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第二十一話「もん けんぞく」


 とんでもなく、でかい門だった。

 歩いている最中に、段々と影が見えてきたと思ったら、一向にたどり着かない。あれだ、東京から見えた富士山みたいに、この世界に不釣合いなほど大きい街だということだ。

 城門の前に着いたときには、上を向いても天辺の見えない街に、首が痛くなってきた。


「まじで、大都市だな」

「塔の上にまた塔を作り続け、横に広げる以上に縦にも広い。鋼鉄召喚コモンカード、ドッカベを数百年かけて集め続けた結果なのでしょう」

「なんで縦に広いんだ?」

「戦争において迎撃のためと、昔あった階級制度の名残ですね」


 結構複雑な事情があるということか。でも聞く限りだと、今はあんまり意味がないと。


「おっきい」


 フランは、ずっと上を向いたまま。時折背中から転びそうになる。両手を振り回して必死に前に戻ろうとするところを、支えてやる。


「順番になったようです」


 ロボが、門の入口を指差す。辺りには多くの人間が暇を潰しながら、入国を待っている。

 どうやら込み合った時間帯にきてしまったようだ。整理券のようなものを配られ、入国手続きを待っている状態だった。


「ほらフラン、いくぞ」

「あ、まって!」


 フランは、俺たちが歩いている場所まで、慌てて追いつく。そんな慌てなくても置いていかないって。


「次は、あなたたちの番……ですね」


 門番の男が、ロボの姿を見てちょっと驚いていた。無理もない、フードを被せても、正面から見れば犬鼻が出ている。


「俺はアオだ。んで、こっちがフラン、こっちがロボ。冒険者で、持っているのはカードくらい」


 面倒なので、適当に説明する。


「少々お待ちください。税のかかるものがないか、荷物を拝見させていただきます。カードは構いませんので、リュックをそちらに置いてください」


 この門番は、俺に対しても結構まじめだ。好感が持てる。

 学校の持ち物検査なんてさ、俺だって荷物見せたくもないのに、学級委員の女子が、なんでこいつの見なくちゃならないんだよって顔するんだよな。指で摘むように持ったりな。


「セイブーン」


 対して、こっちは荷物を開く必要もないらしい。セイブーンは便利だ。

 門番はロボをちらちら時にしながらリュックの探りを終える。


「……さて、フライパンなどの貴金属がありますが、これほどの量なら税はかかりません……あの、それでして」

「ワタシに何か?」

「そちらの、おっきな方のマントを取っていただけないでしょうか? 万が一に、手配犯などでしたら検問を通すわけにも行かないので」


 ああ、そういう疑いもあるのか。

 でもどうするか、ロボの姿なんか見たら卒倒しないにしても、モンスターだとか騒ぎ立てられては困る。

 俺がめくばせすると、ロボが静かに頷く。


「御意、大事ありません」


 御意って、大丈夫なのか。

 マントに手を掛けて、ばっと脱ぎさる。ロボはこういう派手なパフォーマンスが案外すきなんだろうな。


「お、オオカミっ、モンスター!」

「否、ワタシは精霊の眷属である。この地のカードをしかと目に焼きつけよ」


 驚いた門番を手で制し、もう片方の手からカードを取り出す。ああ、その手があったのか。


「け、眷属でいらっしゃいましたか! 本物のカードだ!」


 ははあと、門番がいきなり頭を下げた。なんだこれ。


「精霊の眷属だと……」

「一体何をされに来たんだ……」


 周りまでざわめき始めた。


「マントの中に秘め物はない、しかと確認せよ」

「め、滅相もありません!」


 門番が道を開けて、街への道が開ける。


「どうぞ、お入りになってください」

「うむ」


 マントを大きく翻して、ロボが格好良くマントを羽織った。出動する消防士みたいだ。

 ロボが偉そうに歩き始めるので、俺とフランもそのまま付いていく。


「精霊の眷属は、いわば国にとって王族の来日と同じなのだ」


 ロボが、歩きながら俺に解説してくれる。


「あまり、ワタシのような痴れ物が眷属などと名乗りたくはないのだが、ここはやぶさかながらも使わせてもらった」

「案外ノリノリだったろ」


 まあ、今まで使ったことないから、名乗りたくないのは確かかもしれないが。

 なんにしても、街の中に入れた。三大国家のひとつ、トーネルに到着だ。


「アオ、あれ見て、ノッポな家」

「だな、でかいばかりが能じゃない」


 フランが街の中央に見える高い塔を指差す。あれは民家なのか。


「今いる場所はどこだ?」

「おそらく下層であろう。ワタシもあまりきたことないが、この街の骨子を説明したほうがよろしいか?」

「ああ、助かる」

「承った。この下層が最も人の多い場所だ。市場などもここが最も栄え、情報を人づてで得るのならここだろう」


 ロボは次に、上を指差す。


「あそこは中層、富裕層などの、一定の資金を持ったものが住まうことが出来る。治安もよく、下層より多くの警備員が常に巡回している。更に上の上層は、王族の住まう場所となっており、むやみやたらに人は入れない」


 ロボの指が、今度は下を向く。


「この下にも、街がある」

「最下層ね、それならパパにも聞いたことがあるわ」


 フランは仲間はずれにされるのが嫌なのか、しゃしゃり出て説明を始める。


「トーネルで最も汚く、広く、入り組んでいて、治安が悪いって聞いたわ。危険も多いけど、非公式の奴隷なんかも売っていたり、上で手に入らないものもたくさんあるって」

「博士何してたんだよ……」

「この街の魅力は、いい悪いに限らず、人が集まるところにあります。して――」

「お、お待ちください!」


 男の声が後ろから響く、振り返ると、さっきいた門番とそれよりも年の食ったもうひとりの門番が慌てて駆け寄ってきた。


「すみません! こっちのものが至らぬばかりに、眷属の方をそのままお通しするなど」


 年食った方の門番が、もうひとりの門番の頭を掴み、一緒になってお辞儀をする。


「礼儀は無用だ」

「そうもいきません、一度、トーネル一族の方々と謁見なさってください。この国にとって精霊とは、軽んじてはいけない存在なのです」


 面倒くさいなこの年食った方。

 古い人間ほど、この国は精霊に対して敬意を払うのか。ここまでくると神聖視といえばいいか。


「……アオ殿」

「いや、俺に聞かれても」

「……そちらは?」

「ふたりはワタシのある――」

「従者だ」


 こいつ、今なに言おうとした。話がこじれる予感がして、思わず口を挟む。

 面倒だし、ここは簡単に済ませるか。


「ロボ、お前とりあえず行けよ」

「だが、しかしそれでは」

「かまわねえよ、見たいものも決まってるし、ロボがこの街で大きな顔して歩く以上は必要事項だろ」


 ロボ一人を別行動させるのに、不安が無いわけじゃない。

 だが、一方で安心感もある。ロボは強い。万が一、この門番が俺たちを騙すためにロボを連れて行くのだとしても、遅れは取らないと確信できる。

 見る限り、ちゃんとした公務員だし、騙すなんてことはないだろうけど。


「わかりました、アオ殿が言うのであれば、よしなに」

「集合は夜。門の前な、すれ違いになったとしても、門番に伝言は頼むこと。おいおっさん、それくらいは配慮してくれるよな?」

「は……はい、門番に言いつけておきます」


 今、この門番俺の口調にイラッと来たな。生意気でもいいじゃないか、眷属の知り合いだぞおら。


「じゃ、行くか」

「お気をつけて、健闘を祈ります」

「うん」


 これでまあ、フランと二人になったわけだ。

 ロボに背を向けて、人ごみの中に紛れていく。はぐれると怖いので手も繋いでおく。


「どうするの?」

「奴隷を探す。換金はそのあとで」


 お金は持っているといいものだが、長く保持すべきものじゃない。

 フランは辺りをきょろきょろし、俺は辺りをじろじろ見る。どっちも一緒なのに、なんだか意味が変ってくる。


「まずは、相場を知っておかないと」

「そう、じゃあ奴隷市場を最初に探すのね……どこにあるの?」

「わからん」


 手当たり次第に探すか、それとも人に聞くか。


「フラン、道を聞く事は」

「無理よ」

「偉そうに……俺も無理だけどさ」


 この広さじゃ、手当たり次第は無理だ。マップがあればいいのだが。

 気楽に探せばいいか、新しい街を回るのって不安だよな、子供の頃なんか迷子になると本当に死ぬんじゃないかと思ったくらいだ。だって両親が夜になっても探しに来てくれないんだよ。


「フラン、迷子にしないでくれな」

「……? うん」


 フランには経験させちゃいかんな。絶対に離れないようにせねば。

 そうせねば怖い思いをする、俺が。



 適当に商店を回るが、ここにあるのは生き物以外だ。

 というか奴隷ってどの部類なんだ。ペット?


「アオ、これなに?」

「ああ、わからん。ちっこいな」

「おお嬢ちゃん、この食べ物はマカロンと言ってだな」


 マカロン、なんでこの異世界にあるんだ。

 ということはここはお菓子屋か。おっさんがやっている辺り地球と変らない。

 知識としては知っていたが、みるのは初めてだ。いや、地球のものと一緒なのかはわからんけど。

こういうメルヘンな食べ物って、めったな機会じゃないと食べないものな。


「おっさん、ひとセットくれ」

「あいよ、袋一つにマカロン五個入ってるからな、占めて千だ」


 高っか。そんなもんだろうけど。

 おっさんが袋詰めしてくれたマカロンを、フランが颯爽と受け取る。こういうときは積極的なんだな。


「俺にも一個」

「うん」


 受け取ったのを一口で飲み込む。うん、悪くない。パサパサしてるな。


「もう食べちゃったの」

「こんなもん一口だろ」

「もったいないわね」


 フランはリスのようにちょっとずつマカロンをかじる。はむはむしている。

 もったいないか、フランも出会ったころは栄養摂取としてしか考えていなかった食事も、しっかりと娯楽になっている。積極的に欲したりしないが、もらえるものはもらうって感じ。


「あ、おっさん、この辺で奴隷ってどこで売ってる?」

「……あんた、そんなもん求めてんのか」


 なんか、あからさまに嫌な顔をされた。そしてフランを同情の視線で見返したりと、なんともいえない。


「……精霊公式の、奴隷だ」

「あ……ああ! すまない、あんちゃんがそんなに金持っているとは思えなくてなぁ」


 おっさんが頬を掻いてごまかす。ごまかしきれてないけど。


「たしか、裏通り近くのほうだな、街の北側に向かっていくといい」

「ども」


 釈然としないが、とりあえず会釈しておく。そして、マカロンの袋から二つ目のマカロンを取り出して、口に持って意向としたとき。


「……」

「フラン?」


 じっと、フランの視線が俺の手に。

 見ると、マカロンはこれで最後だ。五個中三個食ったのか。

 たぶんほしいのだろう。ただ、三個も食っておいて、おいそれと四つ目をねだるわけにはいかない、みたいな理屈か。


 俺はちっさいマカロンを半分に割って、片方をフランに渡す。もう片方は一口で食べる。


「ほら、半分だ」

「……いいの?」

「俺たちは対等だろ、互いにほしいと思うなら分ける」


 その前に半分以上食われたけど。

 フランが、俺の手にあるマカロンを受け取ろうとするが。


 俺が、手を上げてそれを避ける。


「…………むっ」

「対等ならば、実力で奪うんだな」


 フランの顔が、ちょっとだけイラッとする。

 いや、いじわるしたけど。半分以上食ったんだから、フランは怒られるべきだろ。


 俺は、根に持つのだ。


 フランが手を伸ばせば、それを避ける。右へ、左へ、こういうのでも気配がわかってしまうので、掴まることはない。

 まあ、これ以上やると不機嫌きわまって離しかけてくれなくなるかもしれないから、もうこのへんで――


「はむ!」

「うぉおい!」


 突然、フランが意外な行動に出た。

 腰に力を米、パン食い競争のように口で攻めてきたのだ。俺の指ごと噛み付いて、見事マカロンがフランの口に入っていく。

 

「おどろいたぁ」

「わたしのかち」


 俺の指まで嘗め回されて、ちょっとベトベトしている。これ舐め取っちゃだめかな。



「……あっちだよ」


 路地で寝ていたおっさんに聞いたら、簡単に教えてくれた。金取られるかと思ったけど、案外親切だな。


「ねぇ」

「わかってる」

「なんだか、この辺怪しいわ」


 フランが警戒心から、俺の手を強く握った。

 あんまりキョロキョロするな、そういうのはカモだと思われる。

 人づてに聞いて言って、いつのまにか最下層についていた。上空は建物におおわれ、日の光がかすかにしか届かない、仄暗い路地だった。


 どうしてだろう。最初のうちは結構場所が明確で正確だった。ただ、目的地に近づくに連れて、段々と怪しい路地に連れ込まれているような気がする。

 気がするというか、そうなのだろう。


「フラン、大砲構えとけよ」

「うん」


 なんでこう、巻き込まれるのか。これがハニートラップだったら主人公なのに。


「へへっ、そこの人、奴隷をお探しで?」


 来た。気配もせずに近寄ったという事は、すぐに攻撃はしてこないと見ていいのか。それとも、なにか隠密系のカードがあるのか。

 振り向くと、ちょっと悪そうな感じのお兄さんが、こっちを値踏みするように見ていた。


「あのさぁ、探りいれてほしくないんだよなうち」

「探り?」

「あんたら、どうせラミィ一派だろ」


 ラミィ一派? なんだそれ。

 悪そうなあんちゃんがガンを飛ばす。異世界に来たとはいえ、いまだにあの視線はちょっとびびる。


「俺たちは買いに着たんだよ」

「嘘ついちゃいけないよぉ」

「いやほんとだって、今は持ってないけど、金ならある」

「そんな貧相なナリの! どこに! 金があるんだっよ!」


 攻撃の気配がした。すぐ威圧や暴力に走るのは異世界でも一緒なのか。昔、男の彼女の隣にいただけで殴られた中学時代を思い出す。


「貧相なナリとは失礼だな」

「ほらはやくきえぁばばばああああああああっ!」


 悪そうなあんちゃんの腹が、燃えた。否、フランが燃やしたのだ。

 人の話を聞かないのも昔からだ。ほんと、あの時はただ偶然隣にいただけなのに。彼女まではしゃぎだして、襲われかけたとか言い出すし。ホントやな思い出だ。

 でも、今回は一人じゃない。


「アオ、大丈夫?」

「ああ……殺してないよな?」

「うん、お腹を焼いて、水」


 フランの大砲から、放水される。腹に引火された悪そうなあんちゃんは、放水を浴びて消化とともに壁にたたきつけられた。


「こりゃ、非合法の方にきちまったな……土」


 騒ぎを聞きつけたのか、元々リンチにでもする気だったのか、敵意を持つ気配がぞろぞろと押し寄せてきた。土の盾を構える。

 別に争う気もないのに、どうして戦闘になったのだ。


 攻撃の気配が、俺たちに集中する。あと数秒で、奴等は俺たちに飛び掛る。


「フハハハハ……フハハハハハっ!」


 そんなときだ。その気配をかき消すように、高笑いが聞こえた。


「きやがったな!」

「どこだ! 隠れるんじゃねぇ!」


 男たちはそれが何なのか理解しているらしい。あたりを見渡しては、声の主を探そうとする。


「あそこだ!」


 男の一人が、建物の屋根を指差す。俺も合わせて、その場所に視線が集中した。

 ひとつの人影が、両腕を組み、悠然と屋根の上でこちらを見下ろしていた。


「か弱き子供たちを、人々の宝を無慈悲に奪う悪の匂いがする」


 街頭の光が、自然と人影に向かい、その全容を露にした。


「……なんだあれ」

「格好いい……」


 そいつの顔は、容姿がわからないほどに、口と眼、髪以外を白い包帯で巻かれていた。躍動的な目がこちらに強い光を灯している。動きやすそうな薄着を着こなし、両腕も包帯で巻かれている。下層のそよ風が、固定していない包帯の端っこを、顔と両腕の辺りでなびく。ロールパンナちゃんみたいだな。


 顔と両腕に包帯を巻いた人影は、天を指差して、俺たちも指差した。なんだあの動作。


「最下層の光は乏しくも、ひと時とて暗闇に堕ちることなし。白き包帯に輝きを乗せ、シルフィード・ラミィ、風の便りにてただいま参上!」

「風なんて吹いてねぇよ、やっちまえぇ!」


 なんだあれ。もう何度目かの疑問である。

 周りの男たちは、お構い無しに血の気が増える。あういうのとノリがいいのも悪そうな人の特徴だよな。


「とうっ!」


 ラミィと名乗った包帯野郎は、屋根の上から躊躇いも無しに飛び降りた。しかも綺麗に着地して、すぐさま戦闘に移る。

 そよ風が、俺たちの周りを吹きぬけた。


「風の魔法」


 フランが呟く。

 囲まれたラミィは、カードを持つことも呪文を放つことなく風を巻き起こす。予備動作がほとんどないのに、出てくる技は疾風の如く、敵を払いのけていく。

 見たままを簡単に言うと、綺麗な戦い方だ。演舞を見せられているような錯覚に陥る。たぶん、敵の中にもラミィに見惚れて、動きを鈍らせているやつらまでいる。


 格闘技も何もない、当ればいい的な俺の戦いとは大違いだ。

 ラミィが拳を放ち、それを敵が避ける。そのあいた空間で風が逆巻き、次の攻撃への予備動作に繋がる。当らなければそれだけ、動いた分風が蓄積されていく。


「う、うごきをとめろったぁ!」

「雨雲はぁ、風が吹き飛ばす! シルフィードフィアー!」


 しばらくすれば、ラミィの周りには手におえないほどの風の奔流が渦巻いている。

 男たちはそれに巻き取られ、一人残らず倒れていった。


 残ったのは、棒立ちの俺とフラン、包帯をなびかせるラミィだった。


「何を俺は、素直に見てたんだよ……」


 そこで俺はやっと正気に戻る。たぶん、俺も見惚れていたのだろう。


「……君、へいき?」


 ラミィがゆっくりとこちらを向き、呟く。

 なんにしても、俺たちを助けてくれたのは事実だ。邪険に扱うわけにもいかないか。


「ああ、助かっ――」

「もう少しで、終わるからね」


 瞬間、俺の目の前に攻撃の気配が漂った。咄嗟に持っていた盾を前にして、防御。

 なんだ、まだ敵がいたのか!


「あなたでラストよ」


 えっと……俺か!


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