三歳における分析と活動報告
やっちゃったぜ。NARUTOもやってんのに。あ、後就活がマジで忙しいんでもう三月じゅうに更新は無理かもです。すいません。
やあ。御機嫌よう。諸君。
俺がこの世界に生まれてから実に3年が経った。
中々に刺激的な毎日を送っている所だ。
そうそう、そこで分かった事実がある。それは…
この世界が俺の知っている世界とは異なる世界・言う所の異世界であった事だ。
で、簡単にこの世界を説明すると、
・この世界は元の世界の中世っぽい時代。
・身分制度があって、王様や貴族、奴隷がいる。
ここまでならそんなに驚かなかったが、その次の事に俺は大変驚いた。
なんと、この世界には…
・ エルフやドラゴン、ゴブリンといった”ふぁんたじぃ~”が存在する!!しかも、結構高い知能を持って!!
…何?発音がおかしい?いや、これだけは譲れない。紳士として。
で、この様に様々な知能が高い生命体がいれば当然衝突が起こる。
俺たちの世界でも、人という比較的高度な知能生命体がうまれてから現在に至るまで、いや、おそらくは未来で でもだろう。
人は、争いを続けなかった事は無かった。大なり小なりの違いはあっても。
まあ、故に人は進化してきたわけであるから一概に闘争が悪いとは言えないがな。
で、話をもどすと、この世界には人以外にもドラゴンやエルフなどがいるため、昔から異なるまたは同じ種族間 で戦いが続いてきた。
それにより、多くの国が誕生した。
人が治める国。ドラゴンが治める国。エルフの治める国。ゴブリンが、オークが、小人が、鬼が、ドワーフ が…。
・ 様々な種族が治める国。
ここで、国同士は昔は戦いあっていたが今では色々あって停戦状態。が、それでも種族や身分による差別などは 少なくなく、また、その仮初の平和もいつ壊れてもおかしくないとゆうなんとも住みがたい世界だ。
で、長々と話したが、ここが重要。てか、ここ以外重要じゃねェわ。
・俺は、人が治める国で生まれた。だが、俺の家族にはそんな事全く関係なかった。
なぜなら…
・俺は、サーカス団に生まれたのだ。
・世界を行き来するそれなりに有名な、
・人とそれ以外の種族でできているサーカスに。
いや、本当驚いた。
あの母さんと父さんとの対面が終わってから、次々と人が部屋に入ってきて俺を覗き込むんだもんなー。
・ダドン
まず初めに見えた顔。ドラゴン族の男。が、人型だった。本人がドラゴンと言わなければ瞳が縦に裂けた角がある男と思っていた。
体はかなり鍛えられていて屈強そのもの。まさに戦士。実際元傭兵で、色々あってサーカスに入ったらしい。
怪力や火を使った芸をしている。
俺を見て一瞬驚いた顔をしていたが一体なんだ?分からない。保留。
ただ、襟元や袖口に数箇所のシミが見えた。
匂いや見た目から、主成分はグルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)で、少量のオリゴ糖とスクロース(ショ糖)、さらにデキストリンも含まれると思われる。
うん、蜂蜜だな。
よって厳めしい顔ながら、結構な甘いもの好きのようだ。
・シャロン
次に顔を見せたエルフ。美しい女性だ。これほど美しいとは。これはぜひともエルフと仲良くしたい。紳士として。
しかし、彼女は過去に問題を起こしてエルフの集落を追われたらしい。後、エルフは自意識が高いので相手にしない方がいいとも最近忠告を受けた。ま、俺はシャロンが好きだから、この際他のエルフはどうでも良いが。
彼女はサーカスで投げナイフをしている。百発百中の腕前だ。
ってか以前、ナイフ一本でキングベアー(前世のクマの数倍以上ドデカい熊。一匹で40人分は食える)を倒してみんなで喰った事はいい思い出だ。強い女性は美しい。ますます惚れた。
あと、良く手を見るとナイフの扱いで付くであろう、豆や傷がない。なんでも何百年(エルフは超長寿)も繰り返すうちに無くなったとか。まああっても問題ないが、本当に美しい。
けど、集落を追われた理由は分かった。とても美しい彼女だが、絶えず、雰囲気が抜身の刀のようだ。
かなりうまく隠しているが、足の運びや、重心の移動、手の動き、目線、そういったものに一瞬だけ殺意。否、狂気のようなものが映る。しかも、かなり洗練されていて、嫌悪や寒気どころか魅力の一つとなっている程に。
これは、トリガーハッピーならぬ、リッパーハッピーだな。
ま、だからと言って嫌いになる等ありえない。分別は付いてるみたいだし。
成人したら、正式にプロポーズしよう。
・ボルト
次に俺を覗き込んだドワーフ。ドワーフで小さいはずだが、俺が赤ん坊なのでボルトの方が大きく見える。
相手もそう思っているようで、こっち見て鼻で笑いやがった。この野郎!!まあいい。時が解決する。逆転できる問題だ。
で、こいつはサーカスでは発明を担当している。やはりドワーフ。才能があるらしい。
ちなみにサーカスに来たのは夜盗に襲われているのをダドンやうちの父親達に助けられてそのまま付いてきたらしい。
それにしても、ボルトはすごい。
いや、なにがすごいかってこの中世で発明していることだ。
ダイナマイトを。
ダイナマイト、これはかの有名なノーベルさんが作った。
1846年に発見されたニトログリセリンは、鋭敏な爆発物で爆薬としての実用は困難であった。実用できる爆発物には、多少の衝撃に反応せず、経時劣化を起こしたり化学変化を起こしたりしない安定性が必要となる。アルフレッド・ノーベルは1866年にこれを珪藻土にしみ込ませ安全化し、さらに雷管を発明して爆発のコントロールに成功した。1875年にはニトログリセリンと、同様に爆薬である低硝化綿薬(弱綿薬)を混合してゲル状とし、珪藻土を用いたときと同様に安定化するのに成功した。これはブラスチングゼラチンと呼ばれる発明品であり、不活性物質である珪藻土の使用を止め、爆薬の威力を高めるものであった。
こういえば簡単そうに聞こえるが、実際はかなり難しい。
分かりやすく言えば、火薬は中国の唐代(618年 - 907年)にはすでにあった。
しかし、もっと爆発させるべく試行錯誤してできたのはそれから約1200年後。
発想がなかったとも、技術がなかったとも言える。が、
それでも、火薬からダイナマイトまで行きつくのに1000年かかった。
それを中世で既に現実化している。たった一人で。
本当。ドワーフマジ天才。
ちなみに、これを知ったのは彼の指の爪に入っていた黒色火薬と本当にかすかなニトログリセリンの匂い(嗅いで分かった瞬間叫びそうになった。ちなみにニトログリセリンは有害だ)そして、外に捨てられていた大量のビーカーなどのガラス瓶からである。
・イルージ(団長ってみんな言う)
次に顔を見せた人間の男。
至って普通。
でも団長。
本当に普通すぎて逆に何もわからなかった。とても気になる。
・キャリー
次に顔を見せた小鬼の女の子。可愛い。俺の顔をプにプにつついてきゃッきゃッ笑ってた。
身長は130センチ程。実は17歳とか。素で驚いた俺がいた。
あと、夜な夜なサーカスから冷えた牛乳を消す犯人でもある。
初めて会ったときに、髪の一部に絡まっていた木の屑(牛乳を入れてある木の箱のもの。開ける時に付いたのだろう)や、足首に付いていた土(牛乳を置いてある箱の下の地面の土と同じ赤茶色。その色は牛乳置場の地面のみ)から、どっかに盗みをしにいってるなと思ったが牛乳泥棒とは…く、心の汗で前が見えねェよ。
サーカスにいたのは捨て子だったのを拾われたからだそうだ。
・エルザ
次に吸血鬼の少女。吸血鬼には先天的に吸血鬼、つまり吸血鬼として生まれる。と後天的に吸血鬼。つまりは術や呪いで吸血鬼になるパターンがあり、エルザは前者、生まれついての吸血鬼だそうだ。
その為成長が遅く、実年齢は500歳を過ぎているのにどう見ても金髪幼…失礼、金髪の美少女だ。
成長はしているらしいが、成人になるためには後1000年以上掛かるらしい。で、吸血鬼の国なら問題ないが、彼女は生まれてすぐに攫われ奴隷として生きていたとのこと。その時、東方の和の国の出身者(日本?え?日本人!?)に助けられ護身術を習ったのこと。
で、そんな彼も寿命で死に、自分の身は自分で守って生きていたが行くあてもない。そんな時に団長に会いサーカスに入ったという。まあ、集団にいれば身の安全はある程度は保障されるし、長寿種なら仲間も欲しいわな。ここなら裏切られることも少ないだろうし。
で、そんな彼女はなんと柔道や空手、あと合気道の達人。サーカスのショーでも、乱入(本当は予定調和)してきたジャイアントエレファント(でっかいゾウ。うんそんな感じ。ただ小高い山位あるけど)を片手で投げ、叩きのめし観客を沸かせていた。
俺も前世では合気道に興味があったので良ければ習いたいな~とか考えている。
が、護身用に太ももに着けたベルト?にジャックナイフ(しびれ薬付き)を携帯しているのはどぅーかと思う。
…え?何でわかったかって?
ナイフは重心の偏りと歩き方等から。薬は匂いで分かったけど何か?
・サリーヌ
で、最後に顔を見せた魔女。っつても婆さんではなくお姉さま。
実年齢がとうに800歳越してても見た目がお姉さまならお姉さまだ。文句は言わせねェ。
サーカスに来た経緯は分からず、気がついたらいた感じ。
俺を見て、一瞬呆けた顔をしたが、すぐに優しく笑ってくれた。色っぽ過ぎるぜ!!チクショー!!
この人も観察したがよく分からない。団長と同じく謎の多い人。
まあ、良い人そうだからそれでいいが。
後、狼男やケンタウロスなんかもいるらしいが長期の仕事で今はいないとか。
ああ、それと、母さんはやっぱり細工師だった。名前は、レベッカ・ウォーカー
で、父さんは元傭兵で、現切られ役A(サーベルはサーカスでの演劇用の道具だった)。名前は、ジョン・ウォーカー。
ほんでもって、俺の名前は、クリス・ウォーカーになった。うん。人間以外の種族には姓がないんだと。団長はしらね。例外もアンダーロー。
まあ、いたって普通だろ?うん。普通だ。
そんなわけで、サーカス団員総出で俺を祝ってくれたわけだ。
初めての世界。しかも前世の事が残っていて赤ん坊らしくない俺をこの人たちは受け入れてくれた。
正直、泣きそうなくらいうれしかった。
で、俺が2歳になった頃、俺は将来、自分もこのサーカスの一員になると思っていたから、それなりにできる事を始めた。
…といったらなんだか壮大っぽいが、たかが2歳児ができることなんて知れている。
俺がやったのはただ一つ。
折り紙だ。
…待て、なんだ?その異世界に行ってまで折り紙とか地味すぎるだろ?っていう目は。
ああ。俺が何故、わざわざ折り紙を選んだかその理由を説明するためにはもう一つ、この世界の特徴を教えないとな。
それは、祝福。
これは全ての種族が十歳位の時に、神殿や寺といった神や仏関係の所で何か儀式を受ける。
で、これで天からなんやらかんやらあって、力を授かるというもの。
いわゆる、魔法。いや、超能力や個人スキルといっても良いかもしれない。
…俺的にはぷッわうわぁ~って言いたいが、家族には不評だった。ちくしょう。
で、その祝福でなにが出るかはハッキリ分かっていないらしい。まそうだろうな。そんなん調べて下手に説明出来たら、地動説の再来。ガリレオガリレイと同じ結末になるかもしれない。
つまりは死。
まあ、謎が女をふつくしくするらしいから、俺的にはどうでも良い。
問題は、何を授かるかは分からないが、調節はある程度できるとか。
なんでも、十歳までの努力や思想、性格などが関わっているとか。
…つまりゲームで言う適正を、神さんだが仏さんだかがストーカーも真っ青な程の盗撮っぷりでいたいけな少年少女を十歳まで監視し、それに合ったもんをテキトーに上げるって奴か。
十歳までのストーカー行為の末のプレゼントにしては軽すぎないか?
舐めてんのか?神よ?
…ま、言ったら袋叩きにされかねないから言わないけど。
いつの世も、宗教と政治と思想とサンタクロースについては話し合うのはタブーだ。
で、死んで転生したけど信心なんて全くもってない現代日本人な俺は、「なんかくれるんなら頑張ってみよ」って事で日々精進(笑)してるわけさ。
折り紙で。
…あ?だから何で折り紙かって?理由はもちろんある。
一つは手先を器用にする為。器用である事に越した事は無い。
もう一つは、この世界にはさっき言った通り魔法があるが、それはほとんどが戦うために進化している。
世界事情、まあ、お国柄といった所だろう。
で、魔法が戦いに傾倒しちまってて、さらに魔法が主流の世の中だから、魔法を使わない肉体系、技術系のショーが受ける。
もっというと、俺のまだまだ不器用に作った折り紙レベルでも結構驚かれるらしい。
ってか驚かれた。
サーカス団員みんなに。
で、さっそく採用されて、俺はなんと2歳でステージに立ったのだ。
観客、100万人以上のステージにな。
はじめは、2歳児働かせるな!!労働基準法どこ行った!!ってか人数多!!!こんなんで折り紙やるの!?っえ!?バカなの!?死ぬの!?って思った俺は悪くないと信じてる。
でも、いざやってみると結構うけた。俺が鶴や亀、鳥やカエル、象にキリンを作り、それをボルトの作った映写機みたいなので大きくモニターに映す。
それを見て観客は大きく驚き、声を上げて感嘆し、拍手してくれる。
俺も楽しい。中々好きだ。こういう感覚。
で、気づいたら俺はサーカスの準レギュラーになってた。
く、はめられたか。まあ、給料出るし楽しいからいいけれども。
そういうわけで、俺は今日も折り紙に励む。
もっと種類を増やし、お客に喜んでもらうために。
次は紙飛行機 やイカ飛行機、へそ飛行機にやり飛行機なんかにも挑戦だ。
金魚、くす玉、手裏剣、宝船、たとう、連鶴 、蕣とかもやってみたいけど。
具現化とかになるかな?俺の魔法。
後、人生は短いからな。色々やって損は無いだろうという事で、シャロンやエルザにナイフや武術のちょっとした訓練もしてもらっている。
ここは中世だからな。命が薄っぺらくて軽い世界。自分の身は自分で守らないと。
ま、そんなわけでそれなりに楽しくやっている。
「おいクリス!!どこにおる!!妾との稽古、さぼるつもりか!!」
あ、ヤベ、エルザとの模擬戦(というなのお遊び。や、3歳じゃ勝てませんよ。遊ばれて終わりです)忘れてた!!
「ま、まって!エルザお姉ちゃん!!今いくよ!!」
俺はそう叫んで飛ぶように走って行った。
ああ、団員で一番若いのが俺だしな。後、エルザやキャリーなんかはお姉ちゃんと呼ぶことを強制してくる。呼ばれたことないから、嬉しいんだろう。
「はようせぬか!!なんなら今回は本気で行ってやるぞ?」
や、やばい!!俺の命が!?
「は、はいいいいいいいいい!!!!急いでいきますぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」
命は大事だ。
そう3歳児で実感した春の一日だった。




