5話〜森〜
...
うぅ...
まだ体が少しだるいな…
そうだ!進化はどうなった?!
俺は自分の体を見てみるとかなりの変化があった。
鱗は灰色から黄色になり、翼は小さいものの今の俺の体くらいなら浮かせられそうな力し強さを醸し出していた。肩の怪我は痕すら残っていない。
進化で体の再生も出来るのか。しかし、かなり変わったな…次はステータスを
種族 ：ベビードラゴン
状態 ：通常
Lv ：1/20
ランク：G+
HP ：50/50
MP ：30/30
膂力 ：30
守備 ：24
敏捷 ：38
魔力 ：24
種族スキル
【鱗：Lv5】【竜：Lv1】
固有スキル
【叡智之魔眼：Lv1】【女神之加護：Lv1】
耐性スキル
【衝撃耐性：Lv1】【飢餓耐性：Lv1】【酸耐性：Lv1】【痛覚耐性：Lv2】【斬撃耐性：Lv1】【火耐性：Lv1】
通常スキル
【噛みつき：Lv6】【引っ掻き：Lv3】【暗視：Lv5】【火の息：Lv4】【ナックル：Lv3】【カウンター：Lv3】【ウォーター：Lv1】【熱源感知：Lv3】【飛行：Lv1】
称号
【神之祝福ヲ受ケシ者】【捕食者】【魚殺シ】
oh...
前回確認した時からかなりステータスがあがっている。それにスキルもあがっているようだ。
かなり強化されたなぁ。ステータスだけ見ればランクで同じのダークスパイダーよりかなり強いし...
あっ
そう言えばダークスパイダーまだ食ってないな。丁度お腹減ったし食べるか。
いただきます。
そうして俺はダークスパイダーの腹部に噛みつくと中から大量の体液と臓物が出てきた。
うわぁ...ビジュアルがヤバい。モザイク必至なレベル
俺はその見た目に我慢して食べることにした。味の方は不味くはなかった。
〖熟練度が一定に達しました。スキル【麻痺耐性：Lv1】を獲得しました。〗
〖熟練度が一定に達しました。スキル【毒耐性：Lv1】を獲得しました。〗
〖熟練度が一定に達しました。スキル【毒生成：Lv1】を獲得しました。〗
〖熟練度が一定に達しました。スキル【気配遮断：Lv1】を獲得しました。〗
〖熟練度が一定に達しました。【噛みつき：Lv6】が【噛みつき：Lv8】になりました。〗
〖熟練度が一定に達しました。【暗視：Lv5】が【暗視：Lv6】になりました。〗
捕食者ってバランスブレイカーなんじゃねって思うくらい確認出来るな。欲を言えば影縫いも欲しかったけどこれでも充分すぎるな。
...。
ステータスも上がったし飛行も手に入れた。そろそろ外に出たいな。でも出口がわからん...
そういや俺が異世界で目が覚めた所と地底湖だと地底湖の方が暗い気がする。
反対側に行くか。
俺は今まで来た道を引き返し始めた。塩漬けのストーンフィッシュを咥えて。
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体感にして約3時間くらい歩いたところで遂に出口らしきところが見つかった。道中魔物が1匹もいなくてスムーズに進むことが出来た。
俺は出口に向かって走った。そして
おぉぉ外だぁぁぁって目がァァァァァ
久しぶりの太陽光は俺の目に容赦なくダメージを与えてきた。俺は洞窟の出口付近で目を慣らしてから出ることにした。
ここは森かな？
洞窟から出た先は木が鬱蒼とした森だった。当たりを見渡しても生き物は居なく木や草等しか目に付かなかった。
「...す...て」
ん？人の声か？
「...すけて!!」
また聴こえた。前方に人がいるのか？
俺は異世界初の人との出会いに希望を抱き走り出した。そして着いた先で見たものは
自身の身の丈より大きな蜂と戦う少年の姿だった。
アカウント名・叢雨 (ムラサメ)
@murasame_narou
#なろう #叢雨 #ムラサメ
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