103〜108 賢者の◯◯
103
次の日
「ママ! 博士がなんかママに教えてもらうことがあるって言ってたんだけど……」
「履歴書の書き方かしら?」
「ア、そういうのではなく……。魔法のガチャの話の時に、」
「ガチャ?」
104
「あんた魔法入手のことガチャって言ってんの⁉︎」
「だってシステム一緒じゃん!」
「システム一緒? あなたスマホゲームにも手を出してるの?」
「節度を守ればスマホゲームも課金も悪じゃないよ、ママ」
「さすが私の娘」
105
「で! 何を教えてくれるの⁉︎」
「あー。魔法を全部入手できる魔法石があるのよ」
「石⁉︎ ガチャじゃん!」
「黙りなさい働かせるわよ」
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「その名も賢者の石……」
「ひねりないな」
「欲しい?」
「うーん。そこまで魔法少女業を頑張ってるわけじゃないしそれよりお小遣い上げてほし……」
107
次の日
「殴られたけど賢者の石もらった」
「もらったのか⁉︎ 俺たちの間では伝説なんだが……」
「その代わり1日1体魔物を倒さないと博士が死ぬって」
「へ?」
「博士のためにも頑張るね!」
「なぜ俺を巻き込む⁉︎⁉︎」
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「ボス!俺を巻き込むのはやめてください!」
「まあまあ。ニートとは言え、あの子は責任感の強い子よ。自分の命より人の命がかかってるほうが真面目に動くわ。それに」
「それに?」
「実の娘に働かないと死ぬわよって言いたくないしねぇ」
…………
「……と言われた」
「博士丸め込まれてるよ」
つづく




