241〜246 南の島
241
「南の島とか行きたい」
「博士疲れてるの?」
「疲れてなくても行きたくないか?」
「そりゃ行きたいよ。透き通るような青い海! 白い砂浜!」
「いいよな。1週間くらいいいホテルでゴロゴロしたい」
「わたしは自分用にお土産買うからママへのお土産よろしくね」
「着いてくるのかよ」
242
「え⁉︎ 連れてってくれないの⁉︎」
「そもそも行きたいな、って話だし……」
「いつか行くかも知れないじゃーん! マユちゃんも誘お!」
「死ぬほど騒がしそうだな」
「パスポート、10年のやつのほうがいいかな⁉︎」
「そんな何回も行かないぞ。あと未成年は10年のは申請できない」
243
「でもあんまり外出たくないな〜」
「引きこもりは体によくないんじゃないか?」
「んー。でも博士が南の島に連れてってくれるなら頑張って荷造りもして、お小遣いも貯めてお土産買えるようにするし、体力もつける!」
「南の島効果すごいな」
「あ、でも今はやめてね。まだ南の島行く準備できてないから」
「すぐに行けるほど暇でも金持ちでもねーよ」
244
「博士カナヅチそう」
「うるさいな。そういうお前はどうなんだ」
「長く息は止められるよ!」
「ほお〜」
「お風呂で日々潜って練習してる!」
「それはただ遊んでるだけだろ」
245
「温泉もいいな」
「やっぱり疲れてるんじゃない?」
「有名な温泉どころに行って、美味しいもの食べてゆっくりお風呂に浸かりたい。露天風呂があるところがいい。旅館内のお土産物屋さんのチャチなストラップとか眺めたい」
「具体的だな〜」
「お前には変なご当地キャラのストラップ買ってきてやる」
「地味に値の張るアレね」
246
「あー。どっか行きたくなってきた。そもそもボスにつかま……組織に入るまで全国放浪してたしな」
「え、そうなの⁉︎」
「ああ。金は意外と困らなかったしな」
「網走刑務所内ってどうだった⁉︎」
「そんなところまで行かねーよ」
つづく




