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夢と才能

作者: あまね

「こいつ才能ない」


 ちょっといいなぁと思ったアイドルや女優を調べるとこういうカキコミがあった事なんて、一度や二度あるだろう


 もはやその手のカキコミなんて珍しくもないだろう。


 全くもって、普段なら無視するカキコミである。


 ただ、今日はどこかムシの居所か、溜まりに溜まった鬱憤のせいか、無視することが出来なかった。



 いや、本当に才能ないと言うのは一線越えていると思うよ。


 才能ないと断言した人が有名にならず、一生その仕事が出来ません、もし有名になったり仕事ができる方なら、間違えた見る目の無い私の人生を終わらせてくださいと言える?


 たかだか、才能ないと言うだけで人生終われねぇだろう。


 それとおんなじで、なんで見ず知らずの一般人に人生終われみたいな事言われねばいけないんだ。


 お前に何がわかるんだよ。


 他人の才能を勝手に決めて、自分の不甲斐なさや溜飲下げているんじゃねぇよとまでは言わない。



 別に批判するしないは自由だとは思うけど、なんていうか才能って、免罪符みたいなものだと思うんだよ、頑張った人が夢をあきらめられる拠り所みたいなものだと思うから、穢す様に使って欲しくない。


 夢と現実で戦っている人に夢からも現実からも逃避している人が八つ当たりするなよ。


 あぁどうせ、こんな恥ずかしい事を思う事自体恥ずかし過ぎて、明後日当たりには忘れるだろうけど。


 せめて、明日まではこんな事を思う、夢と現実で戦っていたい。


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