独走状態
「よろしく、僕サツキっていうんだ。」
「…よろ、しく…俺はリョウ」
女子の視線が痛い…なんでこんなハイスぺ男が俺の隣にいるんだよ
「これも何かの縁だし僕の友達になってよ!」
(なんで俺なんだよ!もっと楽しそうな陽キャがいるだろ!)
少々パニックになっていた俺を見てかサツキが言った
「なんでリョウかって?」
「うん…」
「面白そうだからだよ!僕の友達みんなまじめで面白くないんだよね~」
「…」
「まあ急に言われてもだよね。無理やりとは言わないから考えといてね~」
「お願いします」
(やばい…即答すぎて引かれないか?)
「おぉ!そう来てくれると思ったよ。じゃあ今から僕たちは友達だ!」
そのあとのペアでの活動も彼の頭脳に頼り順調に終わった。
これでクラスに一人友達ができたからペアとかでオドオドしなくて済むな。
そうだリオに話してあげよう!
リオにそのことを話したら
「いいじゃ~ん!えらいね~」
…凄く甘やかされた。リオは俺が赤子に見えているのか?
友達ができたからと言ってサツキには別の友達がいる。
休み時間に喋りに行くのは少し気が引けた。
なので俺はリオのクラスに毎時間通っていた
「リオ、そっちのクラスどう?」
「んー、まあまあかな。ザ・普通って感じ」
「俺のクラスもそんな感じかな。陽キャが少し活発な気もするけど…」
こういうなんの変哲もない会話をリオとずっとしていた。
「そうだリオ、今週末また公園デートいかない?」
「いいねえ、話のネタ考えておかないと」
「考えなくても湧いてくるでしょ!」
「ばれた(笑)」
こういううれしいことがあった次の授業は大変だ。なぜならにやけを隠す必要がある。
陰キャが授業上の空でニヤニヤしてたら気持ち悪いだろ?そして必死に顔を落ち着かせるから
返って引きつった顔になる。
この前なんて先生に
「体調悪いなら保健室いってもいいんだからな?」
なんて言われた。俺って意外と感情が表に出るタイプなんだと自覚する。
友達もできてデートもあって今までの人生で最高潮だった。
人生ゲームに例えるなら借金もなく結婚マスにも止まって独走状態って感じだ。
とにかくすべてうまくいっていた。
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