最後の戦い
暗殺を退けた後。スティード領から出て王都を目指す
メリザリスは破竹の勢いで北上していた。
それだけでなく大聖女ユリアーナが聖騎士隊を結成して王の軍を蹴散らし王都を目指し進軍していた。
ローズマリーの率いる軍もスティード領の噂を聞いたのか。武装解除してくる領が多かったので戦闘にならなかった。
そして王都の近くでメリザリスと聖騎士隊と合流。
そのまま王都へ!
王都の手前に騎士団が陣をしいていた。指揮を取るのは第2王子ギルバルト。
「あら、まだ無駄な戦いをするつもりかしら?」
騎士団から使者がやってくる。
ギルバルト殿下が会談を開きたいとのことだった。
承諾の返事を出す
会場はこちらの陣営で用意すると伝えた。
そうしてやってきたのは近衛騎士団長ゲオルグ、第一騎士団長カーマイン、魔法師団長ギニアス、そして第2王子のギルバルト
まずギルバルトが
「こちらの要望を聞いてくれて感謝する」
「ギルバルト殿下とは1度話してみたかったので」
王城ではギルバルトと接する機会は皆無だった。
「今までの進軍を見てると杞憂だと思うが、我々はここで命を散らそうと構わないが、民の命は助けてほしい。」
「もちろん約束しますわ。私はリーンフォース家を害した者たちが許せないだけですもの。放置したらいずれ寝首をかかれることでしょう。力を持つと言うことはそういうこと。殿下にはわかりますわよね」
「そうかもしれない。だが、今回の不始末は王家のやり方は、申し訳なかった。王家の失態は国を滅ぼす。なんでも思い通りになると思い上がった報いだ。」
その目は覚悟を決めた強い意志を感じた
あら、あの王妃に似ても似つかない?
「はぁ、これは最後に厄介な人が残っていたものだわ」
私はため息をつく
「私は今から死兵と戦わなくてはならないのね」
死兵
死を覚悟した兵。その恐ろしさは今までの軍との戦いの比ではない。
例え腕を失おうと、最後まで諦めずに戦う兵。我が軍より意思がある分厄介だ。
「ええ、例えここに屍を晒そうとも、貴女の記憶に残るよう奮戦しますよ」
ギルバルトは死を決意した爽やかな笑顔で答えた。
〜~~~
そして最後の戦いが始まる!
ギニアスが兵にバフをかける。カーマインが騎兵の精鋭を連れて突っ込んでくる。
持久戦では分が悪いからこの作戦は正解だ。一点突破!
亡者を倒す!倒す!倒す!
「どけどけ!俺は第1騎士団長カーマイン!さぁ腕のあるやつは俺を止めてみろ!たとえ死のうがローズマリーに一矢報いてやる!」
その様子を見ていたローズマリーが立ち上がる。
「ローズマリー様危険です」
メアリーが叫ぶ
「私が相手するわ」
そしてカーマインの前に立つローズマリー
「貴方の男気、見せてもらったわ。私に殺されたと歴史に名を刻みなさい。」
「ローズマリー殿、我が死に場所を与えてくれたこと感謝する。しかし歴史にはローズマリー殿を殺したものとして刻まれるだろう!」
一騎打ちになる。馬上のカーマインが有利だ。
「先に行っておくけど私強いわよ」
そんな事言われなくても!
「わかっている!」
突っ込んでくるカーマイン!
横に飛んで馬を斬る。刹那に飛んでくる槍を躱す。
馬から落ちるカーマイン。
ローズマリーも立ち上がる
槍を振るうカーマイン!
まともに撃ち合うのはローズマリーでは無理だ。
よける、よける!
この体術はエルフの王の力
彼女は魔法剣士。
「やるな!」
槍を引くタイミングで突っ込む!
そしてカーマインの腕を斬り上げた。
「お見事!」
カーマインの右腕が飛ぶ。
カーマインは満足そうに笑った
「我のわがままに付き合ってくれたこと感謝する。」
そして、ローズマリーはカーマインの首を斬り落とした。
「あなたの勇猛さ忘れないわ」
ローズマリーは振り返らなかった。
〜~~~
ギニアスが死者たちを氷漬けにして足を止める
「不死の軍だが無敵ではない!やりようはある!」
ここにウェザスがいてくれたらと思う
「凍った敵は無視して進め!」
「ここまでよ」
メリザリスが立ちふさがる
「これは、紅の魔女様が相手してくれるとは光栄だな!」
ウェザスが手も足も出なかった化け物。勝てるとは思えないがやるだけやってやる!
一人ではない、魔法師団の合成魔法!
「今だ!」
「極限魔法!極光破」
魔力の奔流がメリザリスを襲う
凄まじい光があたりを包む
「やはり無理か」
「ここまでの威力の魔法を食らったのは久しぶりよ」
「それは光栄だな」
「ええ、私の結界を3つも破ったんだもの流石は魔法師団ね、誇りなさい」
「さぁご褒美よ。貴方達に魔法の極地を見せてあげるわ、私のオリジナルスペルよ」
空を無数の魔法陣が埋め尽くす
「おおお!」
美しい!
「メテオストーム」
メリザリスの固有魔法メテオストーム
空から無数の隕石が飛来する
それは無慈悲に魔法師団をつらぬいた
ギニアスはメリザリスの魔法に見惚れてしまった
慌てて防御結界を張るが
燃え盛る隕石は結界を貫く
「防御結界無効?? そんな術式を組み込めるのか!!」
無数の隕石はギニアスを貫いて燃やし尽くした。
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