閑話 作品紹介 人物編
軍曹編が終了したため、ここで設定を紹介しておきます。
私自身、たまに分からなくなるので……。
作品紹介として閑話が3作あります。
リクト・シュナイデン
本作の主人公。
帝国の片田舎、ダウスター領の平民の次男。
次男で畑を継ぐ事が出来ないため、父が幼い頃から剣術を教えていた。
成人後に食うために軍に入り、父譲りの剣術を武器に出世を重ねる。趣味は酒造り。
階級は少尉、階位は名士。
ホウキン・ロースター
元ライエル男爵領軍。ダウスター領軍との戦いで斥候中に当時のリクト二等兵に捕虜にされ、戦後にダウスター領軍へ転属となる。
転属後はリクトの指導教官を務める。
ダウスターと帝都を挟んで反対側にある田舎のロースター男爵家の三男だが現在は貴族籍を抜いている。
階級は軍曹、階位は名士。
リモン・サイモン
ダウスター領軍の良識人で、初陣で危険な任務を押し付けられたリクトを庇った人物。
面倒見が良く、部下からの信頼も厚い。
平民出身で家名を付ける際に亡くなった祖父の名をつけたため、家名が名前のように見える。
階級は上級曹長、階位は名士。
アーベル・フォン・ダウスター
ダウスター領領主。
スキンヘッドに筋骨隆々の大柄な身体でパッと見だだけでは貴族には見えない風貌をしている。
戦では常に先陣をきっており、腑抜けた戦いをする者には敵味方関係なく容赦しない。
帝国皇帝との繋がりや軍令部にも顔がきくらしいが詳しいことは謎である。
階級は中佐、階位は男爵。
アルフレッド・フォン・ダウスター
ダウスター領主の息子。
士官学校を卒業し、准尉となって領地に戻ってきた。
初陣のリクトに単独斥候任務を与えた張本人。
理論を重んじ、常識外の事は認めない頑固な性格。
階級は准尉、階位は爵士。
シャーロット・フォン・ジェニングス。
帝国に四家しかいない辺境伯家の出自で、自身も成人後は軍で数々の戦場を巡り、戦功を重ねた戦争の天才。
光沢のあるセミロングの銀髪に傷一つない艶のある肌、やや吊り目がちで傾国の美女と呼ばれる程の美貌とスタイルを持つ。
そのため帝国では老若男女、貴族、平民問わず絶大な人気を誇り、帝国軍の女神と呼ばれている。
異例の五階級特進をしたリクトに興味を持ち、自身の手駒としようとダウスターへ出向いたが、そこで実力を知り、手駒とする事を考え直している。
階級は中将、階位は女男爵。
ノイマン・アンダーソン
体格は貧弱で痩せ型、性格は内向的で臆病だが、100万人分の資料すら記憶できる頭脳を持っている。
元は衛生兵で回復魔法を使えることもあり、それをジェニングス中将に買われ、直属の副官として仕えている。
影は薄いが常識人でもあり、重要な場面ではしっかりとした発言をする一面を持つ。
階級は大佐、階位は名士。
アリシア・フォン・ヴォルガング。
帝国建国時からの名家ヴォルガング子爵家の出自で長身スレンダーに長髪ストレートの黒髪、切長目のキリッとした端麗な顔立ちの美女。
帝都の女性の憧れの的となっている。
ジェニングス中将の直属の部下であり、ヴォルガング流剣術の遣い手だが、ダウスターでリクトと腕試しで戦い、敗れた後はリクトに密かな想いを抱く。
愛剣は帝国白金貨50枚は下らない魔法剣の《雷の剣》。
刀身に雷を纏う事で殺傷能力を向上させ、雷を相手に放つ事もできる。
階級は大尉、階位は騎士爵。
ファンティーヌ・フォン・リンテール。
リンテール子爵家の出自で大きな瞳にあどけなさが残る金髪ポニーテールの少女。
背は小さいが身体つきは人一倍発育しており、ふくよかな胸と妖艶な腰つきは顔とのアンバランスさもあって一部のマニアに絶大な人気がある。
魔法兵であり、炎の魔法を極め、古代魔法すらも操る秀才。
アリシアと共にリクトと戦うが敗れ、好きにしていいと言っても、自分に言い寄らないリクトに興味を持っている。
階級は少尉、階位は騎士爵。
ダニート・フォン・ライエル
前ライエル男爵。三男で継承権が低かったが、兄2人が世継ぎなく流行病で亡くなった事で継承権が回ってきた事を喜ぶ屑。それを父に咎められ長く継承されなかったが、父が亡くなった事で男爵位を継承する。
その後は貴族の体裁を整える事ばかり考え、領民に重税をしき、財政を困窮させる。
ダウスター領との戦で当時のリクト二等兵に討ち取られ、死亡。
階級は少佐(死亡による特進なし)、階位は前男爵。
カール・フォン・ライエル
現ライエル男爵。父親と違って良識ある人物で父を討ったリクトの事を恨まず、逆に暴走を止めてくれた事に感謝している。困窮した領地を復興させようと尽力してる際にオーマン伯爵の離叛による侵攻を受け、無理やり使われていたところを当時のリクト軍曹が救出する。それ以来、名前で呼び合う友人となる。
階級は少尉、階位は男爵。
閑話を拝読していだだき、ありがとうございます。




