6.「劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD」
2023年5月20日公開。スマホゲーを原作とするメディアミックスプロジェクト「アイドリッシュセブン」初の劇場ライブとなる劇場版アニメ、だそうです。
通称アイナナ。劇場版は「ムビナナ」とも言われているらしい。
当方は全く見たことはないのですが、特典商法関連で調べていたら出てきました。
なんとこの作品、殆ど毎週ランダム特典で地味に30億超えしております。
初週のスペシャル本から始まり
2・3週目はキャラメッセージカード8種ランダム(週ごとにキャラ全員入れ替え)
4・5週目はビジュアルカード8種ランダム(週ごとにキャラ全員入れ替え)
6週目からは4DXが始まりそちらでも特典あり
6・7週目は通常上映でもランダムフィルム特典
ただ、4DX上映では通常上映での特典も在庫ある限り配布されるというのは良心的かも知れない。忍たまでは4DXだと通常の特典はもらえなかったようだし……
8週目はイラスト1種でノーランダムだけど
9・10週目はポストカード8種ランダム(週ごとに全員入れ替え)
11週目はランダムフィルムの再配布があったけど
12・13週目はフレークシール8種から4枚ランダム(週ごとに全員入れ替え)
……ランダム1枚ではなくランダム4枚というところにそこそこ良心が見える、か?w
14週目がランダムフィルム特典ときて
15週目が1週目のスペシャル本再配布。
19週目が千秋楽ウィークだったらしく、ビジュアルカード1種が配布。
さらに1周年記念などで再上映もちょくちょくやっているらしく、結果2024年6月までで32.6億を稼いでおります。
こういった特典攻勢やキャラカタログ的な作品である点やファン層、年齢制限の有無などを考慮すると、忍たまと比べるべきはゲ謎ではなくむしろこちらではないかと自分は思うんですがどうなんだろうか(;´Д`)
SNSでも、忍たまの特典攻勢でムビナナ思い出した!という書き込みもちらほら……
ただムビナナの場合、映画というよりもライブ的な側面が大きく、ファンは学校や仕事帰りにライブに行く感覚で作品を楽しんでいた部分もあったようです。
映画だと考えると「?」となってしまいますが、ライブだったら確かに何回行っても楽しそう……と捉えればいいのか。
あと、ランダム8種が毎週!とだけ言われると非常にとんでもないようにも思えますが、基本的に隔週でキャラクターが全員入れ替わるので、推しキャラが一人だけなら目当ての週だけ頑張ればいいか……となる為、意外と楽ではあったのかも知れない。
推しが特典イラストにいるか否か、はっきり確認できるのも実はかなり良心的かも知れない(プロセカと同じ方式)
それでもランダム8種は自分の感覚からしたらおかしいですが!!(;´Д`)
配給はバンナムと東映。
東映でもこんな特典商法やってたのか……と思いましたが、ガンダムSEEDのバンナムと考えればまぁ納得かw
ムビナナは映画の内容自体も2種類あったようです(週ごとにバージョンが違ったらしい)
2月21日に公開されたヒプマイの映画も、どうやら結末がファン投票によって決まるらしく、特典だけでなく映画そのものまでランダムなのかと言われてたり(;´Д`)
それでもムビナナは後日談など、映画から派生するストーリーを入場者特典にランダムぶっこみはしていないようなので、その点も意外に良心的なほうかと。あくまで「意外に」ですが。
ちなみに「映画 特典 消費者庁」でXを検索したらこの作品が出てきて、過去に特典の配布数が少なくもらえなくて消費者庁案件?と書いたかたがいたらしく、思い切り他のファンからぶっ叩かれていたようで(今は削除済みのようです)
特典はあくまで映画に付随するおまけ。特典をもらえてももらえなくとも、映画はちゃんと全員が観られる。だから、特典がもらえなかったからといって消費者庁案件となるのは確かにかなり滅茶苦茶ではありますが……
それとは全く別に、毎週ランダム特典に関してはそろそろ問題になってもいいと思うんだけどな?
特に、肖像権などの問題でイラストなどの特典を出すのが難しい実写映画との公平性を考えると。
特典商法と言われて悲しい……という意見もちらほら見ましたが、宿命だから我慢しろとしか言いようがない。
内容に関わらず、外野から見るとそう見えるんです。こういう商法をやると!
ムビナナについてはこんな記事もあったりします↓
「『ムビナナ』チケット譲渡時に“特典返却”を要求?転売ヤー紛いのファンを増殖させる行き過ぎた特典商法に「公式が自ら作品を楽しめなくしてる」との批判も」
ttps://www.mag2.com/p/money/1339401