ミカン食えっ!!
「なぁ、お前ら。ミカン食えよ」
「「はぁ?」」
友人古葉の家で、ゴロゴロしていた阿月と元江は、その言葉にに全く同じタイミングで返した。
ミカン。それは蜜柑と書く、その字のとおり甘い柑橘である。
ビタミンCなどといった栄養があり、風邪の予防にいいとされる。また、強力な発ガン抑制作用もあり、動脈硬化などを抑える素敵な果実だ。
しかし食べ過ぎると「柑皮症といって、皮膚が黄色になることがあるから要注意だぞ!
「ほら、ナレーションもそう言ってることだし。お前ら、ミカン食えよ」
な? と古葉は二人の手に蜜柑を握らせた。
「・・・・・・・・な? じゃねぇよ! そもそもナレーションが言ってることは全部、ウィキペディアからの出典だろうが!」
べしっ
阿月は手に握らされたミカンを床に叩きつける。
哀れ! ミカンは皮から飛沫を飛ばしてどこかに転がって行ってしまった。
「あっちゃんダメダメッ! 作者は、はウィキペディアを伏字にするかちょっと迷ってるみたいだから、そんなにウィキウィキ言ったら、ウィキペディア的にいけないよ!」
「いや、一番ウィキウィキ言ってるのお前だよ!?」
どこかずれた事を言う元江に、阿月は容赦なくツッこむ。
一方古葉はというと・・・・・
「お前ら仲良くしろよ」
「言っとくけどお前が原因だから! あとミカン!!」
阿月が床にたたきつけたミカンから、呑気にパッパッとにほこりを払っていた。
叩きつけられたミカンは、どうやら皮が少し傷ついただけで、特に食べれないわけでもなさそうだ。
ふーっ
古葉は仕上げとばかりに息を吹きかけると、口を開いた。
「なぁ、阿月。俺らは仲のいい友達だ。だから、喧嘩なんていう醜い争いはやめようぜ!」
そう、清々しい笑顔で再び―――――――――阿月の手にミカンを握らせた。
「だからさ、お前らミカン食え」
「食わねぇってんだろぉぉぉぉ!?」
阿月の叫びは、青い空に虚しく吸い込まれていった・・・・・。
はい、ザッと書いたんんで低クオリティです。
書いた本人も、何がしたかったのか全くわかりません。
ちなみに、キャラのポジション的なもの↓
古葉=意図的なボケ。本人は阿月を困らせたいだけ。
阿月=苦労人。ツッコミ役。
元江=おそらく天然。同じくボケ。