193〜198 そのあとマユちゃんは集中できなかった
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「マユちゃんあ〜そ〜ぼっ!」
「何……? 今忙しいのよ」
「アニメ見てるだけじゃん」
「だけ⁉︎ あなたは気持ちよく寝ているのに叩き起こされたら怒らないの⁉︎」
「え? 好きなだけ寝れるし」
「……ニートめ」
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「あ、わたしのこのアニメみたことある!」
「そうなの」
「ネタバレされたくなければ遊んで!」
「クソニートめ!」
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「博士に遊んでもらいなさいよ」
「え〜、博士は遊んでくれないよ」
「まあ……なにすんのかって感じだけど」
「今日もわたしの漫画勝手に読み出して動かなくなって暇だからマユちゃんとこ来たんだし」
「そんなものぶん取りなさいよ」
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「マユちゃんってアニメ好きなんだ?」
「それなりに……」
「わたしはあんまり見ないかな〜。特に原作漫画を先に読んじゃってたアニメは!」
「なんで?」
「声のイメージが違ったらモヤモヤする」
「分かる」
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「ここにいたのかニート」
「あ、博士」
「お前本当にああいうのやめろ。二度とするな」
「は? なんかしたっけ?」
「続刊あるのに放置するなって言ってるんだよ! 続き気になったから買って来たわ!」
「いいね! 読も読もー!」
「……ここ私の部屋よ?」
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「じゃあね、マユちゃん!」
「いつのまにか博士と仲良しになったの……」
「あ、マユちゃん」
「何?」
「そのアニメのオチはね……」
「早く帰れええ!」
つづく




