りのプレゼントを入れてくれたらしい。なんと手編みのマフラーだ。


「彼女から手編みのマフラーとか天国か?ここは」

「ふふっ、そんなに喜んでくれるとは思わなかったよ(笑)」

「めっちゃうれしいよ!ありがとう!」


リョウサンタとしてサプライズをするつもりだったがまさか

向こうも準備していてプレゼント交換会になるとは…


俺はそのマフラーを巻いてもらい、少し一緒に散歩に行くことにした。

気のせいかもしれないが心なしかこのマフラーは普通のマフラーより暖かい気がした。


「リオ、今度うちでランチしない?」

「いいの?親とか。」

「あー確かに」


当たり前かもしれないが俺たちの付き合いはどちらの親も知らない。


「もう、言っちゃう?」


リオはいたずらな笑みでそう言った


「え?なんか恥ずかしいな」

「じゃあこうしよう!私がりょちゃの親に付き合ってるこというから私の親にりょちゃが言ってよ!」


んん?緊張で心臓止まるよ?そんなこと


「私のお母さん迎えに来てくれるらしいからそこで、ね!」


おいおい嘘だろ急展開すぎやしないか?


「よし!じゃありょちゃのお母さんに挨拶しに行こう!」


俺の家の前。俺はインターホンを鳴らし、親を呼ぶ。


「何ー?」


出てきた親は俺の隣の少女に少し驚いていた。


「私リオって言います。リョウ君とお付き合いさせてもらってます!」


恥ずかしそうにリオは言った。そうすると


「えー?リョウに彼女か。よろしくお願いね」


よくわからんが応援してくれてる、のか?

そんなことを考えているとリオのお母さんが車で迎えにやってきた。

そして俺はリオのお母さんに少し会釈をし、


「あの、僕リョウって言います。少し前からリオさんとお付き合いさせてもらってます!」


リオのお母さんも俺の親のように応援?してくれるみたいだ。めっちゃ緊張した。

言い終わった後心臓が飛び出そうなくらい激しく動いていた記憶がある。


こうして学生としては珍しい気もしなくもない親公認のカップルが出来上がった。


昨日さぼってしまい申し訳ありませんでした

なるべく毎日投稿できるように頑張るので応援おねがいします!

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