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第四十話「うばう けいやく」

「おま、言っている意味わかってるのか?」

「うん、私が奴隷になれば、アオくんの言っている出生もチャラになるよねっ」

「そりゃ、確かに奴隷になれば地位的にもマイナスされてチャラにはなるし、用途的にも問題ないだろうがな……」

「ラミィさん、錯乱したんですか!」


 あのアバレが、ラミィをなだめている。わかるぞ。


「ちゃんと考えて言ったよ」

「こいつの、その、奴隷になるって、ありえないですよ! たとえ夢のためだからって、精霊の予言で保証されてるからって!」

「私はね、ここで夢を諦めたら、もっと遠くなると思ってる。結局何一つ押し通すことも出来ないで、口ばっかりの人間で終わっちゃう」


 ラミィの目は錯乱していない。しっかりと輝く瞳で、俺を睨みつけている。


「おかしいだろ」

「おかしくないよ、私は、口だけの人間じゃない。なんでも、やってみせるから。何もしなかったら、アオくんとは仲良くなれないよね」


 前に、俺が言った言葉を思い起こすような反論だった。

 たじろく俺を、ラミィは不適に笑い。瞳はより強く前を見る。


「自分だけが、傷つかない場所にいられるなんて思ってないから」


 それがとても眩しくて、俺は直視できなかった。


「嘘だろ」

「嘘じゃない」

「ラミィに奴隷なんて無理だ」

「無理じゃない」

「じゃあ、ラミィはここで裸になれっていったら、なれるのか?」


 嫌な奴だろう。でも、ここまですれば流石のラミィも……


「や、やめろ! やっぱ今のは無しだ!」

「……そう?」


 ラミィのやつ、躊躇いもなく服を脱いだぞ。俺の言葉で止まったけど。

 俺は冷や汗が止まらなかった。たとえあれがすん止めのブラフだったとしても、俺はまんまとその罠に掛かったのだ。

 ラミィは、してやったりと、得意気な顔で勝ち誇った。


「……負けだ」

「うんっ、何かなアオくんっ!」

「俺の負けだ! 旅にでもなんにでもかってにくればいい! 但し、ラミィを奴隷にするのはやめないからな!」


 ラミィはガッツポーズを決めて、ウインクして見せた。パチンとしたら、眼から星が出てる。

 周りにいた小屋の子供たちは唖然としたまま、この一連の出来事についてきていない。


「ラミィ、一つ聞くぞ」

「なにかな?」

「俺たちについていくことを、都合のいい逃げだと思ってないだろうな?」


 可能性の一つだ。もしかしたら、ラミィはサンバルを見殺しにした後ろめたさで、小屋の子供たちへの負い目で、旅に出ようとしているのではないのか。

 サンバルの真実は、ゴーグル以外は知らない。


「ごめんアオくん。それは私にも、わからない。もしかしたら、心の底ではそんなことを思っているのかもしれない。でもこれだけはいえるよ」


 ラミィは一度目を曇らせるが、瞬き一つして、また瞳に輝きを取り戻す。

 嘘も方便もない、正直な言葉を、俺にぶつけてくる。だから、彼女は強いのだろう。


「私は、戦う」


 そんなラミィがとても眩しくて、俺はいつも前を向くことができなかった。


「それならいい」


 でも、ラミィは逃げることも覚えた方がいいと思う。嫌な事は、立ち向かうだけが選択肢じゃないことを、まだ知らないのだ。

 目を逸らした先に、アバレがいた。


「おい、アバレ」

「……あ、あぁっ! なんだよクソが!」


 アバレは、自分が呼ばれるとは思っていなかったのだろう、一度困惑してから、噛み付くように喚きだした。

 俺もお前は好きじゃない。だけど、ラミィが出て行くというのなら、義理は通す。


「命令だ。お前はこれから、ゴーグルのやる仕事を全部手伝え。事務仕事だろうと雑用だろうと、なんでもだ。その怪我が治るまでは、全部一緒にやれ」

「はぁ! なにいってんだよおめぇ!」

「それをやらないのなら、俺は奴隷であるラミィを殺す」


 できるだけ声を重く、はっきりと言った。

 アバレが目を開いて、驚愕の表情を見せる。

 ロボもフランも驚きに肩を強張らせた。ラミィは、俺が表情を見たくない。


「な、なに言ってんだお前!」

「奴隷ってのは生死与奪も自由なんだよ。いっておくが、真面目にやれ。適当に済ませたり、俺が見てないからってサボったりすれば、ラミィは死ぬんだからな」

「そんなの、できるはずが――」

「出来ないと思うのか? 俺は、サンバルを殺したんだぞ」


 俺は右手で、ラミィの首を掴んで見せた。

 ラミィは若干苦しそうに呻いたが、抵抗はしない。


「さ、最低野郎!」

「卑怯者!」

「ああ、その通りだよ」

「何のためにそんなことするんだよ!」

「俺の趣味だよ、嫌がらせだ。アバレに心底嫌そうな仕事を押し付ける。俺はもう、ラミィをいつ殺してもいい人間なんだよ」


 そのまま首根っこを引っ張って、部屋のドアに向かう。

 途中、入口にいたゴーグルとすれ違った。


「ほれ」


 俺はポケットから、カードを取り出して投げる。

 ゴーグルは、突然のことで受け取れなかったようだ。二枚のカードが、地面に落ちた。


「そいつを誰に使わせるのかは、お前が選べ」


 そのカードとは、水と風のレアカードだ。

 あの戦いの最中、死んだイェーガーとサンバルの遺体から、フランが抜け目なく持ち出していたのだ。レアカードは、持ち主が死ぬと名前も消え、所有権がなくなる。


「あ、あのっ――」


 ゴーグルは何かいいたそうだったが、耳も貸さずに部屋を出て行った。

 フランもロボも、つっかえるものはあるだろうが、俺に続いて部屋を出て行く。


 一瞬のことだっただろう。中には、何が起きたのかわからないやつらもいる。


 小屋の子供たちには、ラミィを奪われた事実だけが、確定しただけだ。



 あの小屋を出て、誰も追ってこないのを確認してから、ラミィの首から手を離した。


「アオ殿、あの言い分は一体なんなのですか!」


 もう何回目かの、ロボの糾弾だ。そろそろ説明してやったほうがいいか。

 自分でやったネタを自分でばらすのって、何か気が引けるんだよな。


「アオ、あれでいいの?」

「いいんだよ」


 フランは一応、俺の意図を察してくれたようだ。ありがたい。


「アオくん」

「大丈夫だよ、本当に殺しはしないって」

「そうじゃないよっ! 私は、あんまりよくないと思う」

「でも、あれ以外に何かあるのか?」


 ないから、何も言わなかったのだろう。

 いや、何か言いたかったのだろうが、あの時間内に、思いつかなかったのだろう。


「あの小屋はラミィ、お前がいたから成り立ってたんだよ。あんな餓鬼共を束ねられるのは、ラミィの他にはゴーグルしかいない。でも、実際それを出来るポディションにいるのは、アバレしかいない」


 なら、両方をあわせるしかない。そういたって考えたのが、あれだ。

 どこへ行くかもわからない足取りは、段々と早くなる。


「だったら、アバレにゴーグルの仕事の大切さを何とかして理解してもらうしかない。苦渋の策だけどな。それに、俺が見ていない以上、あいつがラミィも構わずにサボればそれであの小屋は終わりだ」


 結局は、あいつら次第なのだ。

 最終的には経済破綻して、無くなってしまうかもしれない。統率が取れなくて、自然離散してしまうことだってある。


「まあ、そん時は仕方ない。その程度の場所だったら、守る義理すらないからな」

「アオ殿、そのような見積もりを……! この畜生、なにも察せずに申し訳ございません! いくらでも叱り付けください!」

「そんな綺麗なもんじゃない。結局は、丸投げだからな」


 今後、一番辛いのはゴーグルだろう。真実を一人抱え、あの小屋の中で生きていくのだ。

 いつか、あの中に気を許せる友人を作ってもらいたいものだ。


「アオくん、そういえば、今はどこに向かってるの?」

「ん、ああ、どこだろう」


 ちょっと頭を捻って、考えてみる。なんだっけ。


「あ、ああそうだ。ラミィ、もうお前は俺の奴隷だからな」

「え、まだだよ」

「あり?」


 え、どういうことだ。

 眉をひそめる俺に、ロボが察してくれたのか、横から耳打ちをしてくれる。


「アオ殿、奴隷とは、隷の精霊によって正式な契約を交わして初めて成立するものです」

「ああ、なるほど、契約ね」


 そうだよな、奴隷って言っても、そのままじゃ裏切らないとは限らないし。そんな能力があるのなら是非実行したい。


「契約って、やっぱあれか」

「精霊公認の奴隷商人に頼めば、行えます」

「とうとうと言うべきか、今更と言うべきか、行くか」

「あっ、私が案内するよっ!」


 ラミィが案内を名乗り出る。自分が奴隷になるのにいいのかそれは。


「じゃあロボ、上層に行って旅の荷物をあらかた持ってきてくれ」

「アオ殿? もしや今から旅立つので」

「仮にも姫様連れて行くんだ。王様たちと面倒な交渉をするより逃げる方がいい。目的地も決まったのにうだうだしてられるか」


 俺は、あのラミィ兄が好きじゃない。長居してたらまたどんな形で利用されるかわかったものではないのだ。

 考えるだけで、ちょっと頭がいたい。働くのはこれだから嫌なんだ。


「ロボ、いっておくが変に人と関わるなよ、呼び止められても上手く逃げろ」

「承った。この畜生、全身全霊で荷物を持ち帰りましょう」


 ロボは自分の胸に手を当てて、俺に誓う。

 不安だ。とっても不安だ。


「……フランはどうする、俺は奴隷商に行くが」

「わたしは、アオと……」


 フランはいいかけて、言葉を止めた。何かを思案するように、一度顎に手を当てて、


「ううん、ロボについていく。すごく心配だから」


 まっすぐと、俺と別行動を決めた。今必要なことは何かを考えた、いい判断だ。


「そうか、助かる」

「大丈夫、わたしも、頑張る」


 フランはガッツポーズを決めて、俺から心配の種を取り除いてくれる。

 俺はちょっとだけ、寂しい。

 俺についてきてくれないのは、理屈上、ロボについていくことが必要だからだ。でもちょっぴり寂しい。


「ま、まあいい。各自やることが終わったらトーネル入口のギルドに集合するぞ。寄り道をしないように、あとトラブル起こさないように」

「心配無用です。我が畜生の身が盾となり剣として、フラン殿をサポートいたします」

「その畜生の身が一番心配なんだけどな」


 互いに頷き、俺とフランは別の道を歩く。事前に決まった別行動は、初めてだ。

 ほんの少しの別れだったが、なんだか感慨深いものが湧き出てきてしまう。


「なんだろうな、これ」


 フランの去り行く背中を眺めながら、ちょっと微妙な笑顔がこぼれた。



「アオくん、ここだよ」


 公式の奴隷商人は、下層の更に奥、路地裏を何回も左右に曲がって、初めてたどり着いた。かなりでかい建物だ。家に設けられた柵の端っこがかすんで見える。

 なんと言えばいいか、刑務所の入口みたいなところだ。これだけ大きな建物なのに、景色に溶け込みすぎて、この場所がとてもわかりづらい。

 これって、道案内いないと絶対つかないのではないだろうか。ちょっとだけ苦笑いがこぼれる。


「アオくん、入らないの?」


 ラミィはそんな俺を、横から怪訝な表情で覗いてくる。


「ん、ああ入うぉお!」

「ようこそいらっしゃいました。わたくし、隷の眷属のツナと申します。お客様ですね、こちらへどうぞ」

「びっくりしたぁ」


 入口でもたもたしていたせいか、店員らしき男がぬっと現れた。黒のスーツ姿で礼儀正しいが、眼の腐れ具合は俺に似ている気がする。

 とくに警戒することもないので、その男に促されるまま、中へと入る。客間のような場所に通される。


「こちらの席にお座りください。何かお飲み物は?」

「適当でいい。要件を済ませたい」

「畏まりました。なんなりと」

「えっと、奴隷契約の魔法をかけてほしいっていえば、わかるか?」

「おや、あなた、そういう趣味で?」

「俺じゃないぞ、奴隷にするのはこっちの女だ」


 ぶしつけに、ラミィを指差す。


「そうだと思っておりましたよ。契約を結ぶという事は……あれ、あなたは……」


 奴隷商人の男は、ラミィを見て一度怪訝な表情を浮かべる。あの包帯顔になにか変なものでもついているのだろうか。


「もしや、シルフィードラミィさんでございますか?」

「私のこと、知っているの?」

「もちろんですとも、われわれのバッタもんをつかます輩を懲らしめる、包帯なびく青い風とはあなたのこと」

「いやぁ、そんなに褒めなくてもっ!」


 ラミィがいっちょ前に照れている。機嫌よくその場でぴょんぴょんとぶあたり、なんともわかりやすい。

 奴隷商人だし、知ってて当たり前か。一応公式だろうから、敵じゃないのもわかってるだろうし。


 ただ、それなのになぜか、奴隷商人はちょっと難しい顔で悩み始めた。


「う~ん、あなた、シルフィードラミィなんですよね、それが、奴隷に」


 状況から察するに、別にラミィを怖がっているわけじゃない。なにか、行動を躊躇っているような感じだ。

 もしかしてこいつ。


「あんた、ラミィの正体を知ってるのか?」

「いえいえ、そんな滅相もございません。ただ、可能性としての話です。もしご高名の方だとしたら、契約にもそれなりのリスクが付きまとうので」

「いや、知ってるだろお前」

「ほほほ」


 ごまかしているが、暗に知っていると言ってるようなものだ。

 これは面倒だな、またひと悶着あるのか。

 やっぱ姫ってのはいろいろしがラミィが付きまとう。なんともいえないが、やっぱ置いていくべきかもしれない。

 ラミィは気楽にも、出てきたティーカップを揺らして、お茶の味を堪能している。マニアめ。気楽にしているだけじゃ何の解決にも――


「おっ、失礼。あはい、それで、了解しました」


 奴隷商人が、突如なにかに向かって会話を始めた。傍から見ると、空気と話しているみたいだ。


「なんだあれ」

「たぶん、魔法の通信会話じゃないかな」

「そんな魔法もあんのか」

「あるよ、トゥルルのカードとか、伝のサインレアとか。あとは兄さんもたまに、王宮から風を飛ばして、わかる人だけに伝わる伝達魔法なんかも使うし」


 そっか、そういえば受付姉ちゃんもギルド間で連絡とってたっぽいし、そういう魔法はあるんだろう。

 この世界、歴史は結構あるのに、電化製品もなかったりするのはその辺の技術が魔法で全部補えるからなんだろうな。


「あの、御二方、よろしいでしょうか」

「ん、ああすまん、なんだ」


 通信魔法が終わったようだ。奴隷商人が真剣な顔をして、頭を下げた。


「我が主、隷の精霊様、クサリ様が面会をご希望しております。よろしければ、その願い、かなえていただきたい」

「え、精霊様がっ! 私たちにっ!」


 ラミィがやかましく驚く。机を叩くな。


「落ち着けよラミィ」

「だって、私ですら隷の精霊様には会ったことないんだよっ! 決まりごとがあまり好きじゃないみたいで、何かあっても直接関わらないの。二十年前の戦争ですら、静観だったんだよ!」

「そりゃ、無責任な精霊だな」


 精霊クサリか、なんで俺たちに興味を盛ったのかは疑問だが、断るいわれもない。


「会ってもいいぞ、あんまり礼儀はないが」

「構わない、それも望み」


 そのとき、ぞっとする様な響きが部屋に木霊した。

 部屋の中が暗転したかのように暗くなる。窓から来る光を隠す、鎖が現れたのだ。

 たんすの間、カーテンの裏、本棚の奥、隙間という隙間から鎖は現れる。じゃらじゃらと機械で鉄を引っ張るみたいな、やかましい音を立てながら、鎖が部屋中を縛っていく。

 最終的にこの部屋は、黒い鎖の繭みたいになってしまった。


「な、なんだ!」

「やかましいことだろう、君には不遠慮な音だろう」


 俺の目の前、正確には奴隷商人の隣に、鎖の一部が集まり始める。男一人分の大きさにまで包まると、隙間から眼のような鋭い光がこちらを覗く。鎖のモンジャラみたいだ。実際はかなり怖いけど。


「だが縛るものとは、常に無遠慮だ」

「なら、俺も縛るものに対しては無遠慮にするぞ」

「好きにしろ」


 正直言うと、かなり怖い。隣にいるラミィも、敵意はないのに、どこか腰が低くなっている。


「こちらが、隷の精霊、クサリ様です」

「紹介されなくてもわかるわい、で、何の様だ?」


 鎖に囲まれた部屋は、言ってみればこのクサリの体内だ。底冷えしない方がおかしい。早いとこ済ませてくれ。


 脇役列伝その2


 奴隷商人 ツナ


 隷の精霊クサリの眷属。実を言うと元は地球人で、偶然の産物から異世界に召喚されてしまう。わけもわからず盗賊に身包みをはがされ、死の淵で足掻いていたところを他の隷の眷族に助けられる。

 その眷属の計らいもあって、奴隷商人に就職する。元底辺ブラック会社のサラリーマンだったツナは、奴隷達の悩みを自らのことのように真摯に受け止め、奴隷と主人間の相談役として、才能を遺憾なく発揮する。最初に助けてくれた隷の眷属は老体もあって、彼の死の三日前に眷属の継承を行い、今に至る。

 奴隷商人だが奴隷もちで、手が付けられないと評判だった女の奴隷を三人引き取っている。三人のおてんばに苦労しつつも案外いい生活をしている模様。


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