穴だらけの女王
心に穴がポツリと開いてしまい、何もかもやる気が起きない女王がいた。
そこへ、女王に支えてた兵士たちが対策を練るため、緊急会議をした。
会議をすると、一人の兵士がある書物をみんなの前に差し出した。
「叔父から頂いたものなんだが、何か役立つことが書かれてるかもしれない」
みんな一斉に書物を見たが、余りにも達筆すぎて解読できる物がいなかった。
数時間、対策を練ったが何も浮かばなかった。
兵士たちは諦める中、王子がバスに乗って帰宅してきた。
「王子は、王女へ走っていくと、何処かへ連れ去っていった」
数年後、空っぽになった王室に戻ってきた王子は、棺桶を必死に引っ張って持ってきた。
兵士たちが、唖然として見てると王子は兵士に向かって声をかけた。
「おい!手伝え!」
兵士たちは王子の手助けをした。
棺桶をベットの上におくと王子は、棺桶を開けた。
そこには、王女が眠っていた。
ただ、その王女は昔の王女でなく兵士たちは落胆とした。
落胆とした兵士たちの前で王子は胸を張って自慢した。
「穴という穴を埋めてきたぜ!」
といって王子は、首をつって死んだ。