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ローズマリー進軍する

誤字報告ありがとうございます。


いいね、ブクマが嬉しくてついつい書いてしまいました。



ローズマリーはコーカサラス領へ進軍する。



コーカサラスの兵を取り込みながら進軍する


「不死の軍。無敵ではないか?なぜ母上はあれほどまでにローズマリーを排除しようとしたのだろうか??」



「私の力は亡者の声も聞けるのです。故に嘘も秘密も全てわかるのですわ」



ベイトルトの問に答えるローズマリー



「それにしてもこれほど有用な力・・・」



「王妃にはそれほど秘密にしたいことがあるということです」



「そろそろ屋敷に付きますぞ」


話し込む二人にナムドリスが告げる。


コーカサラスの屋敷、幼少の時訪れたことがあった。



ローズマリー、ベイトルト、護衛と数人で屋敷に入る



「グリッター・コーカサラス様、お出でになりませんと親族一同皆殺しですわよ」


「待ってくれ!」



転がるようにこの領の当主グリッター・コーカサラスが飛び出してきた


「久しぶりだな、ローズマリー嬢。我がコーカサラスは中立だ。攻められて反撃はしたがリーンフォースに、害意はない」


汗を垂らしながら必死に誤解を解こうとするグリッター。


「おじさま、お久しぶりです。中立ですか?」



「もちろんだ。中立だとも」



「王家よりリーンフォースを見張れと言われてきちんと報告し、たくさんの謝礼を受けているのに中立なのですか??」



「な、何を言っている??」



「おじさま?私の力を知っているでしょ?嘘も誤魔化しも通用しないと。この屋敷にいる亡者や、先程我が軍門に降った騎士団長が全て話してくれてますわよ」



「誤解だ!私はそんなことはしていない!」



「嘘や誤魔かしだけでないわ。あなたが何を企んでいるかもわかっているのよ??」



「な、何を・・」



「もう爆弾はすべて無効化したと言ってますの」




目を見開くグリッター



私達が屋敷に入ったときに精霊王がこの屋敷のすべての爆弾を無効化してくれたのだ




「私を殺せばリーンフォース領を与えるといわれてたのかしら?それと領地が広くなったので侯爵にという話もあったかも知れないわね」



慌てて起爆魔法陣に魔力を流すグリッター。



何も起こらない。



「くそ!くそ!なんで!」



「コーカサラス家のために自ら犠牲にするその覚悟、まさに貴族の矜持。まぁそんな爆発では私は死にませんけど」



名を汚さぬよう大人しく死になさい



そう言ってローズマリーの剣はグリッターを貫いた




〜~~~~~~~~~~~~



ローズマリーは進軍する。敵を呑み込み兵力を増やしながら


次の領ファーロウを進軍してその領主を追い詰めていた



当主アルザス・ファーロウ子爵は戦意消失していた。



「わ、私の娘はローズマリー様にお仕えしておりました。その誼で何卒我が家をお助けください」



「もしかして私の侍女のことかしら?ろくに世話もしないですぐに顔も見せなくなった侍女はファーロウ家の娘でしたのね?その侍女がまともに私に仕えていたら慈悲もあったでしょうけど。」



「えっ???」



「そうね、私は王城で着替えも、食事も何も用意されなかったもの。ここでファーロウ家は滅ぶわ、あなたも嫁も息子も娘もまだ小さい子供も全員ことごとく命をもらうわ。」



「可哀想だけど恨むなら娘を恨みなさい私は侍女のしたこと王城での皆の振る舞いを許さないわ」


そしてファーロウ家の家族ははことごとく軍団にのまれていった。



〜~~~~~~~~~~




王城は混乱を極めていた。報告は敗戦ばかり、


「ウェザス様戦死!第2騎士団壊滅生き残りは絶望的です」



「コーカサラス領陥落!自爆も不発です!」



「ファーロウ領陥落!ファーロウ家は全滅です!」




その一報は王家で働く侍女にも伝えられた




かつてローズマリーの侍女をしていたエーリカ・ファーロウ。



彼女に家族の最後が伝えられた。



娘がローズマリーの侍女だったことで慈悲を乞うたこと。


ローズマリーを放置していたことを伝えられ恨むなら娘を恨めと言って殺されたこと


お父様もお母様もお兄様もお姉様もまだ8歳の弟もみんな殺された



ファーロウ家がなくなったのはエーリカのせい。



そう理解すると立っていられなくなった。


「なんで、なんで、なんで」


もう帰る家もない。家族もいない。一族からはエーリカはお家没落の戦犯だ。どこも引き取ってはくらないだろう。むしろ外に出たら親族に捕らえられるだろう。そもそも私は王家と共に殺される運命。どこまで罪を問われるか、親戚は戦々恐々としている事だろう。


私の罪はファーロウ家断絶だけですまされるのか??


戦況は悪い。ローズマリー様は王城まで攻め込んでみんな殺すだろう。王城の使用人はみんなローズマリー様を蔑ろにしたもの。一人残らず殺すだろう。


どのような未来だろうと詰んでいる。


死ぬまで私のせいで家族を失ったこの苦しみは続く。


気が狂いそうだ。早くこの苦しみを終わらせて


早く私を殺しに来てローズマリー様!




〜~~~~~




「侍女のしたことを許さないわ」



ローズマリー様はそう言ったらしい。そしてファーロウ家を滅ぼした


私もローズマリー様付きの侍女だった。


私は王家を飛び出した。馬車に乗り、ファーロウ領の方へ!


間に合え、間に合え!



「神様どうか間に合わせてください。」



何度も祈った



馬車の中や街で話を聞きローズマリー様の軍の場所にたどり着いた。


そして私はローズマリー様の不死の軍団の前に立ちふさがった。怖い!怖い!でもやらなくてはいけない。どうせ死ぬんだもの!勇気を振り絞れ!


「ローズマリー様にお目通りを!私は王城でローズマリー様付きの侍女をしておりましたメアリー・スティードと申します!!」



そう言うと、すぐにローズマリー様の前に案内された



「メアリーと言うのね。何用かしら?」


「私は以前王城でローズマリー様の侍女をしておりました。しかしながら職務を放棄し、ローズマリー様に多大な迷惑をおかけしました。ですが私の咎は私に!我が命はローズマリー様を貶めた罪で殺されても文句はありません。ですが家族には御慈悲を!」



ローズマリー様は無言で私を見つめている



「私はもう死ぬ者です、ですから今までの給金をすべておろしてきました。お好きにお使いください」


そして平伏する



私はこれから殺されてこの軍団に取り込まれるのだろう。


「貴女。顔を上げなさい。そして今すぐスティード家に帰りなさい。」



どういうことか分からなくてキョトンとしていると


「貴女、何度か部屋にパンとスープをおいてくれたことあるわね?王妃や同僚の圧力がある中。大義でした。」



「その後すぐ私付きを外されている。これであってるかしら?」


なぜ知ってるのかしら??



「はい。でもなぜそのことを?」



「もう一度いいます。今すぐスティード領に帰り当主を説得しなさい、我軍は攻撃されなければ何もしません。素通りするだけですわ。私は敵対するものは徹底的に潰します。」



「お慈悲をいただけるのですか??」



「慈悲になるかどうかはあなた次第よ。」



そして私はもう一度平伏する。安堵と感謝で顔は涙でグシャグシャだ


「ありがとうございます!ありがとうございます!」


ローズマリー様は私が落ち着くまで待っていくれた


そして私に転移の魔法陣を使いスティード領の近くまで転移させてくれたのだ。


「慈悲深いものだな我が婚約者は」


ベイトルトが微笑んてくる


「婚約者じゃない!貴方にはあの聖女がいたじゃない!好きだったんでしょ?」


「ルルナのことか?あの日に初めて会って新しい婚約者と言われたんだ」


「母上の策略にハマって婚約したあとすぐ斬り殺されたのだがな」


ハハハと笑うベイトルト。


「イチャイチャせずにそろそろ進軍する時間ですぞ」


ナムドリスがい生暖かい目でそう言った。




〜~~~〜~~


スティード領国境付近



そこには領主のザウス・スティードとメアリー・スティードが出迎えていた。


「お初にお目にかかる。領主のザウス・スティードと申します。」


「ローズマリー・リーンフォースよ。」


「娘から話を聞きました、まずは我が娘の非礼をお詫びします。」


頭を下げるザウス


「謝罪は受け入れましたわ」


「ありがとうございます。では我が屋敷に。我軍は武装解除させております。」


屋敷につくと


「ローズマリー様はこの後進軍をして王家を滅ぼされるおつもりですか?」


「ええ、そうね。我がリーンフォースの安泰のため必要なことだわ」


「その後この国をどうなさるおつもりで?」


「有能な人が治めればいいのでは?」


「リーンフォース家がその後についてもらいたい。その戦力が抑止力になりましょう。あとは外向けに大義名分がほしいところですな」


「貴公は私に味方するの?」


「この国はもうダメでしょう。ローズマリー様が進軍をやめぬ限り滅びは避けられません。現にもう歯向かう諸侯は少なくなってきております。」



「そうね。でしたら王妃の秘密お教えしますわ。ベイトルトも、聞きたいかしら?」


「ローズマリーを排除した理由だな?一体それは?」



「ギルバルト第二王子は王妃と王弟ブルッセン・ゲーマルクの子よ。ベイトルトは王の子で間違いないわ。」



「なんと!それは真か?」



「王妃はギルバルトを王にしたいの。秘密を知られることが怖かったのでしょうね。王家から追い出したくていろいろしていましたわ、私の力も私と結婚して力を強めるベイトルトも許せないのよ。」



「ザウス様は真面目ですのね。大義など必要なくてよ、なぜなら歴史は勝者が作るものなの」


お読みいただきありがとうございます。完結までもうしばらくお付き合いください

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