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反省点や失敗談など

 はい。次に反省点や失敗談について書いていこうと思います。


 まず反省点。


 特に、文章力や語彙力による実力不足をはじめ、長期連載における妥協が発生してしまった期間、箇所、調査不足、知識が足りないことで重言に気づかなかったり、そもそもの言葉を間違えていたりなど…。ミスは多かったと思うのは、考えるまでもなく反省する部分でした。


 それでも長編を書き終えたことで、しみじみ感じたことですが、やはり短編に比べて気が抜けるときが絶対に来るんですよ。

 それに気づいて気合を入れなおせるか、公開を先延ばしにしてでも妥協しないことを貫けるかっていうことに関して、やはり盲目気味になっている期間はあったということです。


「まぁ、いいだろ」とか「今回は、このくらいで」とか「あとで直せば」みたいなやつですね。


 はっきり言って読まれている作品に比べたらPVも少ないですし、実際に僕の作文能力は並み以下なので、そんな著者のアドバイスなど聞く価値もないと感じる人も多いでしょう。

 しかし作文能力は並み以下でも、ひとまず長編を書き終えたことに対して、自分が感じたことを体験談として書くので、これまで長編を書き終えていない人や、これから長編を書こうと思っている人の参考になればと思っています。


 特に僕同様に文章力が低い人にとっては、ある程度の参考になるのではないかと考えています。


 まず……上記でも解説したように、絶対にどこかで気が抜けるときが訪れます。それを頭に入れておくことです。妥協しない。やる気がなくなったり、なぁなぁで済ませようとしたり、中途半端で公開してしまおうと感じた時には、一度俯瞰して考えた方がのちのち絶対に後悔しないと思います。

 あとで修正すればいいやっていうのは、絶対だめです。公開するときには、少なくともその段階である程度納得がいく状態にするべきだと思いますね。それでもあとで見直すと粗が目立ち、何度も直す羽目になるのだから。そのときの自分が満足いく状態までやってから公開すべきだというのがひとつ目のアドバイスですね。


 僕なんて作文能力は人類の最下級戦士みたいなレベルの人間なので、それこそボケーっとしながら書いていると、とんでもなくひどい文章が出来上がります。

 でも何度も推敲して、それこそ10回、20回と同じ文章を読み直すことで、ようやく人並みの文章になるんですよ。大変ですが、それでも人並みの文章が仕上げられたことに対して、満足感は感じます。自分にもまともな文章が書けるんだって。


 なので短偏については、まだ集中力が続くのです。

 長編っていうのは、やはり1話1話の密度といいますか、長いストーリーのほんの一部だけを1話として書くので、先が見えないんですよ。プロットがあろうが、なかろうが、終盤が近づくまでは終わりが見えないんです。

 そうなってくると、途中、絶対に気が抜けるんですよ。今回の話は直すのも面倒だし、重要な回でもないし、盛り上がる回でもないから、適当に書いちゃえばいいって。僕はそれをやりまくって失敗しています。


 あと、これは長編というよりも、短編でもそうなのですが、どちらかというとまだ駆け出しの素人とか、僕みたいな作文弱者みたいな人の話なのですが、「もう完璧!」ってところまで仕上げても、数日後に読むと全然おかしいところが発生するのです。

 文章力が優れている鬼才みたいな人は、もしかしたら一発とか、多少見直せば完璧な文章を書きあげられるのか知りませんが、僕みたいな凡人以下では完璧だと感じたものが全然完ぺきではないんですよ。これは長編を書き終えての理解ではなく、これまで3年続けてきた結果の理解ですね。

 短編でも、昔書いて、何度も直してきて、もう完璧に仕上げたと感じていたものが、明らかにダメダメなんですよ。時間を空けないと気づけない。時間を空けても気づかない。それが僕みたいな作文弱者のもっとも悲惨な弱点とでも言うんですかね……。

 可能な限り早くマシな状態にする一番の方法は、口に出しながら何度も復唱することです。そうすることで、壊滅的な文章力の人でも、比較的早い段階で、それっぽい文章まで修正できると思います。


 ちょっと文章力や語彙力についての話が長くなってしまいましたが、続けて反省点を述べていきます。


 僕はこのクロスレイドが処女作ではありますので、特に前半部分のほうが今よりもさらに未熟感はあったかと思います。

 まずセリフの違和感。最初のころは誰が誰に対して喋ってるのかわかるようにっていう気持ちが頭にあったのでしょう。めっちゃセリフに相手のキャラの名前が登場するんですね。「そんな1セリフごとに人の名前を口にするやついねーよ……」っていう話ですね。これについては、そこそこ早い段階で気づいて、直せるところは直しました。


 つぎにセリフの前後に、「〇〇が言った」的な地の文を無駄なほど入れている点。ここに関しては結構賛否ありそうな気がするんですけど、そもそもの僕の場合は無駄な地の文が相当に多かったので、その派生でもありますかね。

 ですが実際に誰が話しているかわかるように、そういった地の文は入ることも普通だと思いますので、やはり前後の関係や文章の流れによるといったところなのでしょうが、こればかりは所詮まだ底辺である僕があれこれ語る部分じゃないので、深くは書かないようにします。しかし初期のころはもちろん、今でもこの現象に悩まされることが多いんですよね……。


 さらに続きまして、先ほど少し触れた「無駄な文章が多い」という点についてですね。自分で読み返していると、本当に多いんですよ。無駄な文章……。


 たとえば『〇〇はテーブルの上のプリンを指さして言った』と書いた後に「テーブルの上にプリンがあるぞ」って喋らせてみたりとか、そういうのですね。

 バカなの……って。二回も説明しなくていいでしょ……って、そういうやつです。これ気を抜くとよくやっちゃってるんですよね。まさに素人。


 ですが、文章力雑魚の僕の立場から言わせてもらうと、ここが文章力が上手くなるためのひとつの重要なポイントだと感じています。無駄な文章をなくすってやつですね。

 これができると、かなり読みやすい文章になるはずなんですよ。僕はまだ自分が全然できてないですが、なんか魅力的な文章にならないな……って思っている人は気を付けてみたらいいかもしれません。


 続いて、このクロスレイド特有の失敗談ですが、難しい話を詰め込みすぎたり、ややこしい話をややこしく書いて、読む人が混乱しちゃうような状況を作ってしまったり……というのが非常に多くて、これがもっとも反省する部分ですかね。

 実際に何があったって……まず能力の複雑化。ややこしい能力を設定してしまって、説明も含めて、すべてがややこしくなってしまった……という点。

 あとは、その能力の原因にも起因するのですが、後半は特に『量子論』の話をぶち込みたかったんですよ。本当はもっと物語とか舞台、世界観の設定になじませて、やんわりメッセージとして導入すべきなのに、ガッツリやっちゃってるんです。

 たとえば次元構造の話だったりだとか、超ひも理論、超弦理論、こういうところから宇宙を考えた時に、たとえば宇宙の構造とかですね。人間、魂の正体とか。そういうのを混ぜ込みたかった想いが強すぎて、思いっきり普通に書いちゃってますからね。これは完全に失敗でした。


 パラレルワールドというか、別の世界線とか、そういう概念を混ぜ込みながら量子論の概念を取り入れた能力を使ってむちゃくちゃやってましたので、読んでるほうは「何が起こっとんねん!?」みたいな感じになっちゃってたのかと……。

 ちょっとやらかしすぎて、どこまで修正できるかわかりませんが、のちに時間ができた際にでもゆっくり修正したいと思います。(なんなら出版社に拾ってもらって、急いでガッツリ修正したいですけども)




 次に失敗談も紹介しておきます。

 僕、プロットはかなり入念に組み立ててから書き始めたつもりだったんですよ。

 なんだったら、モンスターの名前はもちろん、どの駒がどのモンスターで、どの位置に配置しているかっていうようなところもある程度設定して、もちろんキャラ名は全部決めてから書き始めていますし、舞台の世界観、空想上のアイテムの名称、設定など、かなり細かく設定していました。さらに言うと召喚詠唱的なものも、後半の超進化とかに関係するものではないモンスターの詠唱は、かなり考えたうえで書き始めています。(進化詠唱については、ある段階からは「詠唱が登場するまでに考える」みたいなノリで、追われながらやっていましたが……)

 ストーリーも多少の変更はありましたし、合間で余計なエピソードを加えたりとかはしましたが、軸としては最初に決めていた流れで無事にゴールしました。


 そこまでやっていて、結果的に設定がかなり崩れた部分があったんですよ。

 たとえばアイテム名とか、あるいは設定に関してもですね。意外と書いている最中、当初プロット段階では完璧と思っていた設定に矛盾が生じることがあってですね……。

 僕の見直しとか、設定のチェックが甘いだけってことも言えるかもしれませんが、自分ではそこそこ設定してから書き始めたつもりでいたので、この点に関しては思っている以上にしっかりとした世界観を作ったうえで書き始めないと、あとで面倒なことになるってことですね。


 ちなみに設定とか名称については、プロット段階では思いつかなかったことや、あとからもっといいアイデアを途中で思い浮かんだ際に変更することはありました。こればかりは設定中に思い浮かばねば、いつまでたっても書き始められませんので、ある意味で仕方ないことなのかもしれませんが……。


 ちょっと長くなってしまったので、もっと失敗談や反省はあるのですが、最後にサイトの利用についての失敗談というか、反省的なものを書いて終わります。

 最初に利用したのは「小説家になろう」でした。しかし「たくさんの場所で公開した方が読んでもらえるかも」とか「いろいろなコンテストに応募を」みたいなことで、あちこちのサイトに登録しました。

 今は4つを使い分けていまして、クロスレイドは3つのサイトで公開しています。


 で……。はっきり言って複数サイトでの管理は思った以上に面倒だということです。

 というのは、直すべきところが発生したとき、すべてのサイトを直さないといけないという点。これ「面倒だから、今日はこのサイトだけでいいや」ってやってると、どの部分がどこのサイトで直してあって、どの部分が直してないのかっていうのが、わからなくなってしまいます。

 またサイトによって記号が統一されていないため、コピペしていると、うっかり他サイトの未対応の記号がそのままになっちゃってたりとかよくあったので、自信があるならひとつ、あるいはふたつ程度のサイトが本当はいいのだと思います。

 ただ僕もそうであったように、複数のコンテストに応募したいなどはあると思うので、複数サイトを利用して同じ作品を投稿する場合は、それなりに管理に気を付ける必要がある……ということですね。



 思ったより長くなってしまったので、反省および失敗談はこのあたりで終わって、次は著者の価値観で選ぶランキングとかやってみようと思います。


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