聖女ルルナ
あと数話で終わるとおもいます。最後までお付き合いください。
ルルナは王家の影と共にローズマリーの暗殺の命令を受けてスティード領に潜入していた。
スティード領はローズマリーに対して武装解除していると聞いたのでその隙に潜入したのだが。次々と仲間が殺られていく。
仲間達はネクロマンサーの天敵である私をローズマリーの元へ辿り着かせる事を優先した
そして屋敷にたどり着いた頃には私一人になっていた。
屋敷につくと執事が迎えてくれた
「お待ちしておりましたルルナ様。主人に言われております。ローズマリー様の元へご案内します」
頭を下げる執事
「馬鹿にしてるの?どんな罠を用意してるのかしらね?」
「ローズマリー様はルルナ様との因縁を自らの手で終わらせたいと御考えのようです。」
そういうと屋敷の中へとあるき出した。
そして広間に案内されると
「お久しぶりね聖女様」
ローズマリーとベイトルトが広間で待っていた。
「死んでもらうわ。ローズマリー」
そして、ベイトルトを見ると
「ベイトルト様も生き返ったのですね?貴方も一緒にあの世に送ってあげますね」
そしてルルナは短剣を取り出して走り出す
聖力を体に纏いローズマリーに迫る。
ローズマリーが鉄扇で応戦する
キン!キン!と何度も打ち合う
ルルナが
「何があったのかしら!貴方は生き返ったら別人みたいじゃない!!」
打ち合う!
「変わらなければ殺されて終わりですもの。」
「前から気に食わなかったわ!何も期待してない目をしながら希望を捨てない顔して!!世界で1番不幸なような顔をして!」
「私だって!私だって!」
怒りのまま短剣を振るうルルナ
「私より不幸な人がたくさんいるのは知ってるわ。何が幸せで何が不幸かは、人それぞれでしょうけど。」
「今日だって私をここに連れてくるためにたくさんの仲間が死んだわ!」
「王家の影のことですわね、その生い立ちは私より不幸な人もいた事でしょう。ですが!!」
ローズマリーは叫ぶ!
「私は足掻いたの!不幸を受け入れず!私の家族が幸せになるように!!力を手に入れるために!」
ルルナも叫ぶ
「私だって!家族といたかったわ!教会の手先として暗殺術なんて学びたくなかったわ!」
ルルナの目から涙が溢れる
「私だって家族を人質に取られていたもの!人を癒す力で人を傷つけるなんてしたくなかったわ!毎日毎日!教会の言いなり!」
「なのにローズマリー!!貴方の顔は!なんで貴女はそんな普通の人間みたいな顔してるの!!」
そしてベイトルトもみて
「貴方もよ!なんでそんな普通の人みたいになってるのよ!王家に踊らされて、王妃に操られ!それがなんでよ!」
「それは、まぁ、王家のしがらみなくなったし、婚約者は可愛いし」
「「はああ???」」
ローズマリーとルルナの心がシンクロする
婚約者??一体どっちのことだ???
「いや、普通にローズマリーの事だから、ルルナお前さ、普通に俺斬り殺したではないか」
「なんかムカつきますわね。私が振られたみたいじゃない!」
「私の婚約者とは認めてないから!!ややこしいから隅っこで立ってて!」
隅に歩いてくベイトルト
「・・・・。」
「あのバカのせいでなんか」
いたたまれない空気だ。
そう思ったのはローズマリー
しかしルルナは違った
「前は私と同じように不幸だったのに!なんで貴女は!」
「ふふふ、ルルナ、貴方は流行り小説のズルいズルいってなんでも姉のもの欲しがる妹キャラみたいですわよ」
「うるさいうるさい!私は!貴方を殺して!幸せになるの!」
「私も貴女を殺して幸せになるわ!」
そして二人が交差して
ルルナが首から血を吹いて倒れた。
〜~~~~〜~~~~~~~~
そしてルルナは目を覚ました。
「なん、なんで」
「お目覚めね。」
「なんで死なせてくれなかったの!!」
「貴女を使っていた教会は滅びたわ。そして王家ももう滅ぶ。貴女も幸せになれると思うの」
「ダメよ!前教会所属のローズマリー殺しのわたしの家族が不幸になるのに!私のせいで不幸になるの見たくないの!お願い!私を家族の元に!一緒に迫害されるから!」
「ルルナの家族なら新教会が保護してるわ。前教会の被害者として。」
「は???」
「聖女ルルナは前教会に利用された被害者であり。利用されてもその心は気高く美しく天使の裁きも逃れたと」
ローズマリーはそう言ってウィンクして
「まさに聖女である。大聖女様が、そのように発表されたから、家族もかなり厚遇されてると思うわ」
ニヤリと笑うローズマリー。
そして耳元で
あなたの罪はもう何もないわ
「なんで?私貴女を殺したのよ。」
目を見開くルルナ
「貴方は教会が保護します。家族とともに暮らしなさい。」
「なんで・・・。」
「私はね、貴女みたいな人を救いたいの。そういう国を作りたい。」
「誰も搾取されないよう。一方的に利用されないよう。家族と引き裂かれないよう。そんな国を、貴方も聖女として協力してくれないかしら?」
「なんで、なんで私なの?」
涙を浮かべて見上げるルルナにローズマリーは
「私ね、貴女みたいな生意気な妹が欲しかったの」
「は??」
ルルナは今日1番理解不能な言葉を聞いた。
ルルナは今度は正しく聖女として生きていくことになります。王家の影も優秀なので生き返らせ自軍に取り込みました。
ローズマリーは女王になることを漠然と自覚したようです。




