163〜168 眠り魔法は難しい
163
「ボス、教本が間違ってるとニートが言ってて、確認したら確かに間違っていたのですが……」
「まあ情報やら魔法やらは新しくなるからね……そうだ!」
「?」
「教本、作り直そう!」
「いいですね」
「博士が!」
「だろうと思いましたよ」
164
「ミユキも手伝わせるから!って」
「え、ちょっと楽しそう!」
「魔物の教本をボスが作ったのは250年ほど前らしい。その頃よりも魔物の種類なんかも増えて効く魔法も変わってるかも知れん。大変な仕事だぞ?」
「……ちなみに」
「金は出ない」
「チクショウ!」
165
「てか博士退院したばっかなのにそんなに忙しくしていいの?」
「……」
「良くないんでしょ! 寝ろよ!」
「最近眠れないんだ」
「え、じゃあわたしが眠り魔法かけてあげるよ!」
「ちょ」
「えいっ」
「(_ _).。o○」
「(( _ _ ))..zzzZZ」
166
「で、眠り魔法を強くかけすぎて2人で寝てしまった、と」
「すみません……」
「ごめんママ〜。でもまだ魔法は難しいよ」
「博士はまあいいとして。ミユキ、そんな体たらくじゃだめよ!」
「ニートに言う?」
「そうだったわね」
167
「あ、そうだ。ママ、教本作り直すのってマジ?」
「あ〜。あれあなたが不備に気付いたんじゃない」
「めんどくさいじゃん!」
「ニートが何言ってるの働かせるわよ!」
「博士頑張ろうね!」
「弱いな」
168
「もう遅いから帰る」
「帰るんだ」
「いつも帰ってるじゃないか」
「描写は初めてじゃない?」
「メタいな」
つづく




