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2日目. 寝坊しました

 肌寒さを感じて葉月は目を覚ました。


「やばっ!」


 どうやらひと休みするだけのつもりが、眠ってしまったらしい。

 寝不足だったので無理もないが、小屋の入り口から傾きかけた太陽の姿が見えた。

 葉月は慌てて小屋を飛び出す。

 まずは畑を確認する。四つの畝のうち、イチゴの畝はそのまま残っているが、葉が少ししおれていたので、万能ツールで水遣りをしておく。

 少しだけ株が残ったままのほかの畝には謎の種を植えることにする。

 二つの畝に謎の種を播き、水遣りを終えたところで、畑の隅に放置してあった収穫済みの株に気がついた。

 葉月は肥料にするつもり置いておいたのをすっかり忘れていた。

 慌てて株を引っつかんで、作業台の上に移動させる。

 万能ツールを小さなスコップに変え、株に触れると、作業台の上には肥料の袋と種がいくつか転がっていた。


「わーい、種だ!」


 どうやら収穫した株は肥料か種のどちらかにクラフトすることができるようだ。

 種にクラフトできるのであれば、謎の種を温存できるのがありがたい。

 葉月は早速クラフトした種をもう一度播くことにした。

 採取した株よりも種の数は少なくなってしまったが、種にクラフトできただけでも、もうけものだ。

 これで残りの畝も全て埋まった。畝にクラフトしたばかりの肥料と、水をまいておく。

 明日が楽しみだ。

 いよいよ周囲が暗くなってきた。

 葉月は木材をストレージから取り出す。作業台に移動し、昨日は作れなかった玄関用のドアを製作する。

 木材を六つ使用して金づちでクラフトすると、ナチュラルな感じのドアが完成した。

 早速小屋の入り口に取り付け、開閉を確認する。

 これでいちいち土のブロックで出入り口を塞ぐ必要はなくなった。

 完全に日が落ちてしまう前にやるべきことが残っている。

 葉月は池の水を飲み、トイレを済ませ、作業台を一旦インベントリに仕舞った。ストレージからいくつか木材を取り出してそれもインベントリに収納し、小屋にこもる。

 そろそろ明かりをなんとかしたいが、そのためには燃料が必要になってくる。

 お風呂は無理でもお湯を沸かして体を拭く位はしたいということもあり、明日の目標はほとんど決まってしまった。

 おなかがすいていたのでりんごで夕食を済ませる。

 いい加減りんごに飽きてきたが、調理器具がないので文句は言えない。

 ささやかな夕食を終えた葉月はインベントリから作業台を取り出す。

 狭い小屋の中は、ベッドと作業台でいっぱいになってしまった。

 やはり早急に小屋を作りなおすか、拡張する必要があるようだ。

 昼間に眠ってしまった所為で、ほとんど眠気はない。作業台もあることなので、敵対MOBが襲ってくるまでは、木材で作れるものをクラフトすることにする。

 まずは木材をクラフトして木の棒を製作する。インベントリの枠が三つほど埋まるくらい棒を作成したところで、手持ちの木材がなくなった。

 次に、木の棒を四つクラフトすると木の柵が完成する。

 これは小屋の周囲に張り巡らせるためだ。

 こうしておけば敵対MOBが小屋に近づいたとしても、柵の内側には入れないので安心して眠れるというわけだ。

 ほかにも家畜を逃さないための柵にもなるので、少し多めに作っておくことにする。

 さすがに暗闇の中で柵を設置するのは難しい。設置は明日の作業にした。

 木の棒を半分ほど柵にクラフトしたところで、再びギシャアアという大ミミズの近づく音が聞こえてた。

 どうやら今夜も葉月はゆっくり眠れそうになかった。


異世界移住2日目


空腹度:●●●●●●●●●●

体力:●●●●●●●●●●

経験:Lv.18→19


称号:移住者 (かけだし)、豆腐建築士、臆病剣士

スキル:土木:Lv.2、建築:Lv.1、農家:Lv.1、木こり:Lv.2、大工:Lv.1→3

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