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19〜24 魔法少女はブラックなお仕事



19

「魔物を倒すぞニート!」

「まさか魔法がオプション形式(1つ550円)だったとは…!」

「ちなみにオプションは15種類ランダム形式だ」

「アニメのキャラグッズかよ」




20

「あ、なんか水出た!」

「水魔法が1番初めに出るとは…。運がいいな」

「くらえ!」

ぎゃあああ

魔物は水を食らって溶けるように消えていった。あっけないや。

「さすが元魔法少女の娘…!才能あるな」

「水で死ぬならバケツでぶっかければ良くない?」

「魔法だから死ぬんだ。普通の水では効かない」

「魔物倒したらお金入るの?」

「魔物1体で300円だ」

「小学生のお駄賃じゃねーか!」




21

「やってられるか!」

「落ち着けニート」

博士はわたしの肩を掴んだ。

肩がメキメキ言った。力強いな!

「お前は魔法少女をやめることはできない」

「魔法少女ってブラックなの⁉︎」

「いや、母上に辞めさせるなと言われている」

「チクショー!」

「バイトでも何でもするならやめていいと言ってたぞ」




22

「てか魔法少女って一応お金もらってるし、フリーター扱いじゃないの⁉︎」

「履歴書に職歴として書くならフリーター扱いしてもいいぞ」

「書けるか!」




23

「魔法少女って過酷だね…」

「楽な仕事などない」

博士の顔は厳しいものだった。

はっと息を飲む。

「お前は世間を知るべきだ」

「…」

「…」

「魔法少女って世間なの? どちらかといえば法外の世界…」

「黙れニート」




24

「てかさ、なんでわたしの服黄色なの?」

「イメージカラーだ」

「イメージカラー?」

「ほかの魔法少女とかぶらないようにな。ほかの魔法少女に会ってみるか?」

「他にこんなブラックなことしてる人いるんだ…」





つづく




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