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大河内由梨絵の話

私の兄である大河内昇は、殺人犯になった。

兄が本当に殺したかったのは、母だったのではないだろうか。

兄への接見が出来ていないので、本当の話を知る事は出来ないけれど。

兄が、岬つむぐ君を殺害した事実は、変わらない。

だから、私は、この先もずっと自分の人生を捧げよう。

岬つむぐ君の人生を奪った責任に、私の未来を全て捧げよう。

その為の贖罪の一つが、上山先輩に話す事ならば……私は全てを話そう。

私達、家族の全てを……。



心臓がドキドキと波を打つ。

どんなに仲良くなった人にも、家の事を話した事は一度もない。


私達の家は、普通とは違う。

そんな事は、ずっと昔からわかっていたから。

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