12.「ONE PIECE FILM RED」
漫画「ONE PIECE」を原作にしたテレビアニメの劇場版第15作目。2022年8月6日公開。監督は「無限のリヴァイアス」や「コードギアス」など多くの傑作で知られる谷口悟朗。配給はスラダンと同じく東映。
劇中に登場するオリキャラ「ウタ」の楽曲をAdoが歌うという点でもかなり話題となった本作は、国内での興行収入は(アンコール上映含め)203.4億円。2025年4月現在、鬼滅無限列車編や千尋、「君の名は。」に次いで、日本映画の歴代興行収入第4位。全世界でも興行収入は319億円、動員数は1474万人を記録したそうで。
ジャンプ原作ってどうしてこうもバケモンばっかなんですか(;゜Д゜)
そして本作の入場者特典ですが、まず初週が「コミック –巻四十億〝RED〟–」
原作者描き下ろしの設定資料や楽曲情報などが掲載された冊子のようです。ジークアクスでも鬼滅でもそうですが、やはり冊子系はこういう形で濃ゆいものがノーランダムで来るのが嬉しい!
以降はこんな感じです↓
2週目:カードゲームチュートリアルデッキ
4週目:「コミック –巻4/4〝UTA〟– 」配布
7週目:「–巻四十億〝RED〟–」を表紙リニューアルして再配布
9週目:原作者描き下ろしメモリアルカード。裏に添付されたQRコードからはスペシャルコンテンツにアクセス可能(ゲ謎再上映時の特典と似たような感じですが、やっぱり映画見ずとも閲覧できたりしたんだろうか?w)
11週目:ビジュアルカードセット(8枚セット。ランダムじゃなくセット)
13週目:シャンクスデフォルメフィギュア
15週目:スペシャルシャンクス104巻掛け替えカバー(コミックス104巻発売と合わせて配布)
ランダム特典皆無の上、毎週でもなくほぼ隔週。大人気だった冊子はあまり間を置かずに再配布。
これまであげた数々の例からするとかなり異常に見えますが、本来なら入場者特典ってこうあるべきだろうと自分は思います。これが異常に見える今が異常なんです!!(断言)
この後ウタ(Ado)の紅白出場などもあり、映画は大盛り上がり。
ウタのクリスマスカードやお年賀カードも特別配布され、さらに上映終了が近づいてくると様々なフィナーレ企画も。フィナーレ用特別映像追加にカードゲームフィナーレセットに限定クリアファイルセットに、とどめはフィナーレ大宴(声優舞台挨拶&全国生中継)
このエッセイ書くために公式サイトの情報色々見ましたが、公開のだいぶ前からとにかくあらゆるメディアを駆使してのイベント量がものすごく、到底全部は書ききれない。ちまちま毎週ランダム特典だのやらずとも、圧倒的人気と物量で押してくる感じです。
この熱量の10分の1、いや100分の1でいいからゲ謎(通常版上映時)に欲しかったな東映さんという感想しか出ないwww
そして2023年10月に開催されたアンコール上映により、国内興行収入は200億を突破。
アンコール上映は1か月ほどでしたが、入場者特典はアンコールだけでも3回ありました。
初週:「–巻四十億–〝アンコール〟」映画本編の場面カットや全シーンの台詞や歌詞、さらには応援のタイミングまで網羅された特別冊子
3週目:カードゲームアンコールパック
4週目:メモリアルアクリルスタンド
しかし頻度は若干高くなったものの、それでもランダムはなし。さすがとしか言いようがない。
思えば公開の1年ほど前に鬼滅の400億があっただけに、長年ジャンプの看板を張っているワンピへのプレッシャーも相当なものがあったのか……それもあってのこの宣伝量とイベント量だったのか……とつい邪推してしまいますが、やっぱり200億超えはトンデモナイ。