157〜162 なんでスタングレネードなんて知ってるんだ
157
「博士〜。魔法に種類ってあるの?」
「あれ、教えてなかったっけ?」
「うん」
「すまん。なんか教えた気になってたわ」
「それはわたしが色々と今日だからではっ⁉︎」
「……運がいいだけだろ……」
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「魔法は7種類。水、火、腐敗、光、回復、眠り、防御がある」
「へー」
「お前は賢者の石で全部手に入れたが、全部使いこなすのはなかなか難しいだろう」
「やってみせるぜ!」
「ニートがやる気を出している」
「出すときは出すぞ⁉︎」
「これが就職だったらなあ」
「うるせー」
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「てか! 魔法絶対これだけじゃないよね⁉︎」
「どうした急に」
「博士は『体感時間を長くする魔法を使ってる』って言ってたじゃん⁉︎」
「あ〜。まあ今教えたのは基本の7つだからな」
「博士が〜? 応用を〜? 使ってる〜?」
「俺一応幹部だからな?」
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「この中で一番危険なのは腐敗魔法だ。万物の時を進め腐らせる」
「え……。人間も?」
「もちろんだ」
「つまり腐女子、腐男子になるということか……!」
「いや普通に物理的に腐り落ちる」
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「一番楽なのは光魔法だ。杖が光って目眩しになる」
「スタングレネード的な⁉︎」
「……わくわくしてるとこ申し訳ないが、スマホの最大照度くらいしか光らないぞ」
「ちぇー」
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「というか教本に『魔物を倒す魔法の項目』があったはずだぞ? あれ読んだら魔法の種類ある程度は分かるだろ?」
「えーあれ読むの辞めた」
「なんでだ」
「読んでたら、前、マユちゃんが火魔法で倒した魔物が光魔法で倒せるって書いてあったよ? よって信用してない!」
「マジか」
つづく




