表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

全員で地上へ!2

リオンとのおしゃべりは楽しい!

地上の事や探索者の事!

はいしんのこめんと?って奴を見てるといっぱい文字が出ていて目が回った!

「クオン、リオンさんを連れてこっちに来てくれない?そのドローンも持って来ていいわよ。」


:なんだ?ドローンを持って来ていいって?


:何かを紹介するのか?


:そういえばここに来た時他にも名前があったな。


「うん!リオン!立てる?おぶる?」

「えっ?クオンちゃんが私をおぶるのは無理じゃ無いかな?」


:リオンちゃん、クオンちゃんはリオンちゃんを片手で担いでここまで連れて来たから簡単に持てるよ。


「ど、どこにそんな力が?」

「リオン!行こ!」

私はリオンを前から抱き上げた!

「幼女にお姫様抱っこされた!?」


:すげ〜絵面w


:絵になるなw


:もう笑うしか無いな


「もうクオンったら。」

「ユカリ、まだか?」

この声はバサラにぃに!

いつの間に帰って来たんだろ!?

「男の人の声!?」

「バサラにぃに!今行く!」

「クオンちゃん!?速いよ!」

私は走った。

そしてバサラにぃにの元に来た!

「おいおいそんなに慌てなくてもいいじゃ無いか?」

「おかえりバサラにぃに!」

「おう!ただいまクオン。」

「お、鬼!?」


:鬼だ!


:鬼人?


:オーガ?


「おう人間!俺は鬼人族のバサラって言うんだ!どうだ?俺の女にならないか!?」

「鬼に口説かれた!?」


:出会って速攻でナンパってなんだ!?


:リオンは渡さんぞ!『マネージャー』


:イケメンじゃん!私が立候補したい!


「バサラにぃに!ハルコねぇねに怒られるよ!」

「大丈夫だ!ハルコも後10人なら許すって言ってたからな!はっはっはっ!」

「ハルコもなんでこの人と結婚したのかな?」


:しかも結婚済み!?


:その上でナンパ!?


:私を2番目にしてください!


:コメ欄に告白してる猛者も居る!?


バサラにぃには鬼人族の男の人!

1番力が強くて頼もしいにぃに!

筋肉が凄くてさっぱりとした短い髪が特徴!

だけど女の人を見るとすぐにナンパする癖がある!

でもここにはユカリねぇねとマユねぇねとハルコねぇねとエミねぇねしか居ないからここまで元気いっぱいなのは初めて!

それとハルコねぇねと結婚してハルコねぇねのお腹に赤ちゃんが居る!

「く、クオンちゃん!鬼人族って人を食べるの!?」

「食べないよ!バサラにぃにはそんな事しない!」

「なるほどな!オーガと勘違いしているな?鬼人族は肉は食うが人を食べないんだ!覚えておけよ!なんならベットの上で優しく食べてやろうか?」

「け、結構です!」


:ここまでストレートに言われるとセクハラ通り越して爽やかに聞こえるな。イケメン限定だろうが。


:リオン!逃げろ!その男は獣だ!『マネージャー』


:マネージャーが荒ぶってる!?


:私を食べてください!


「コメ欄がカオスになってる!」

「ほぉこれがユカリの言ってたドローンって奴か?日本語が書いてあるな?なになに?私を食べてください?いいだろう!もし地上に行く事があったらそうしてやるよ!」


:はう!?


:なぜそのコメントを読んだし!?


「バサラよ、ワシにも見せんか。」

「また別の男の人の声が!?」

「ヤスケにぃに!お帰り!」

玄関からヤスケにぃにが帰ってきた!

「ドワーフ!?」

ヤスケにぃには修理が得意なドワーフ族!

背は私より少し大きい!

力はバサラにぃにの次に強い!

ユカリねぇねの旦那さん!

「ヤスケ、お帰りなさい。怪我は無い?」

「大丈夫じゃユカリ。腹に子がおるんじゃ。簡単にしなんよ。」


:ドワーフだって!?見せろ!いつまでもイケメンを映すんじゃ無い!


:エルフのユカリさんといい感じな会話だよね?エルフのとドワーフって仲が悪いイメージだけど違うのかな?


「クオンちゃん、ユカリさんとあのドワーフさんって結婚してるの?」

「うん。ラブラブだよ。お腹に赤ちゃんも居るよ。」

「子供まで!?」


:悲報、ユカリさんは人妻だった件。


:エロフが!俺のエロフが寝取られた!


:いやお前のじゃ無いだろ?後寝取られても無いしどちらかというとお前が寝取る側。


「それでバサラよ、それを見せるのじゃ。」

「あぁいいぜ。しかし寝取りとかエロフとか人間って面白いな!エロフについては同意だがな!」


:バサラさん!同意してくれてありがとうございます!


:この人からナンパの方法を教えてもらおう!


「バサラ・・・妻をそんな目で見るで無い。」

「俺というよりドローンから見ている人間達に言いなヤスケ。」

バサラにぃにがどろおんをヤスケにぃにに投げて渡した。

壊れたらリオンが怒る!

「全く物を大事に扱わんか。」

ヤスケにぃにがマジマジとどろおんを見る。


:ちょっ!?ドローンを動かすな!?気持ち悪い!


:ごめん!画面酔いした!


:リオンのドローンから手を離せ!オロロロロロロロ!『マネージャー』


:マネージャーが吐いた!?


「ふむ、この透明なガラスみたいな物で直線上の物を映しているのか?それでこの壊れた3枚の湾曲した板が回転して宙を浮くようになっておったのか。一度浮いている所を見たい物じゃ無い。分解してもよいか?」

「ダメです!」


:ダメです!


:ダメ以下略


:ドワーフの性って奴か?


「ヤスケにぃに、それリオンの大事な物。壊したらダメ。」

「そうか。なら仕方ない。」

ヤスケにぃにがどろおんをリオンに渡した。

「ただいま〜」

「ハルコねぇねだ!」

「私もいるよクオン。」

「私もです〜!」

「マユねぇねにエミねぇねも!お帰り!」


:全員女性の声だった!美人に期待!


:全員異種族だから次は天使かな?悪魔かな?


:そこはさっき言ってた妖精だろ?


「みんな!お帰り!」

「えぇ!?」


:おぉ!妖精と・・・悪魔?それに蜘蛛?


:悪魔っ子のお腹大きい!妊婦さんか!


:あれってアラクネか?あるいは女郎蜘蛛!


:リアルアラクネってちょっとキモいな。


:俺はありだな。


:妊婦ってちょっとエロいな。


:妖精の子めっちゃ可愛い!


魔族のハルコねぇね!

小さな角と小さなコウモリの翼!

そしてバサラにぃにの奥さん!

お腹が大きくて赤ちゃんが居る!

紅髪がカッコいい!

アラクネ族のマユねぇね!

4本の蜘蛛の足に人の体!

お尻から糸を出すよ!

でも見られるのが恥ずかしいみたい!

ユカリねぇねに負けないくらいお胸がある!

白髪が綺麗!

エミねぇねはダンジョンコアの妖精さん!

私達と同じ身長で背中に綺麗な羽が生えてる!

じぃじに脅されたけどエミねぇねはもう気にして無いみたい!

「クオンちゃん!クオンちゃん!あの人達は!?」

「魔族のハルコねぇねにアラクネ族のマユねぇね、ダンジョンコアの妖精さんのエミねぇねだよ!」


:魔族!?


:ボテ腹魔族!?


:やべっ、てっきりサキュバスかと思った。


:あの鬼イケメンの嫁がこんな可愛い魔族なんて・・・


:アラクネかー、まんま漫画やアニメ通りの感じやな。


:胸がユカリちゃん並み・・・だと!?


:妖精だ!でも手のひらサイズだと勘違いしてた。


:めっちゃ羽綺麗なんだけど。


:でもあれがダンジョンコアの妖精なんだろ?


「人間が居るなんて珍しいね〜?遂にここを攻略する猛者が出たの〜?」

「違うよ!多分6層の転移魔法陣に引っかかって96層まで飛んできた!私そこでリオン拾った!」


:って6層にそんな即死トラップあるのか!?


:今までみんなよく無事だったな。


:そういえば6層配信中に急に見覚えの無い場所に画面が変わったからそれが転移魔法陣だったのかも。


:もしかして行方不明の探索者の方々はそれで96層に飛ばされ殺されたかと、情報提供ありがとうございます。『ギルド職員』


「えっとギルド職員が貴重な情報ありがとうございますだって。そんなやばい罠が6層にあるんだ。」

「ちなみに95層には5層に戻れる転移魔法陣もあります。6層も95層も片道切符ってやつだとおじいちゃんが言ってました。」

私もそれに引っかかって慌てた!


:マジか!95層まで行ったのに5層に戻されたら心折れるわ!


:2つとも心折ってくるな。


:だけどそれをうまいこと利用すると簡単にレベルアップ出来るしまだ見ぬ資源も手に入って金も手に入るだろ?


:96層から95層に戻るまでどれくらいリスクあると思っているんだ?ダンジョンは10層ごとに広さが馬鹿みたいに広くなるんだぞ。


:渋谷ダンジョンの50層で次の階層に行く道をモンスターの妨害を含めて最短距離で行くまでに約3日、距離は東京から大阪までの距離です。『ギルド職員』


:ひえっ!?どれくらいの距離だ!?


:直線距離で大体400から500kmだな。


:じゃあ90層は・・・


:更に広くなるだろうし軽く月単位での攻略になるだろう。


「おじ様以外の人は初めて。」

マユねぇねがリオンをマジマジと見る。

「そうよね。おじさん以外の人間が来ないから絶滅したかと思ったわ。」

「そうですよ〜!やっとここを攻略するんですね〜!」

「エミねぇね!さっきも言ったけど転移魔法陣でこっちまで来て死にかけてた!」

「ひんじゃくひんじゃくぅ!」


:ふっる!


:いつのアニメだっけ?


:約60年前の大人気アニメ。


:俺世代だったわ(80歳)


:じじぃ居てw


:元は漫画じゃなかったっけ?


:今はネットアニメストアで全話配信されてる。


確かにリオンは弱い!

少なくとも90層からはデカアリの群れをすぐに倒せないと生きていけない!

「さてと、全員揃いました。改めて自己紹介しましょうか。クオン、リオンさんを椅子に下ろして下さい。」

「うん!」

私はリオンを椅子に下ろした。

そして私はユカリねぇねの隣に向かった。


:何が始まるんだ?


「リオンさん、ようこそ、小嵐家追放者達の家へ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ