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ぐちゃぐちゃ

(シュッ)


俺は疑問を晴らすためにリオにメッセージを送った。


「リオ、一個聞きたいんだけどいい?」


「いいよ」


幸いリオは今落ち着いているようだ。


「なんか俺に冷めちゃった理由とか聞きたいんだけど」


「なんで?」


なんで?俺は教えたくない特別な理由があるのかと少し身構え、返信をしようかとしていると

リオから追加のメッセージが。


「よくないところがあったからかな。」


俺は記憶の中のリオとの思い出やらを探った。

しかし自分で間違いに気づくのはやはり難しいことですぐには思い浮かばなかった。


「もっと詳しく教えてくれる?」



「私が嫌って言ったことしたのも原因だよ。」


そういえば二人でイチャイチャしてた時に一瞬リオの顔が曇ったことがあったっけな。

すぐにどうしたか聞いて誤った。その時リオが「大丈夫だよ」と言っていたから安心していた。


よく巷では女子の「大丈夫」は大丈夫じゃないと言われているが本当だったのかと痛感した。


実はあの時リオの心に大きなダメージ、もしかしたらトラウマまで植え付けてしまっていたのかもしれない。


俺はなすすべもなく猛省するほかなかった。

過去の自分に会えるならぶん殴って止めていたかもしれない。


でももうできない。俺は過ちを犯し人に恐怖を植え付けた。

最低な男だ。


「ありがとね教えてくれて」

「大丈夫だよ」

「ごめんね、怖い思いさせちゃて。」

「大丈夫だよ」


わかってる。大丈夫じゃないことくらい。

最後のやさしさで俺が自己嫌悪に陥らないためのウソ。


でも俺は理解した。

俺みたいな馬鹿でもわかる。

リオはもう俺を許さない。


今まで俺は完ぺきな”彼氏”をやってきていたと思い込んでいた。

でもそれは八方美人であり”彼氏”ではなく”演技”だった。


愛していたのは本当だ。しかしそれに飲まれて取り返しのつかないことにもなってしまった。


失ったものは大きい。けどいつまでもどん底に居てはいけない。


SNSで病み文を投稿したりして自分を見てもらいたかった。

他人の足元にも及ばない俺の悪あがき。

そんなことしても無駄だとわかっているがそうでもしないと生きるのも疲れた。


自分が悪いのは分かっている。

自己嫌悪に陥って手首を切ったりもした。


眠れない、食が喉を通らない。

相手からのストレスかと思っていたが全部自分が蒔いた種だ。


そして今日も手首をぐちゃぐちゃにする。

時間がかかって申し訳ありませんでした。

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