図書館
「ところで、図書館ってどこだ? ってのの前に十年分の新聞見ないといけないよな」
(新聞って?)
「簡単に言うと、変な事が起こったら載る情報サイトだ」
(ふーん、でもさ、多分、ボクの分身なら【ファン】に帰ってると思うよ?探すのはファンででしょ?)
「ん? どういう事だ? ファンってなんだ?」
(住んでたとこだよ!)
どうやらあの惑星らしい。しかし、どうやって帰ったのか? それを考えるとまだ地球にいるんじゃないかと思うプレビューだった。
「ちょっと、久しぶりに酒呑みたい!」
「そこの若いの酒と言ったか? 酒は今や造れないもし、手に入れたら自分の身が第一じゃぞ?」
と、話しかけてきたのは老婆だった。
「あ、うん!」(変なばぁさん)
(さけってなぁに?)
一応約束通り図書館にやってきた。
「なんてこった・・・」絶句するプレビュー。そこには紙の本しかなかった。新聞も絵本も全部紙。よって、新聞で十年間のできごとを検索するには骨が折れそうだ。
「何かお困りですか?」
話しかけてきたのはここの司書さん。眼鏡で、大きなバストをなさっていやがる。
「自分十年間寝たきりだったんだがその間に何があったか知りたいんだ。(おっぱいでけぇ)」
(おっぱい?)