休題——設定集 2
設定集の続き。
本作品は元々ゲームプロットに肉付けしたものですから、こういう設定を作ってから作品を作りました。
思いのほか長く続いていて、自分でもびっくりです。
というかよく設定考えたなぁと、我ながら思います(笑
一つ前の設定のところに文字化けしている名前があります。そちらを解読すると、より広がる本作品の世界。
ティーブレイクに解読でもいかがですか?(●´ϖ`●)
■鍛冶屋組合
裏世界の端のほうに陣取っている鍛冶屋集団。近くに大きな巨木の根っこがあり、その根っこに居住する集団もいる。
根っこの上に隠された通路があり、遺跡のような場所に表世界へと上がることができるエレベータがある。この遺跡のような場所は裏世界の天井の整備用の通路であり、鍛冶屋組合で定期的に天井の灯火の交換等を行う組織がいる。
裏世界の殺し屋や許可証協会に武器類を売り混沌とさせているため死の商人とも言われている。
はした武器は表世界でも出回っており高値で販売されている。組合内に派閥があり、それぞれにお得意様がいる。
お得意様を獲得し、各組織や団体に売ることで生計を立てている者が多い。
主な所属者:
『焔帝を受け継ぐコスプレ鍛冶師』
『弁天華』
万代チヨ
■情報組合
裏世界・表世界両方の情報を手広く扱い、許可証協会や鍛冶屋組合、殺し屋組合全体に対して公平に情報提供する組織。
許可証協会と同一の拠点で活動しているため許可証協会と癒着していたりもするが、どの派閥にも協力体制をとっていることで、時には命を狙われることもあり、各組合と契約、傘下に入っていることが多い。契約・傘下に入るのは個人の情報屋・情報組織と様々。
・情報を得るためには自分の体を売ることさえも厭わない強硬派。
・情報を得るためにあらゆる行為で人を害して虚実を正とする過激派。
・対価と交渉により情報を得る穏健派。
いくつかの派閥に分かれているが、どの派閥も嘘情報をつかまされることも多く、精査する能力が問われ、信頼のおける情報屋には多額の情報料が支払われている。
管理責任者は『疾の主』形無 疾。
死亡により、情報屋『愛の狩人』組織長『白土』が組合長として就任中。
主な所属者:穏健派・情報屋『ミドル・ラビット』
香月美保
白紋綸子
白羽二重
正絹梅
雛菊牡丹
穏健派・情報屋『愛の狩人』
白土
■殺し屋組合
裏世界で殺しを生業とする集団。
様々な派閥と組織があり、各強さもまちまち。
許可証協会の包囲網を潜り抜けて表世界へと出て傭兵稼業をしたり、粗悪な薬品を売ったりして小遣い稼ぎをしたりするものもいる。
自由であれ、をモットーとし、許可証所持者が「1」に対し、殺し屋は「9」という割合からもわかる通り、圧倒的多数の勢力。
主な組織:
伝説上の殺し屋の集まり『音無』
許可証所持者を幹部にもつ最大派閥『騒華』
『騒華』の下部組織『華月』
殺し屋、不変絆所属の殺し屋組織『血祭り』
型式を覚えたての冬に一掃された、
数だけ多い殺し屋組織『神竜』⇒壊滅
等々
■脅威度/脅威ランク
殺し屋、許可証所持者をランク付けする強さの度合い。
型式を覚えれば大体Cランク。Bランクへと上がるには、それなりに名が売れる必要がある。
なお、主要人物をランク付けすると、
永遠名冬:Bランク
千古樹 :Sランク
遥瑠璃 :SSランク
立花松 :Cランク(炎の魔人状態時はSランク)
桐花雫 :Bランク(本業、医者だし)
水原姫 :SSSランク(姫様ですから)
不変絆 :Aランク(初出時はBランク)
青柳弓 :SSランク
永遠名雪:SSランク
常立春 :SSランク
という位置づけ。
不変絆をベースに考えると強さが分かりやすいかも。
■成功体/準成功体
裏世界の世界樹内部にある『月読機関』で生み出された疑似人工生命体。
『四体』の成功体と成功体を量産化しようとした準成功体『四体』が存在。
◇成功体
一の成功体:異端能力発現研究『S』 御月神夜
二の成功体:『苗床』 水無月スズ
三の成功体:『巫女の末裔』 『雑種』千古樹
※スズは、元々人であったため、疑似人工生命体と呼称される。
※御月神夜は人工生命体ではなく、自然分娩で生まれている。
◇準成功体
『B』室
遺伝子配合組換強化研究実験準成功体
身体複合型被験体甲種
遺伝子配合組換強化研究実験準成功体
身体複合型被験体乙種 通称『雪』
遺伝子配合組換強化研究実験準成功体
身体複合型被験体丙種 通称『冬』
◇失敗作
『A』室
強化研究兼食用実験体
実験失敗により、本『A』室は研究終了。
実験体も破棄。
『B』室
遺伝子配合組換強化研究実験準成功体
身体複合型被験体丁種
※主な登場人物
『A』室
A級許可証所持者
コードネーム『紅蓮』:青柳 弓
S級許可証所持者
コードネーム『シリーズ・ガンマ』:遥 瑠璃
C級許可証所持者
『月読の失敗作』二十五名
イッチ、ニー 等
『B』室・乙種(廃棄)
B級許可証所持者
コードネーム『水原』:水原姫
■弐つ名
裏世界で畏怖の象徴、偉業を成したことでつけられる称号。
つけられた名称により何をしたか何を得意としているか等がもろ分かりではあるものの、それがわかったとて、太刀打ちできないという称号でもあるため、つけられることは栄誉なことでもある。
※内容的に不名誉なときもある。
◇弐つ名抜粋
『鎖と踊る』
『包丁使い』
『機関銃の微笑み』
『終わりを告げる姫』
『死神の鎖』
『不死の女神』
※全部水原姫じゃねぇかっ
『別天神』も弐つ名。
『天之御中主』
裏世界を創りだした造化の化身。
圧倒的力を持って混沌を退けた至高の存在とされている。
永遠名冬の父親『永遠名天津』が本弐つ名を持つ存在として作中で語られ、九章において、とある田舎町で封じられていた正真正銘の神であったことが縛が語る。
なお、五章【End Route00:『春』】において、常立春が裏世界創生からずっと同一人物と公言している。
『高御産巣日』
裏世界を創りだした造化の化身。
天之御中主に従い、生産を引き受け、混沌を退けるためのあらゆる兵器を生み出し、今に通ずる新たなる混沌を創りだした創造の存在とされている。
なお、創生時の人物はすでに死去。
名を継いだのが、殺し屋組織『音無』構成員、刃月音無。
※九章時点で死亡しているため、断絶。
『神産巣日』
裏世界を創りだした造化の化身。
天之御中主に従い、混沌去りし後の生産を引き受け、今の裏世界の土台を創りだした創造の存在とされている。
なお、創生時の人物はすでに死去。
名を継いだのが、殺し屋組織『音無』構成員、刃月美菜。
※九章以降生き残り、約三十年後、永遠名冬の息子、永遠名カヤのそばで暗躍している。
三柱が創った裏世界を、更に繁栄させていくために彼等にとって都合よく動く一族が創られ、二種の柱が造られる。
『宇摩志阿斯訶備比古遅』
彼等が残した世界を更に活性化させる者として。
創造と生産を引き受け、今の<鍛冶屋組合>を組織化し、裏世界最高機密組織<高天原>を創った次世代の創造者達。
なお、創生時に創り出された一族は、とある大戦により滅びてすでに存在していない。
『天之常立』
彼等を語り継ぐ者として。
この世界を導く者として。
情報を操作し、よりよい世界へ導く<情報組合>と、いまだ混沌の残る裏世界を監視・探訪し、表世界へ害を為そうとする殺し屋組織を牽制、抑圧、撲滅する為組織化された<許可証協会>を創った創造者達。
なお、創生時に創り出されてた一族は、現在は常立春が継承している。その技術をもって『枢機卿』を創り出した。
『弁天華』
コスプレ鍛冶師・万代チヨのこと。
弁天のように美しさを奏で、咲き誇る華のようだと『焔の主』が世間に広めた。
『焔の主』最上級の愛情表現から。
『焔帝』
<鍛冶屋組合>の礎を築いた、万代チヨの父親、万代キラのこと。
元『焔の主』であり、型式を射出することのできる暗器『型式砲天』の作成者。
故人。
なお、『焔の主』と戦い敗死した際、<鍛冶屋組合>を創設する際に溜まった借金があり、返済不可能となったため、チヨは奴隷へと身を落としていたりする。
後一回、続けます。
もう少しだけ、設定集にお付き合いください。




