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これからどうするの??

ざまぁがしたい!!


はやく、ざまぁがしたい!!




その後いろいろと検査して



記憶の混濁も欠けもないこと



ネクロマンサーの能力使えること。



精神も安定してることなど



異常のない事が確認された。




「それにしても儂らを顕現させておいてほとんど魔力が減ってないのはどういうことじゃ??」



「んー?貴方達を顕現させるのに魔力は使うけど、より完全に顕現させれるようになったからなのかな?、貴方達を維持する魔力は貴方達が自らの魔力を使っているの」



「な!!」



これからネクロマンサーの力を使うと後はローズマリーの手を離れて活動できるってことではないか!




「ローズマリーって私達からみても規格外よね....」



ネクロマンサーとしての能力が上がっている。


基本顕然された亡者や霊体は私が魔力を与えるので100メートルほど離れると解除されてしまう。


そして顕現した亡者の生命エネルギーは絶えず魔力を送らなければならないのだ。



これがネクロマンサーに膨大な魔力が必要な理由。



この弱点がなくなったことは大きい。もはや別物だ



「ねぇ、ローズマリー様、私の属性がアンデッドではなくて聖属性になってるのはなぜかしら???」



「え?」



ネクロマンサーに顕現されるものは総てアンデッド属性になる。故に聖魔法を使う聖女は天敵なのだ



私の魔力から離れるから?



「意図したことではいのですか?ふふふ」




大聖女ユリアーナ様が優雅に笑う




ローズマリーは



「これから王家と私達リーンフォース家を殺害することに賛同した、貴族達を皆殺しにするわ、協力してくれる?」




〜~~~~



ネクロマンサーであるローズマリーは王家が保護するということでわずか10歳の頃から王城に住まわされた。



王妃に嫌われているローズマリーに味方はいなかった。



王妃教育はひたすらに厳しかった



侍女にさえ蔑ろにされる毎日。




そして王城に来て2年がすぎると、侍女は来なくなり王妃教育もされなくなった。食事すら来ることがなくなった





完全に見捨てられたことを意味した。




その代わり自由になった。



王城に閉じ込めているつもりだろうが姿を変えて転移魔法を使って外の世界に出ていった





きっと私はもうすぐ殺される。





私の家族も。




いったい私がなんの罪を犯したのだろう?




私達の家族が何の罪を犯したのだろう?




そっとしておいてくれたら静かに領地で暮らしていただろう。



勝手に連れ出して、勝手に取り込もうとして、勝手に危険視して、勝手に手に負えないと判断して殺す




そんな王家も、王家に追従した貴族もみんな消してしまおう




なぜなら彼等がいれば私達家族はいつまでも脅かされるもの



そのためには力をつけなくてはいけない



ネクロマンサーを極めるには人の身体では魔力が足りなさすぎる。



人を超越するにはどうすればいい?




魔力の強大な入れ物を作ってそこに私の魂を融合させよう



そのためには知識が足りない、




大賢者を



魔女を



大聖女を



精霊王を顕現させよう



そして生まれ変わるのだ




そして敵を排除して平和に暮らそう



〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




「なら私はすることがあるからちょっとでかけてくるわね」



「うむ、儂もちょっと野暮用があるのでな、出かけてくる」



そう言って大聖女ユリアーナと大賢者ウォーロックが転移魔法陣を展開して何処かへと消えた。





「まずは私の家族たちを生き返らせましょう」






家族の前に佇む






「本当に殺されるなんて...」




家族の死体を前にして怒りと悲しみが交差してわけがわからなくなりそう




死体を見ると皆首に大きな傷がある




何があったのか、生き返らせてから話を聞きましょう




ローズマリーは魔力を手に込めると家族に翳した。




父が、母が、弟が目を覚ます。 




ついでにベイトルト殿下も・・・




父ルドルフ・リーンフォースが信じられないという顔をしながら



「まさか本当に生き返るとは・・・」



「父上はお姉様を信じてなかったのですか!!」



「やめなさいルーク。お父様も信じていたけど驚いているだけですわ」



「お父様!お母様!ルーク!」




抱きつくローズマリー



涙があふれる



「すいません!最悪の想定になってしまいました!私のせいで死ぬことに!」



「ローズマリーは何も悪くない。全ては王家、あの愚かなベイトルトが悪い。それに、こうして生き返る事ができたではないか、またあえて嬉しいよ」




「で、なんでそのバカがここにいるのかしらー?」


母、マリア・リーンフォースが黒い笑みを浮かべたかと思うと汚物を見るような目でベイトルトを見た



「姉様、私が恨みを晴らします!このゴミクズのせいでリーンフォース家はなくなったのです!」



「待ちなさいルーク、ややこしいからベイトルト様は黙って隅っこに立ってなさい」



ベイトルトは混乱していた。



声が出せない!そして勝手に足が動く



部屋の隅に行くと止まった、直立不動のまま動けない



「あまり面倒なら自我を奪います。」



あ!自我でなく存在を消せばいいのか


と物騒なことを言いながらローズマリーは家族と向き合う



「お父様、何があったのか教えてください」



お読みくださりありがとうございました。


ネクロマンサー(死霊使い)なのに蘇生のようになっていますが、蘇生と違います。


ローズマリーを害することはできません


ローズマリーは好きに消すことが可能


意思を奪ったり、部分的な制約をつけることが可能


視覚、思考の共有が可能


どんなに離れていても瞬時にローズマリーの近くに来ることが可能


等です

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