虚無感に駆られ
俺は悲しい、寂しい。そういった類の感情に押しつぶされそうになっていた。
あれからリオとはしっかりと会話をしていない。
俺は朝起き、脳死の状態で学校へ行きそのまま虚無感に支配された頭で授業を受けていた。
(あぁ、もうやめてくれ。寂しいんだよ。一緒に居てくれよ。)
これが半年も前なら今頃リオが俺の教室に顔を出しに来て、あの元気な
”おはよう!”をくれていただろう。
今俺は一人だ…
少しでも多く友達を作っておけばこの悲しみを分け合ってくれる友達がいたのかもしれない
などと今更どうにもならない。
しかしリオにこんな弱い自分を見せたくなくて強がってしまう。
「リオ!そろそろ1年記念日だね~何かお祝いしようか!」
「そうだね。どうするの?」
やっぱりあんまり乗り気じゃないみたいだ。でもこの時俺はこのお祝いで関係が治るかもという淡い期待にかけて盛大に祝おうとした。
そして俺は今でも一緒に帰るためにリオを誘っている。
嫌そうでそっけない態度だが断ることはなかった。
今思うとリオは優しさや情けの類で一緒に帰ってくれていたのだろう。
しかしそれすらもなくなってしまった。
俺がリオに声をかけた時のこと。
「リオー今日一緒に帰ろうー」
「ごめんマオとか一人で帰りたい。」
「そっ…か。ごめんね」
「こっちこそ」
(一緒に帰ってすらくれなくなったのか?完全に嫌われたのか?)
一人で行く家路これは今までで最も悲しく、寂しい帰り道だった。
途中コンビニでお菓子でも買おうかとも思ったが俺にはそんな余力は残されていなかった。
(家に帰っても親にキツく当たられる。学校に行ったら虚無感に襲われる。この世界に俺の居場所なんてないじゃんかよ。こんな世界なんてクソくらえだよ。)
案の定家に帰って親にボロクソ言われ泣き寝入りの状態でベットに突っ伏した。
次の日の朝
俺は目覚めと同時に昨日のことを思い出した。
(確か一人寂しく家に帰って親にボロクソに言われ…て寝たのか
どうりで体が重いわけだ。しかも風呂にも入っていないから今から入らないと)
俺は爆速で風呂に入り朝食もそこそこに家を飛び出していった。
「やばぁー学校遅れる~」
俺は全速力で学校へと走る。チャイムが鳴ると同時に滑り込みセーフで門をくぐることができた。
いつもならこういうちょっとしたミス等をリオと笑い話にしていたが肝心のリオがこっちを見向きもしない。
俺は学校へ着くと同時にまた孤独感にかられるのだった
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