涙
リオが倦怠期に入り少し経った頃、
「ねぇ、私達ちょっと距離取らない?」
「え?」
意外な言葉がリオの口から放たれた。
なんだって?俺の生きる理由にさえなっているリオと距離をおく?
納得のいかない俺は聞いてみる。
「なんで?もう好きじゃないのか?」
「いや、好きだよ?…好きでありたいよ。でも最近りょちゃと居たらなんか暗い気持ちになっちゃうんだよ」
「だからってなんで…?」
「私どこかで見たの。そういうのから抜け出すには時に距離を置くのも大切だって」
俺は一種の走馬灯のようなものが見えた。これまでのリオの愛おしい笑顔、リオと一緒に行って楽しかったところ。リオがかけてくれた優しい言葉。
我に返ってみると俺の頬に冷たい感覚が走る。
うわ、俺泣いてるじゃん、ダサすぎだろ。
しかし俺は決心した。
「うん、ちょっとだけな。恋しくなったらいつでも戻ってきていいからな。」
「うん!」
俺の涙が顔から落ちそうになった時
リオは俺を抱きしめてくれた。
「涙、ついちゃうよ?」
「いい。しばらくハグできないからもうちょっとこのままでいさせて」
俺たちは抱き合ったままいつの間にか両方大泣きしていた。
はたから見たらおかしかっただろうな…
※※※※
俺はそのあと、家に帰り、彼女にメッセージを送ろうとしたのだが今日の言葉を思い出して
アプリを閉じる。
「あっ、いけね」
こうなると俺がどれだけ彼女に依存してたかがわかるな。
気づいたらメッセージを送ろうとしている。
学校でもすぐに声をかけようとしてしまうが。そこはしっかり押さえた
いつも一緒に帰っていたがそれもなくなり、友人と帰るようになった.
そんな日々が続いてはや2週間、こんなに長いのかと思った俺は
リオの親友であるマオに相談することにした。
「最近リオとあんまりうまくいってないんだけど、リオなんか言ってなかった?」
「んー、別に嫌われてるわけじゃないと思うよ」
「そうか、ありがとう」
俺はこの時納得がいっていなかった。
まあ時間で脱出できることもあるらしいし待ってみるか。
それから俺の地獄の日々が始まるのであった
最近更新少なくてごめんなさい!
それでも読んでくださる皆様に元気をもらっています!
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