最初の陽
今日は元日。
実は今日結構大きなイベントがある。
リオと初日の出を見に行く約束をしていたのだ。
とある公園で待ち合わせてそのまま初日の出を拝む予定だ。
しかし時間になってもリオが来ない。
俺は女の子は準備に時間がかかるからしょうがないか~と軽い気持ちで待っていた
集合時間から30分ほど過ぎたころだろうか、リオが小走りでやってきた
「っ、りょちゃ!ごめんっ!寝坊しちゃった」
「大丈夫だよ、ほら余裕持ってたからまだ日は上ってないし!」
「でも…」
相当責任を感じてるらしい。そんな必要ないのに…
「おっ、リオ!そろそろ日が昇りそうだぞ!」
「ほんとだ!」
「おおー昇ったー!明けましておめでとう!」
「明けましておめでとう!」
「きれいだね~」
「そうだね」
さすがに『太陽よりリオの方が100倍輝いているよ』などは恥ずかしすぎて言えなかった
今年最初の太陽の下で俺たちは楽しくおしゃべりをしていたんだが突然リオが
「さっきごめんね、遅れちゃって」
「大丈夫だよ!日の出も見れたし怒ってないよ!」
「じゃあせめて何かつぐなわせてよ!」
「えぇ~?いいのに…」
「じゃあ私がりょちゃの願い一つ叶えてあげる!」
言ったな?俺はニヤッと笑い
「よし!じゃあ俺といつまでもラブラブでいてね!」
「え?そんなことでいいの?土下座でもなんでもするよ?」
「いや、大好きな人に土下座はさせないよ(笑)」
「わかった、じゃあこれからもよろしくね?」
「おぅ!」
そんなこんなで俺たちは解散し各家に帰った。
家に帰ると家族がすでに朝食を食べたいた。
正月限定のお雑煮だ。
「やっぱ正月と言ったら黒豆とお雑煮だわ」
俺は佃煮やかまぼこ、黒豆などをガツガツと食べ、正月を満喫していた。
でも朝食をあまり食べすぎてはならない。今日のランチは祖母の家で一族総出で
すき焼き&おせちパーティーだからだ。
これらの料理をいっぱい食べない理由はない。
最後に出てくるカニなんて別腹もいいところだ。
しかも学生にとっての一大イベント!お年玉というものがもらえるのだ!
あぁ昼が待ちきれないよ。
※※※※
昼になり祖母の家に行くと親戚はすでに揃っており、もう始めるだけだった。
「あけましておめでとうございます」
俺は新年の挨拶もそこそこに、テーブルに並べられた食べ物たちに脳を支配されていた。
「リョウ君、料理しか見てないじゃないの」
祖母は俺にそういって笑っていた。
「お見通しかよ(笑)」
「よし、みんな食べましょ!」
祖母のスタートの合図とともに俺や従兄弟は目の前の食事にかぶりつく。
そのあとはもうテレビを見ながらみんなで爆笑し、しっかりとデザートまでたいらげた。
「もう後はお風呂に入って寝るだけね」
俺の母がそういった。それと同時に、これ絶対太るなと俺は悟っていた。
お読みいただきありがとうございました!
感想、アドバイスなどあればぜひ送ってください!全員返信する予定です。




